新装版 RED(1) (KCデラックス)

  • 講談社
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063770162

作品紹介・あらすじ

旧アッパーズKC2巻分を1巻に! カバーは村枝賢一描きおろし! 19世紀末のアメリカ西部、日本を逃げ出したサムライ伊衛郎は「レッド」という名のインディアンの青年と出会った。根絶させられた血族の呪詛を纏うレッド、その復讐の旅の行方にはなにが‥‥。勝者の歴史に牙を剥く、叛骨の崖っぷちウエスタンがここに!!

19世紀末アメリカ。輝かしき開拓神話の裏には生贄達の怨嗟が渦巻いていた。抹消された歴史の闇と根絶させられた血族の呪詛を纏うレッド、日本を逃げ出したサムライ伊衛郎、白人娼婦アンジー。“殺戮の夜”から始まった3人の旅、それはレッドの復讐の旅だった‥‥。

感想・レビュー・書評

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  • 近い時期に連載が始まったベルセルクより、どちらかと言えばこっちのほうが好み。

    …なんだけど圧倒的な知名度の差が悲しい。

  • 大雑把に内容を説明すると、よくある「復讐もの」
    しかし、藤田和日郎先生に匹敵する画力、ストーリー構成力、台詞回しの才を持ち、なおかつ、それを存分に奮える、少年漫画界の雄、村枝賢一先生が描くと、鉄板に昇華する
    レッドの怒り、憎しみ、哀しみ、絶望が、読んでいて肌が痛いくらいに粟立つほど、激しく伝わってくるのだ。しかも、レッドが自分から膿み出る狂気に飛び込む、イカレ具合がまた、ブルリとくる
    『BLACK LAGOON』や『デストロ246』なみに銃撃戦で、人が殺され、人を殺し、屍が積み重なっていく内容なので、血がダメな人にはお勧めできない
    何と言うのか、復讐は間違っているし、意味もなさず、自分の未来を赤を重ねすぎて、真っ黒にしてしまう愚行、それは正論なんだけど、イイ意味で温い平和な国に生きていたら、そう簡単には体験できない地獄を見た人間に残されている選択は、自死か復讐しかないんだろうな、と思うしかなくなる
    また、復讐にしか生きられないレッドに付き添う他のキャラ達にも、重い過去と堅い信念があって、キャラの動作を更に活きたものにさせている点が凄い
    レッド側に立つ、どのキャラにも、それぞれに好感が持てるも、個人的に現時点で注目しているのは、グレイ
    なので、一押しの戦闘は、(2)に収録されているグレイvsグリーンウェル。果たして、狂ってるのはどっちなんだろう?
    また、この戦いに否応なしに巻き込まれた少年、アルフレッドの男としての成長にも感涙必至
    己も焼き尽くす復讐の焔は、仇敵の汚れた血を更に吸って、その赤味を増していくのみ、か・・・・・・
    レッドは、「最悪」しか、ゴールでは待っていない、この荒れた一本道をどんな風に歩んでいくのか? 読んでいると気が滅入って、血と硝煙,、そして、死の匂いに酔いそうになるのは確実だけど、次巻も必ず“買い”で、熟読しよう

  • 待ってた…!リニューアルをずっと待ってた…!

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