地球恋愛(1) (KCデラックス)

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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063761030

感想・レビュー・書評

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  • 世界各国が舞台というだけでなんか俗っぽくない空気がある短編集
    一話一話なんとなくほっこりしている。最終話のホテルコンシェルジュさんの話とか。

  • 年を経るからって恋愛がうまくいくわけじゃない訳で、
    不器用な主人公ばっか。

    でも、その不器用さを愛で包むから、
    年を経るのも悪くないって思いました。

    うちの父母も物語化したいなー

  • 世界各国の中高年の人たちの恋愛模様。
    連作短編なんですが、必ず前の回の登場人物が何らかの形で今回の話にも繋がっていて、まさにSix Degree of Separation。(初回の主人公とその娘が、次の回の舞台の島にバケーションに来てたりとか、前の回の写真家が今回出てくる脇役のおばさんの息子だったりとか)
    人の目を過剰に意識するイタリア人の親父に笑うも、「これくらいしないと私も女子力落ちる一方だよ、見習わねば!」と思ったり。
    世界各地を転々としている(イタリア、ポルトガル、シカゴ)ヤマザキマリさんらしい一冊。

  • ヤマザキマリならではの世界観と風景描写があるので、静かな空間で絵から想像しながら読むのがベスト

    電車で継ぎはぎに読んでいたけれど
    改めてゆっくり読み直したい

  • ※マンガ作品は、読破冊数カウントはしていません。

    テルマエ戦記読込中の一息に…ツタヤレンタルコミックにて貸出

  • 「テルマエロマエ」のヤマザキマリが、世界各地のパーソナルな恋愛模様を描いた短編集。あとがきで年配者を書くのが好きだと語られているように、いづれも年配者が主人公の物語です。
    ひとつ前の話との関係が、おまけ要素的にちょっとだけ出てきます。
    タイトルから、勝手に壮大なストーリーを期待してしまうと肩透かしを食らうかも。

  • タイトル通り、世界各国の恋愛模様を描いた漫画。中高年の恋愛、が多かったかしら。

  • ワールドワイド中年恋愛オムニバス。映画のような各国の恋愛模様。しかしリアルかというと多分そんなにリアルでもないのだろう

  • ブランチで紹介されていたのを見て、読みたくなった、という私にしては珍しい展開があまり良くなかった。どうしても、番組で紹介された時の印象がキラキラし過ぎていて、実際読んで「ふーん、こんなもんか」になってしまうのである。ある意味すごい、ブランチの紹介コーナー。どちらかといえば、あのコーナーからは作者の人柄を好ましく思って買いたくなったんだけどね、中身というより。

    帯には「中高年の恋模様」とあるけど、何も年齢だけの話じゃなくて。世界中で営まれる人々の生活を切り取った短編集というのは素敵。異なる環境、価値観、性格、見た目を持った人間それぞれの、全然異なる生活。だけどつながっているし、人が人に対して抱く思いってのには共通のものがあるよねぇ、と。いい気持ちになれます。

    ブラジルの話なんかおしゃれな短編映画になりそうよね。でも一番好きなのはシリアの話。知らない者同士のちょっとした心の通い合いってモチーフが好きだから。べたべたした優しさではなくてね。利害関係がなく、今回限りの継続しないもので、気まぐれだけどその人の人柄が出るような、一瞬の事故みたいなものだからこそ、心に残る。で、色恋じゃない。そういうものに憧れがあるのです。意外と乙女趣味?

  • 『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ最新刊。 タイトルのとおり、世界のさまざまな国の恋や愛の風景を描く連作集です。 すべてのエピソードが中高年を主人公に据えているため、落葉期の味わいを感じさせます。

    沈みゆく島ツバルを舞台にしたお話があります。二組の夫婦の機微が胸に沁みるのですが、南の島で暮らす人々はこんな繊細な問題で悩まないのでは? という先入観が邪魔をするかも知れません。
    私の場合がそうでした。
    意外なところで気づいた自分の偏見。

著者プロフィール

1967年東京生まれ。漫画家。14歳でドイツとフランスに一人旅へ。17歳でフィレンツェの美術学校入学。1994年、一人息子デルスを出産。1996年、漫画家デビュー。帰国し、北海道大学などイタリア語の講師を務めつつ、北海道の放送局でイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、ラジオパーソナリティなどを務める。2002年、14歳下のイタリア人ベッピと結婚。エジプト、シリアと日本を往復しながらの生活が続くが、2004年に日本での仕事を整理し、リスボンに家族三人で住むことになる。主な著書に『テルマエ・ロマエ』『モーレツ! イタリア家族』『世界の果てでも漫画描き』『地球恋愛』『ルミとマヤとその周辺』など多数。現在シカゴ在住。

「2012年 『ヤマザキマリのリスボン日記──テルマエは一日にして成らず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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