×××HOLiC(19) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
3.86
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本棚登録 : 1936
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063760392

作品紹介・あらすじ

不思議コメディ!
霊感体質の持ち主、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)はある日、吸い寄せられるように一軒の家に…。そこは、市原侑子(イチハラユウコ)という名の妖しい女性が主人をつとめる店で、どんな願いも、見合った対価をはらえばかなえるという。そこで働かざるを得なくなった君尋は、今日もコキ使われて…!?


「店」を営み続ける四月一日を取り残したまま、百目鬼やひまわり、小羽のうえに時間は過ぎる。ある日、四月一日の夢のなかに蝶が現れ、何かを言いたそうに飛びまわる。四月一日は蝶に問いかけるが、何もわからないまま夢は覚める。蝶は四月一日が待ち続ける「あの女」の花押だ。気になった四月一日は術を使い蝶を捕らえるが‥!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ最終巻。

    侑子のいない店を守ってきた四月一日が、最後にようやく彼女の残した夢に触れて、それでもなお彼はこれまで通り店をつづけていくことを決意するところで、物語は締めくくりとなっています。

    本巻でこのシリーズはひとまず締めくくりとなりますが、劇的な物語の動きはありません。侑子が百目鬼に託した卵の秘密も、百目鬼のセリフのなかで示唆されてはいますが、はっきりとした答えが与えられているわけではないように思います。そのことが逆に、悠久の時のなかでそれぞれの営みをつづけているキャラクターたちの姿がくっきりと描き出されており、本作のもつ独特の雰囲気をこれまで以上に高い調べで読者に届けているように感じられました。

  • 最終巻の、第19巻。
    エピソードとしては、重陽の節句、蛇の目、百目鬼のつてからの依頼、不思議な夢と過ぎ去った時の流れ。
    百目鬼の預かった卵の役割も最終回で明らかになる。

    ひまわり、百目鬼、小羽達の時の流れと、移り変わらない四月一日の時の流れが共に描かれる。
    直接的にでなく、互いに色々な葛藤があったのだろうと感じ取らせている手法が素敵。
    半ば狂気に近いような思いで侑子の事を忘れずに待ち続ける四月一日が切ない。
    百目鬼と遙がそっくりの姿だったのはこの伏線だったのか……。

    きっぱりと「終わり」然としてはいないが、趣のある、XXXHOLiCらしい終わり方。

  • 少なからず人生観に影響を受けた。

  •  ながくながく、とおい、ゆめ。
     夢十夜。
     いきているものとしんでいるものは、ちがう。
     死は、覆すことができない。
     時を止めても、なにをしても。そのひと自身が『死んだ』という事実はかわらない。
     時は、ながれつづける。

  • 『xxxHOLiC』は全19巻なんですね。
    続きが出てもおかしくない終わり方だったので、最初はちょっと呆然としていたのですが、思えば商業デビュー作の『聖伝』でも夜叉王以外の仲間は死んだし、『東京BABYLON』でも悲しい終わり方をしたし、今は連載ストップしてる『X』が再開してもやっぱり劇場版やアニメ版のような終わり方をするだろうし、『xxxHOLiC』の作風や世界観からすると、CLAMP先生がこういう終わらせ方をしても不思議ではなかったわけですよね。

    最終回では四月一日と、あと百目鬼の子孫しか出ておらず、それ以外の主要キャラはもういなくなっていて凄く切ないですが、百目鬼静の想いを受け継いだ子孫がそばにいるということは、きっと何年たとうと子孫がずっとそばにいるのだろうから、少なくとも四月一日は独りで待ち続けることはないわけで、それが一番の救いでした。
    主要キャラが皆いなくなって、でも主人公は決して孤独ではない。
    こういうところは『聖伝』の終わり方に近いですね。

    CLAMP先生が出してきたこれまでの作品からすると、死んだ者は絶対に生き返らないので、侑子さんが生き返ることも絶対に無いわけですよね。
    四月一日がいつか侑子さんに会えるとしたら、百目鬼静の祖父・遙と同じように、夢の中でしょうか。
    どういう形にせよ、いつか四月一日が侑子さんと会えることを祈っています。

    あと、いつか別の作品で、また四月一日や侑子さん達の姿を見られたらいいなー。
    もちろん一番見たいのは「xxxHOLiC世界の四月一日たち」だけど、「異世界の同一人物」でもいいから、また四月一日たちを見たいなぁ。
    『ツバサ』で阿修羅を見られた時はすっごい感動したもん。

