Q.E.D.-証明終了- Best Selection 新感覚ミステリ 衝撃の結末編 (KCデラックス)
- 講談社 (2014年10月17日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063770902
作品紹介・あらすじ
計300万部を超える超人気本格ミステリコミック、待望のテーマ別傑作選がついに刊行スタート! 記念すべき第1弾では、100話に迫る物語の中から、クライマックスでアッと驚く“あの名作”4編を厳選!! さらに、加藤元浩先生のコメント付きでお薦め関連作品を紹介する記事も収録。このスーパーボリュームでこの価格、長年のファンのあなたも、未読のあなたも、必携の保存版です!!
感想・レビュー・書評
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理系ミステリ「Q.E.D -証明終了-」の傑作選。本編は既に49巻も継続している息の長いミステリ漫画です(自分は全巻持ってます)。「なにかおもしろい漫画はないかな?」と悩んだら、迷わずコレ買っときましょう。ミステリだと食わず嫌いせずに。
上では理系ミステリと書きましたが、フツーのミステリとしても漫画としても最高に面白いです。むしろいま日本に存在するミステリ漫画の中ではトップに君臨すると言っても過言ではない! …と、僕は思いますが、理系が苦手な人はうんちくが難しくてついていけないとかなんとか笑
収録されているのは、1巻「銀の瞳」、4巻「1st,April,1999」、30巻「犬の茶碗」、32巻「マジック&マジック」で、テーマは「衝撃の結末」です。「銀の瞳」は殺人事件を取り扱っていますが、他の3編はコンゲームです。どれも粒ぞろいで良い騙されっぷりですが、特に面白いのは「マジック&マジック」。自分の中では、27巻に収録されている「立証責任」とともに最高傑作に位置づけられているエピソードです。ただ、燈馬くんと可奈ちゃんの関係を読み込んでいないと本当の面白さはわからないかも……
それはともかく、「49巻も揃えられないけどこれ1巻だけなら良いかな……」と少しでも興味を持ったら、ぜひどうぞ。この漫画のレベルの高さに悶絶することを請け合います。
注)僕がレビューを書くのはシリーズ完結したもののみにしているのですが、今回は傑作選ということで挙げてみた次第。詳細をみるコメント0件をすべて表示