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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784063761368
感想・レビュー・書評
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ディープな岩手県。魅力的な描写。3号でスパッと終わったのは良かったと思う。途中でややマンネリ化してきた部分もあったし。(全体としては☆5つくらい!)
ゴーガイ!を読んでいると、何度も行った岩手にまた行きたくなります。盛岡以外はあまり行けてないので、早速夏にあちこち行ってきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
広ーい岩手の知られざる魅力を県内外にアピールした岩手愛マンガ、完結編。気仙茶(&しゃおしゃん)が取り上げられたのが個人的に嬉しいよ。そして、やはり岩手のクリエイター(&ジャーナリストさきる)としては、やはり向き合わざるをえない震災…。大新聞や中央からの報道では、被害の陰に隠れた人々の哀歓までは伝えられない。それをすくい上げるのが地方ジャーナリズムであるのだな。フィクションで震災を伝えるにはまだ難しいのかもしれないけど、やはりこういうのはやるべきだったしね。迷いがあっただろうけど、果敢に挑戦して描きあげた飛鳥さんを讃えたい。
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1巻から岩手県が全面的にサポートして、岩手の魅力を発信してきた漫画です。回が進むごとに岩手県の単純な魅力だけではなく、岩手県民の気質、文化や風土について主人公の目を通して気付かされました。
岩手チャグチャグ新聞社照里支局(「照里」は架空都市)の記者坂東さきるが主人公です。さきるの成長もこの漫画の見どころだと思います。
3巻では、奥州市、一戸町、久慈市、岩泉町、釜石市、洋野町が登場します。これらは震災前に描き上げたものだそうです。
東日本大震災で被害の大きかった沿岸部の市や町が含まれています。何か巡りあわせのようなものを感じてしまいました。
地域医療の問題に切り込み、南部鉄器の魅力、岩手の美しさ、そして登場人物の人間的な魅力が希望的に描かれていました。
震災を受け、震災後の岩手を描いた特別編「「3.11」からの大船渡」が最後に収録されていました。大船渡の若い夫婦が立ち上がる姿から、未来の岩手に希望を持てる内容になっていました。
http://muragon.boo.jp/blog1/2011/10/27_2158.html -
さきる君、ついに本社に転勤です。
特別面の「三陸の海」 あの話そのままです。なのでちょっと泣けてしまいました。 -
架空の新聞社を舞台に、岩手の魅力を様々な角度から伝えてくれる本作も3巻目、寂しいけれど最終巻らしい。
今回は地方の医師不足、地場産業の南部鉄器、龍泉洞や釜石鉱山などが描かれ、出身地といえどもまだまだ私の知らない岩手が色々あるもんだ…と改めて感じたのだった。恥ずかしながら、気仙地方生まれなのに「気仙茶」の存在を今まで知らなかった。南部鉄瓶で気仙茶を飲む。いつか必ず、実現させたいな。
そして最終話、再び描かれた「大船渡」。震災後に発表されたこの話は、雑誌掲載時に読むことができた。震災の傷がまだまだ生々しかった5月頃だったと思う。立ち読みしながら、流れる涙をおさえることができなかった。
一関在住の飛鳥さんが、どんな思いでこの話を描いたか。どれほどの葛藤があったか。そんな迷いや苦しみがページから伝わってくる。よくぞここまで真摯に「震災」に向き合ってくれたと本当に感謝している。
今でも私は震災前の故郷の写真を見るのが辛く、喪失感は埋められるものではない。震災後に帰省し、見慣れた美しく青い海を見て、この海に身内を奪われ、懐かしい光景を破壊されたのかと…何とも言えない複雑な思いに駆られた。だけど、これからも故郷は海と共にある。生きている限りはそれぞれの3.11を抱えながら、前に進むしかない。
改めて、ふんばろうと思えた。このマンガが、岩手のこれからを明るく照らしてくれる気がする。
是非、また帰ってきて!続編を期待しています!! -
岩手県出身者には絶対読んでほしいo(^▽^)o一関市在住の飛鳥あるとさん、自己葛藤しながら震災以降の三陸の漁師のストーリーを描いたそう。たくさんの人に読んでほしい。
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購入
岩手を舞台にしたコミックの3巻目。
超メジャーな観光要素というより、
段々地域密着な雰囲気が出てきたなぁと思う今作。
南部鉄器や釜石鉱山、龍泉洞なんかが出てくる。
それぞれの人間関係についても
展開が楽しみだったのだけれど、
一応今作が最終巻のようで残念。
是非どこかで続編を見たい。
著者プロフィール
飛鳥あるとの作品
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