- Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063759068
作品紹介・あらすじ
不思議コメディ!
霊感体質の持ち主、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)はある日、吸い寄せられるように一軒の家に…。そこは、市原侑子(イチハラユウコ)という名の妖しい女性が主人をつとめる店で、どんな願いも、見合った対価をはらえばかなえるという。そこで働かざるを得なくなった君尋は、今日もコキ使われて…!?
四月一日の右眼を奪い去った女郎蜘蛛が、突然店にやってきた。戸惑う四月一日だったが、女郎蜘蛛が「紅い真珠」を探して欲しいというので依頼を受けることにした。早速仕事に取り掛かった四月一日は、すぐに在り処を突き止める。しかし真珠は見つからず、四月一日は思案する。すべての謎は怪我をした一人の女性が握っていたのだった・・・・。店主として成長する四月一日の活躍と不安を描いた女郎蜘蛛シリーズ、完全収録。
感想・レビュー・書評
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2010/06/25
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第17巻
侑子がいなくなり、新店主として引き継いだ四月一日(ワタヌキ)。
数年が経ち、店主としての力が強くなっていた。
三味線を弾いていると、兎の様相の羅宇屋が現れ、
煙管のメンテをする。
煙管の調子が芳しくないので直してもらうと、
対価を渡すのだが、これでは足りないと思い、
たずねると、「いらっしゃい」と言ってやってほしいといわれ、
言うと、女郎蜘蛛が現れた。
四月一日は、もともとの力があって、徐々に覚醒している
ということなのか、夢の中で教わり高めていっているのか、
そこのところが少し謎ではあるかな。 -
「ツバサ」とリンクしているときは
読むのがつらかったけど、
“ミセ”中心の話に戻ったので、嬉しい。
おでん屋、羅宇屋、女郎蜘蛛など、個性的で楽しい。 -
昔の優しい四月一日くんからキャラが変わりすぎて、新章2冊目でも馴染めない私がいる。
友人達が時間を重ねる中、ただ1人変わらずに居る気持ちってどういうのだろうと考えてしまう。話の本筋とはまったく関係ないけどね。 -
今回も、侑子さんの店を継ぐことになった四月一日の活躍が描かれます。
かつて四月一日の片目を食った女郎蜘蛛が、今度は客として彼のもとを訪れ、赤い真珠を求めます。四月一日は、彼女から対価を受け取り、人魚の肉を食べた人間の流す赤い真珠を手に入れることになります。
一気にクライマックスに向かってストーリーが動くのかと思いきや、今回も侑子さんの後継者としての風格がそなわってきた四月一日の姿が描かれます。格好いいことは確かなのですが、正直ひたすらツッコミに回っているときの彼が懐かしく感じてしまいます。 -
これはあれだろうか? もう一方の奴を読まないと、話が通じないぜ、みたいな傾向があるんだろうか?
そして、物語はどこに向かっていくのか。
ついでに、どこにそんな感情のゆれがあったのか、微塵も判らなかったごめん人間って苦手だ。
突如として起こる感情の揺らぎに、ちょっとびっくりした一品。
そんなに簡単に人間が変われるのなら、良いのにね。
20150325 -
百目鬼くんが、射る姿はやっぱり素敵(。-_-。)
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兎の羅宇屋が良い味出してる。
女郎蜘蛛が再登場するのは意外。
相変わらず、イイ性格してる。
女郎蜘蛛に敵愾心剥き出しの無月が可愛い。
嘗ては人間だった存在(モノ)。
四月一日もいずれそうなってしまうのかな。
四月一日がひまわりや小羽ちゃん、そして百目鬼を大切に思っているように、皆も四月一日を大切に思ってる。
わかっていても四月一日は侑子を待ち続けるんだよな。
百目鬼がしなくちゃいけない選択って何だろう。
少しだけど、狐のおでん屋の子が出てきて嬉しい。