- Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063761948
感想・レビュー・書評
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原作・大河ドラマも知らないまま読んだ。
全5巻でちょうど良い長さ。漫画だからすっすと読み進めた。
自殺を図った息子に、命の重さを知らずに育つ事はありえないと、教育係りも一緒に叱るところが、一番良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※4~5巻の感想をまとめてこちらに。
いよいよ完結です。マンガなのでどうしても展開が早いですね。
“姫たちの戦国”と言うわりには、そんなに戦ってもいなかったような…(この時代、女性の場合仕方ないことなんだけどね)。淀の方に関しては、戦いというより、常に決断を迫られた人生って感じですね。後半で初が姉妹の間で板挟みになるのは可哀相でした。
戦場で戦えない分、江vs.お福は、かのドラマのようにドロドロの対決をしてほしかったですね>笑
印象的だったのは、4巻48頁。江が病床の秀吉を見舞った際、信長に代わって秀吉を許す場面ですね。それまで江は、秀吉や運命を憎むことでなんとか生きてきたわけですから、秀吉を許すことは、ある意味これまでを否定することにもなるわけですよね…。勇気のいることです。
ラストはちょっと釈然としない。淀の方の最期は潔いけれど、やっぱり悲しいし。江は女の栄華を極めた最初の女性、なんでしょうかね??秀忠様との夫婦愛は素敵でした。
いつの時代も女性が自由に生きていくのは難しいけれど、思うまま生きられたらいいなと思いました。 -
関ヶ原の戦いで勝利し、天下を治めた徳川家。
秀忠は二代将軍となり、江は江戸城の女主である御台所になる。
しかし、豊臣の再興を諦めない秀頼の姿に家康は危機感を覚え、再び大坂城の淀達を攻めようとしていた…。
千姫7歳で婚儀とか!2歳の子々姫が「知らない殿方に嫁ぐのは嫌」とか! 精神年齢の発達すさまじいな江戸時代!
特に2歳。正直意味わかって嘆いてるのか大変謎です。本編にあんまり関係ないけどすごく気になった。
豊臣との和平を願って嫁に出したのに、結局上手くいかないのが切ないところ。
江もようやっと念願の男の子出産したのに、すぐに乳母に取られてしまうとか悲しすぎる。
おまけにほとんど会わせてくれないとか…それどうなんですか?
お福もとい春日局は明らかに私情挟んで育ててるよね。悪役風味でやな感じ。
まぁ実際あの時代ほとんど生母が自分で育てることないみたいだけど…。
あんな態度じゃあ第二子の男の子に愛情込めまくるの仕方ないよね。おかげで余計竹千代君は面倒な事になってたけど。
でもとりあえず最後は円満っぽく締められたので満足。
かなりはしょったんだろうけど、読みやすかったし絵も綺麗で、大河ドラマだからと力まなくても読めるよい作品でした。