    そういや単行本を読み返してから気づいたんですが(超遅)、ひまわりちゃん事件の後に「右の小指は二度と動かない」といっていた侑子の言葉通り、四月一日の右の小指は、ひまわりちゃん事件から最終回までずっと曲がりっぱなしなんですね。
    読んでるこっちはすっかり忘れてたのに、ちゃんと徹底して描いてたんですねCLAMP先生。

  • どんどん変化していた四月一日がここに来てまた別人のような性格になった。あまりに落ち着きすぎて当初の面影はもう無い。店とともに侑子さんのキャラクター性の一部も引き継いだかのように…

    さて、『籠』に入ってからは一話完結のいつまででも続けられるスタイルに戻っていたので、この巻でどう完結するのかと思っていたがまさか…こんなあっけない終わり方とは。
    いつまでも続けられる=いつでも終わらせられる…か。
    その辺のなんとも釈然としない部分で評価を低くした。

    確かに HOLiC らしい雰囲気の幽玄で余韻のある終わり方ではあったが、百目鬼(最終話の静の曾孫の言動に静に慣れ親しんでいる読者には微妙に違和感を感じる程度の差異をもたせているのは見事)や小羽ちゃんのその後以外にも心残りや気になることが多く残されたまま。
    そう、『籠』というシリーズの本質を描いた衝撃の最終話はテーマだけじゃなく、描写的にもどこか寂しい感じがしていたのだけれども、その原因はこの話にマルモロやモコナの存在を感じられないから…そしてそれはきっと意図的なものだろう。


    幣串かわいい…

  • ”完結”という言葉が信じられないくらい、酷い終わり方。

    作者さん・・CLAMPの場合は大川さんか、
    頭の中で解釈があってこそ、ああいった終わり方なんだろうと思う。

    『ここで終わろう!』
    そんな線引きが例えばあったとしても、やむを得ない事情により引き延ばされた部分とかもあったかもしれない。
    しかしこの終わり方はちょっと・・・酷い。

    何気ない日常のシーンで物語を終える、私はそれも良いと思う。
    が、この話には多くの謎が残っているから、
    『いや、名前変えて新しくHOLICの続き書きます』とか
    『いやいや、HOLICはもう終わりました』とも言え、
    別な漫画で、”次元の魔法使い”みたいな形で四月一日を出せるため、守りに走った。
    どれも酷い意見だが、この終わり方では、私にはそう見える。


    CLAMPは休載している作品が非常に多い、終わった作品の方が珍しい気さえする。
    現に私は『X』と『合法ドラッグ』の続きがめちゃくちゃ気になる!
    しかし『ツバサ』と『HOLIC』の終わり方だけを見ると、
    『CLAMPさん・・・もしかして話を最後に纏めるの下手?!』
    とか好きだけど思ってしまう。
    『犬夜叉』だって非常に長い話&巻数で、中弛みを何回もしたけど、それでも最後はちゃんと見れる、
    『よし!次の作品も頑張ってください高橋先生!!』
    と思える終わり方をしていた。

    もっと『カードキャプターさくら』や『魔法剣士レイアース』の様に読んでいる人に優しい最終回の研鑽をお願いしたい。

  • 【あらすじ】
    「店」を営み続ける四月一日(ワタヌキ)を取り残したまま、百目鬼(ドウメキ)やひまわり、小羽(コハネ)のうえに時間は過ぎる。ある日、四月一日の夢のなかに蝶が現れ、何かを言いたそうに飛びまわる。四月一日は蝶に問いかけるが、何もわからないまま夢は覚める。蝶は四月一日が待ち続ける「あの女」の花押だ。気になった四月一日は術を使い蝶を捕らえるが……!?オカルティック不思議コメディ第十九弾!!

    【感想】

  • おもしろかった~!
    ツバサとリンクしてる部分は両作品読まないとわからないわけですが、両作品読んだ上でこちらの方が断然絵もシンプルで話もわかりやすく読みやすかった。
    ただ…続くなら続く…で19巻という半端な数字で終わらなくてもよかったんじゃないかな~?
    続編、戻の方も楽しみにしてます。

  • 座敷童子ちゃんかわいい。

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