XBLADE + -CROSS-(1) (シリウスコミックス)

  • 講談社
3.50
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本棚登録 : 67
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063762716

作品紹介・あらすじ

四年前の「大災厄」によって怪物が跋扈(ばっこ)する魔境と化した「東京第十三区」。その地を旅する「化性応身刀」の少女・真名と彼女の使い手となっ た少年・ハルを待ち受けるのは、使い手同士が激突する生死をかけたバトルロイヤル──!剣戟バトルファンタジー『XBLADE』につづくBLADEサーガの<真>シリーズ!!

四年前の「大災厄」で家族を失い、「東京第十三区」からただひとり生還したハルは、300年の眠りから目覚めた化性応身刀の少女・真名を伴い、再び異形の怪物が跋扈する第十三区へと向かった。そして数か月後、ハル達はその地でたくましく生きる「大災厄」の生存者達に遭遇する。

感想・レビュー・書評

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  • 広げた風呂敷を雑に畳みすぎ。
    後半の3~4巻は週刊少年ジャンプの打ち切り作品みたいだった。

    また、前作 X BLADE の時点でも感じられたが、この作品の設定の肝である化性応身刀と使い手との関係性もかなり雑になっている。
    出てくるキャラクター、キャラクター、ただの強い人だ。最初の BLADE にあったような戦いに対する葛藤や底知れぬ高揚といった感情も見えない。絵としてはそういう表情を見せることもあるが、特別強くは訴えかけてこない。

    淡々と、用意された設定を消化していく。
    そういう世界にあって唯一、主人公とその刀は感情らしい感情を爆発させる。
    しかし、今までくぐり抜けてきた苛烈な環境と感情のレベルが合っていないのか、強い違和感がある。子供のワガママっぽくみえたり、前作の時点で乗り越えてそうなことを喚いたり。
    これも設定の消化だったのか?
    だからどれだけ理由を添えて怒鳴り狼狽しても、人の感情として不自然に思えたのかもしれない。

    ともあれ感情面が極めてチープになった結果、この作品は根性押しと謎のキメ顔を繰り返すだけのバトル漫画となった。

    過去作品のキャラクターが嬉しかったのは最初のうちだけで、すぐに注目しなくなった。
    主人公の幼馴染と妹が襲い掛かってくるのも、設定だけが魅力的なだけで、何も活きていない。
    それぞれ、ただの強い人だ。

    二次創作の同人かよ、と言いたくなるような出来。

    絵だけきらびやか。
    しかも、じっくり見ると絵自体もあんまり上手くない。

    本当、ただただがっかりした。

  • ここで巻数区切る必要性があまり考えられないんですが…。
    ともあれ「あの」二人も出てきて物語はバトルロイヤル中心の加速傾向に。
    戦闘中に終わってしまったので、続きが大いに気になります。

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著者プロフィール

漫画家。愛知県出身。
代表作:『RIOT』『神・風』『アイ』『XBLADE』(原作/イダタツヒコ)『XBLADE+ -CROSS-』(原作/イダタツヒコ)『幻獣坐』(原作/三雲岳斗)『ペルソナ×探偵NAOTO』(原作/ATLUS ストーリー原案/間宮夏生)『進撃の巨人 Before the fall』(原作/諫山 創(『進撃の巨人』) 小説原作/涼風 涼)『どろろと百鬼丸伝』(原作/手塚治虫)ほか


「2023年 『悪魔公女(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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