- Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063765359
作品紹介・あらすじ
ニコニコ静画で累計再生回数550万回突破の大人気作が待望の単行本化! 巨大な妖怪屋敷を旅する人間の少年と個性豊かな妖怪たちとの心温まるドラマに“妖怪泣き”する人続出。niconico×ダ・ヴィンチの第1回「次にくるマンガ大賞」で「本にしてほしいWebマンガ」部門第4位にランクインした注目の話題作、1、2巻連続刊行!!
怪談級禍神「ともさかろう」に追われる鬼の子供、黄太(おうた)。絶体絶命の状況下、黄太の前に現れたのは、満月とともに旅をしていたあの戦国万妖「違(ちがい)」ネエさん。圧倒的な力を誇る「ともさかろう」に「違」はどう立ち向かうのか!? そして黄太が目にした“本当の強さ”とは!? 深みを増す物語、描き下ろし漫画、おまけページも大充実な第2巻!
感想・レビュー・書評
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結論から、真っ先に言っちゃうが、出すべきだな、3巻を
この『九十九の満月』を十巻以内で終わらせるのはもったいないを通り越し、青年漫画界において、小さくない損失になる、とすら言えてしまう
画やストーリー、キャラの容姿や性格、色使い、妖怪のデザイン、台詞、好きな理由を一つに絞れず、作品全体をひっくるめて、ここまで面白いのだ、何が何でも続けてもらわねば困る
漫画として面白さの質が並みなら、ここまで我儘は言わない
だが、この作品は、あくまで私の中では質が上だ。しかも、担当編集さんが、小雨先生の持つ才能の研ぎ方を間違えず、根をしっかりと張らせて伸ばしていけば、確実に、『奇異太郎少年の妖怪絵日記』に匹敵する、特上に成り得る作品だ。だからこそ、私以上に漫画を見る目のある方々が、「本にして欲しい」と声を大にしたのだろう
ここまで、作者の妖怪愛がビシビシと伝わってくる漫画、そうはない
20巻分の話が出来ているなら、是非とも、小雨先生には全力を出しきってもらいたいものだ
少なくとも、2巻のラストがこんな気になる切り方では、3巻を出してもらわないと、せめて夏までには
この台詞を引用に選んだのは、私自身が「許す」強さを、まだ持てずにいるから。世には、善悪に拘らなければ、人の数と同じだけの強さが存在するだろう。その中でも、殺したいほどに憎い相手を許す強さは一線を画す、そして、その強さを得るのは一朝一夕じゃいかない、私はそう思っている詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4.0