獣の奏者 (IX) (シリウスKC)

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063764901

作品紹介・あらすじ

上橋菜穂子×武本糸会が贈る珠玉の本格ファンタジー!!!闘蛇(とうだ)‥‥それは戦闘用の偉大なる獣。王獣(おうじゅう)‥‥それは王の威光を示す神聖な獣。エリンの母は、戦闘用の獣(けもの)である「闘蛇(とうだ)」の世話をする有能な医術師。だが、ある日その闘蛇が全て死んでしまった!母はその責任を問われ、裁きにかけられることになるが‥‥!人を恐怖させ、また、魅了する、神秘的で獰猛な「獣」。その存在に魅せられた少女・エリンの運命がここに廻(まわ)り出す!

リランたちとともに王都へ移動したエリン。軟禁状態のまま、ダミヤに王獣を武力として利用したいと聞かされる。エリンは、王獣をあやつる技は自分にしかできないと伝え、その証明をすることになったが…。一方、イアルは先代の真王・ハルミヤ暗殺の裏にいる人物を突き止めた。だがその矢先…。エリンとイアル、二人の関係が交差する第九巻!

感想・レビュー・書評

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  • ダミヤに王獣を武力として利用したいと聞かされたエリン。
    王獣を操る技は自分にしかできないだろうと、その証明をすることになったのだが…。
    一方、イアルは先代の真王・ハルミヤ暗殺の裏にいる人物を突き止めた。だがその矢先…。
    エリンとイアル、二人の関係が交錯する第九巻!

    政治的な話が多めだった印象の今巻。ちょっと中身読んでる分にはいまいち意味が分からなかったんだけど、もしかして真王の暗殺の裏にいる人物ってダミヤなのか? 会話が小難しくなるとつい目が滑って理解を放棄しがちだなぁ。
    とりあえず負傷したイアルがまっすぐにエリンを頼ってくれたのが嬉しい展開。エリンも突然の事にも関わらず、的確に対応するし、さすがだ。
    あんな事があったあとで、イアルを王獣達の側に隠すのはかなり勇気がいる決断だったと思った。
    ひとまず匿えたけど、この後どうするんだろう。

  • コミック派の人にとっては、かなり急展開って感じだった今巻。
    私は気まぐれにアニメも見てたので、なんとかついていけたけども。A´Д`;)”

    前巻でリランとの関係に決定的な亀裂が入ったエリンだったが、それでも向き合おうと奮起する。
    しかし恩師エサルらを人質にとられてしまい、リランと共に望まぬ争いの渦に巻き込まれようとしていた。
    一方セィミヤとの結婚が内定したダミヤは、密かに自分を嗅ぎ回っていたイアルを始末しようとする。
    薄れゆく意識の中、エリンの姿を求めて逃げ延びたイアルは、エリンの手当とリランの保護を受けて難を逃れるが…。

    この国の行く末を憂う者、王族の地位を盤石にしようと企む者…皆それぞれの意思を持って、動く。
    ままならぬことがある、だけど立ち止まることはゆるされない。
    そんな中でも、ただ流されるだけにはならぬよう、常に自分のすべきことを思いめぐらせているエリンに、胸が詰まる。(>_<)
    今回の一件でイアルとの距離がぐっと縮まったと思うけど、この信頼がどんな風に形になっていくのかが気になる~♡

    でも相変わらず、巻末おまけマンガのエリンはぶっとんでるわ。笑

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著者プロフィール

漫画家。「少年シリウス」にて『獣の奏者』(原作・上橋菜穂子)、『ぼくと未来屋の夏』(原作・はやみねかおる)などを連載。挿絵作品に『少年名探偵WHO-透明人間事件-』(原作・はやみねかおる)など。

「2023年 『大雪海のカイナ(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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