- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063771442
作品紹介・あらすじ
“お正月は敵も襲ってこない”
――そんな楽観をよそに、
昭和20年1月3日、来襲したB-29。
さらに1月13日にはまた巨大地震が。
空襲、そして地震。
住み慣れた街は驚くような速さで姿を変える。
そんな中、疎開中の三女・ときの様子を見に、
あいは父とともに岐阜へと向かった――。
“お正月は敵も襲ってこない”――そんな楽観をよそに、昭和20年1月3日、来襲したB-29。さらに1月13日にはまた巨大地震が。空襲、そして地震。住み慣れた街は驚くような速さで姿を変える。そんな中、疎開中の三女・ときの様子を見に、あいは父とともに岐阜へと向かった――。
感想・レビュー・書評
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民衆も戦争に巻き込まれていく。
日常がなくなっていくというのはとても不安になるものなんだと思い出させてくれる。
何でもない日、仕事に行くのがだるい日、そんな日々が幸せなんだよね。
平和が当たり前になっている私たちにハッと気付かせてくれる。
戦争はきっともうすぐ終わるよって教えてあげたくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
帯文(裏表紙):”お正月は敵も襲ってこない”――そんな楽観をよそに、昭和20年1月3日、来襲したB-29。さらに1月13日にはまた巨大地震が。空襲、そして地震。住み慣れた街は驚くような速さで姿を変える。そんな中、疎開中の三女・ときの様子を見に、あいは父とともに岐阜へと向かった――。
目次:第15話「みんなのお正月」,第16話「記憶の家」,第17話「ときを訪ねて」,第18話「消せない灯り」,第19話「エイミング・ポイント」,第20話「宝物」,第21話「来襲」 -
疎開先の状況が酷いとは聞いていましたがまさかここまでとは...平和が当たり前な僕達にとっては考えられないです。
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先の大戦における、名古屋の一般庶民の生活を描いた漫画の第3巻。いよいよ空襲が激しくなり、軍需工場だけでなく住宅地にも爆弾や焼夷弾が落ちてくるようになった。そのような中で、自前の防空壕を掘ったり、家の屋根板を外したり(焼夷弾が屋根板に挟まると被害が甚大になる)、市民の涙ぐましい努力がリアルに描かれている。重たいストーリーにも関わらず、作風はどこかほのぼのとしているところに救われる。
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ページを追うごとにB-29の機体が大きく禍々しく描かれており、戦争がすぐそばまで迫ってきている事ともに、あいの中の恐怖が大きくなっている事がよくわかる。