- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063766066
作品紹介・あらすじ
同じ場所で同じ味を共有できた記憶がある者は幸せである。
信念を曲げない芳乃さんが営む喫茶店『サウダーデ』、そこはいつでも帰れる心の我が家――。各方面で称賛を受ける『繕い裁つ人』の池辺 葵が贈る「確かに生きる、心に残る人々」の物語。
同じ場所で同じ味を共有できた記憶がある者は幸せである。信念を曲げない芳乃さんが営む喫茶店『サウダーデ』、そこはいつでも帰れる心の我が家――。各方面で称賛を受ける『繕い裁つ人』の池辺 葵が贈る「確かに生きる、心に残る人々」の物語。
感想・レビュー・書評
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喫茶店サウダーデの主、芳乃さんが帰らぬ人を待つ。サウダーデに集まる人たちの心温まる優しいお話。今回で最終回なのが残念。『繕い裁つ人』との姉妹本。
芳乃さんは、自分を曲げずに通す、頑ななほどに自分を曲げない。でも心の中ではどこか寂しげで耐えている気がする。絶対に自分を曲げない芳乃さんだけど、そんな姿が皆を優しく包んでいる印象が強く残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
淡々と描かれる人間模様と日常が心地いい。こんな喫茶店に通いたい。
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1巻に続いて穏やかな気持ちになる漫画。美味しい物を食べようと思うし、旅行も行きたくなるし、仕事も頑張ろうかなと思えた。
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1巻の最後に収録された話がテクニカルすぎてビビった
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同時に本屋さんに並んでいて気になった「繕い裁つ人」。
繋がってました。
最後にはあまり帰って来ない旦那さんもチラッと出てきたりして、ほんわかと良い終わりでした。
もう少し続いて欲しかったな。 -
大きな事件が起こるでもなく淡々としているけれど、何故か惹きつけられる。繕い縫う人と同じ優しい雰囲気が心地良い。登場人物が被っているので、繕い縫う人ももう一度読み返したくなった。
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あれ?これで完結? 主要キャラクターにまだ謎が多くて、いまいちスッキリしない部分も多かったけど、常連客とのちょっとした交流など、小さなエピソードの見せ方や、時間のゆったり感はとても好きでした。
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これで完結なんですね!?あの人やこの人のその後が凄く気になります!!芳乃さんって本当に強い人だな(^^)
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空気を読んで、言いづらいことは、流して、言うべきことも、飲み込んでしまう、そんなの知ったこっちゃないと、お客様にだって、同僚にだって、言うべきことは言う、芳乃さんが店主の、喫茶サウダーデ。通じる人には通じる、わかる人にはわかる。店のなかのお客様だけみて、外のことには立ち入らない。けれど、だす料理を通じて、そっと背中を押すこともあったりする。さりげなく、気づかれず、それでいて、相手が気づきを得るような。遠くをさまよっている人のことを、縛るでもなく、突き放すでもなく、淡々と、待ち続けていて、おだやかな風が吹くように、物語は閉じられる。
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残念なことにどうやら完結巻。静かな変化でおしまい。そばにいることがすべてではないけれど、近くで寄り添うとも時として大切。人と人との距離感を描いた漫画だったのか、これは。