かみのすまうところ。(3)<完> (KCデラックス)

  • 講談社
3.50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063769289

作品紹介・あらすじ

超・大規模な仕事を任され、そこにケヤキの神・ニキの木を使おうと決めた。
がしかし、それには大きな穴があり、何にも使えない木と判明する…!
みつきは競りで木の神に騙され、光重朗は独りよがりな図面を描く。
『ごちゃごちゃ言うなら 消えてくれ』
木の神々たちが見えなくなった兄弟は…? そして姿を消したニキは?
珠玉の短編集「さらば、やさしいゆうづる」の有永イネが紡いだ宮大工青春物語、ついに最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • この『かみのすまうところ。』と言う漫画っつーか、有永イネ先生の漫画のどこが好きか、と聞かれたら、読み手の無駄に伸びている、高い鼻を容赦なくボッキリ折ってくれるトコだろう
    もちろん、有永先生にそんな気持ちが無いのは承知している
    折られた、と感じているのはあくまで、私だ
    けど、この先生の漫画には読み手の物の考え方を変える力が十分にあって、他人、仕事、そんで、自分と真っ直ぐ向き合う事の難しさ、苦しさ、意義をじっくりと丹念に、力強く描いてくれているこの作品が、それが顕著だ
    みつきを初めとしたキャラの癖はあるが嫌いになれない人間性から出る、他のキャラだけでなく、読んでいる側にも届く台詞の威力の重さと言ったら随一だろう
    読んでいて、個人としてでなく、社会人の心がボキンッと鳴ったのは久しぶりである
    しかし、綺麗に折ってもらえると、すぐに回復できるものである
    やっぱ、漫画は凄い
    ホント、考え方は人それぞれでしょうけど、どんなモノにも神さまは宿ってると思います、私は。だって、いたら、ロマンがあるって意味で面白いですし、心強いじゃないですか

  • かみのすまうところ。 3巻:宮大工兄弟の成長の始まりを描いて完結
    http://orecen.com/manga/kami-no-sumau-tokoro03/

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