強風記 (KCデラックス)

カラスヤ・サトシ

• 講談社 (2012年8月28日発売)

作品紹介・あらすじ

西尾維新､傾倒！「諭（サト）された！　小説家かくあるべしと！」　往時の文壇を舞台に、売れない小説家の恋と青春を描く群像劇「強風記」、第41回ちばてつや賞一般部門大賞を受賞した時代劇「HOME」、描き下ろし短編「かみなり」の三編を収録。エッセイコミックで知られるカラスヤサトシが、フィクションの描き手としての筆力を縦横無尽に発揮した驚愕の作品集！

感想・レビュー・書評

[sumiyaki0903さんの感想 · 2013年4月5日]

マンガ一冊のはずなのに読了後は長編小説一冊読んだかのような満足感があった。いつまでも読んでいたいような世界観の作り方はエッセイにも通じるけどやっぱりさすがカラスヤサトシさんだな、と思った。

[柊龍司さんの感想 · 2013年3月10日]

やはりこの作者の普通の漫画よりも、ストーリーがあっても四コマで続けるのがいいんじゃないかと思った一冊

[krs2400さんの感想 · 2013年1月25日]

地味な作品。絵が下手。
小説で表現すべき内容ではないか。

[杉浦印字さんの感想 · 2012年9月23日]

エピソード自体はしばしば従来作通りの罪のない愉快な話でも、主人公の目を通すと鬱々として見える形態は新鮮。物語の着地点も作者らしい。

[e-pay公さんの感想 · 2012年9月21日]

地味に面白い。深い。

著者プロフィール

1973年大阪府出身。関西大学社会学部卒業。2003年、『月刊アフタヌーン』読者ページの欄外に自らの体験を題材にした４コマ漫画『愛読者ボイス選手権　特別版』を掲載し始めると、次第に人気を集め、2006年からは独立したページを持つようになり、2006年に掲載作をまとめた作品集『カラスヤサトシ』が刊行された。

「2017年 『カラスヤサトシの日本文学紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」