レッド(7) (イブニングKCDX)

山本直樹

• 講談社 (2013年3月22日発売)

作品紹介・あらすじ

観念が具象を越えるとき、命はとても軽くなる。『共産主義化』という言葉が、徐々に若者たちの性と生を蝕み始め、若き革命家たちを悲劇へと誘う！単行本カバーのカラーも一新、架空対談も勿論掲載の第7巻。

観念が具象を越えるとき、命はとても軽くなる。『共産主義化』という言葉が、徐々に若者たちの性と生を蝕み始め、若き革命家たちを悲劇へと誘う！

感想・レビュー・書評

[akaponさんの感想 · 2013年3月31日]

昼休憩中に読み終えられない密度。風船はもうすぐ破裂しそうです、という感じ。架空対談の大泉ヤス氏の言葉、”「特殊な組織と人間が起こした特殊な事件」とはとても片づけられません”てのはまさにそう思いながら読んでる。

[uduki itsukaさんの感想 · 2023年4月30日]

買ってなかった

[hiroshitさんの感想 · 2021年7月30日]

なんだこの溢れんばかりの狂気は

[もりさんの感想 · 2014年10月7日]

2014/10/7購入
2014/10/11読了

[tarazirushiさんの感想 · 2013年12月31日]

1969年の安田講堂が陥落し、全共闘運動は衰退していく。
そんな中、活動を過激化させていく革命者連盟は、赤色軍と協力関係を築き武装闘争を続けていこうとするが……。

連合赤軍の事件を山本直樹が漫画化。
登場人物の姓は日本の山の名前に変えられ、死亡する人物の頭には何番目に死ぬかがナンバリングさらている。

(当時の)普通に学生運動をしていた学生達が、山に篭もり仲間を殺害、あさま山荘事件を起こす過程が丁寧に描かれていく。

年末恒例にしているレッド最新刊読み。
次巻の予告見るといよいよ次からってかんじだなー！

[ぺき子さんの感想 · 2013年6月3日]

kindie版。
インターナショナルなんて、今どき知ってる人いないだろうなぁ・・・
歌えますか？？？

[akiyama924さんの感想 · 2013年5月10日]

淡々と、集団が異常になっていく様子が描かれています。

特にこれといった、事件があるわけではなく、少しずつ何かが狂い、空気が張りつめていく、あぁ、この物語は現実に合ったことなんだと読者に迫ってくる迫力がありました。

[scsa0316さんの感想 · 2013年4月17日]

まだ新たな死者は出ません。

でも正直、こちら側の緊張感はもう限界に…。何かもう、全員が生きてるうちのほうが緊迫感があるんじゃないかという…。場面によっては妙にほのぼのしてしまっているところもあったりするので、こちら側の緊張感とのギャップに気付かされて、ますます緊張感が高まるという心憎い構成です。

つくづく、原理主義と大義名分ってのはうまく使えないとね…。中心メンバーだったはずの人たちと距離ができつつあるのが伝わってくるので、ますます丸数字がストーリーに不気味な影を落とします。

著者プロフィール

カルフォルニア大学サンタバーバラ校助教授　
専攻＝映画理論・日本映画
Dialectics without Synthesis: Realism and Japanese Film Theory in a Global Frame, University of California Press, 2020, “Eye of the Machine: Itagaki Takao and Debates on New Realism in 1920s Japan,” Framework 56, no. 2 (Fall 2015).

「2019年 『転形期のメディオロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」