Pumpkin Scissors(19) (KCデラックス)

  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063771497

作品紹介・あらすじ

停戦から3年。永きにわたる共和国との戦争は、帝国に深い傷跡を残した。飢餓・疫病・兵隊の野盗化…。それは“戦災”という名の、もう一つの戦争だった。これを憂慮した帝国陸軍は情報部内に第3課を設立し、戦災復興任務に当たらせた。その実、軍部の予算獲得のための方便であり、臣民の不満を抑制する“言い訳”でしかない彼ら。だが、社会を覆う欺瞞のブ厚い皮を切り裂き、内部の腐敗を暴くことを真に実践する彼らは、自らを『パンプキン・シザーズ』と呼び、任務達成に向けて今日も邁進する!


帝都各所で市民の虐殺を続ける抗・帝国軍の高機動装甲車『蠍の類型』8輌に対し、それぞれ対決を余儀なくされた陸情3課。火焔放射兵装を以て1輌を撃破したオーランド伍長だが、その代償に彼の肉体と精神は軋みゆく。同じ頃、アリス少尉は目立つ馬上にある自らを囮とし、避難所に乱入してきた1輌を市民から引き剥がしたものの、手にする武器は双剣メーネのみ。その『帝国の騎士』が、鋼鉄で覆われた敵に抗する術は…!?

感想・レビュー・書評

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  • まだまだ続く抗・帝国軍との戦い。
    陸情3課のそれぞれの戦いが描かれながら、この戦いの終着点に近づきつつある。
    個人的にアリス少尉の鎧を作った親方の解説シーンはツボだった

  • 嗚呼、なんかどんどん物語が深い所に行っている。作者も同じような地獄にいるんじゃなかろうか。

    しかしこの漫画、異常に「技術ロジック」が面白いんですよな。パテントの件もそうですが。「戦術ロジック」については他にもあるかもしれませんが、この一点については本作ならではの持ち味です。

  • 架空戦記ものは良作が多いが、現在、最も、普遍的で濃い作品の一つ。

  • なんてカッコイイ童貞なんだ…!!

    実は世界は終わり続けている。
    …確かにその通りかもしれない。大げさに言っているだけかもしれない。
    単に解釈の差、といってしまえばそれまでなのだけど、「変わる事」「進歩する事」を重んじる余り、変わる前の世界を軽んじる風潮はあるような気がします。
    気づかないうちに無くしていく何か。変わってしまったために選べなくなった可能性―

    個人的に「電信世界」の描く「終末」はぞわりと寒気がするものでした。

    さて。
    冒頭の通り、童貞の人が超シブかったりするのですが、脇役なのでさて置き(ひでぇ)。
    とにかく今回は3課が大暴れ。三矢報いてしまいます。
    その中でもやはりアリスの活躍っぷりが光る。こうまでかっこいいフルプレートがあっただろうか。いやない。そして華麗。まさに白薔薇。
    とにかく戦いのスリリングさ、豪快さ、そして悲しさが高いレベルで描かれていて手に汗握ります。

    …鎧の凄さは理解できたとしても、馬じゃないよなぁ…あれw

  • 抗・帝国軍装甲車『蠍の類型』VS 陸情3課、三連戦の巻な十九巻。アリス少尉のポテンシャルの高さもすげーですが、白薔薇の鎧もスゲーですな。戦線の背後にある思惑とか、情報技術の革新により失われる世界への警鐘とか、読み応えありな流れに時折ぶっこまれる脈絡のないエロネタも絶好調!ざんした。

  • 現代のあり様を示しているかの様だ。この巻はつらい。

  • ギャグとシリアスの緩急がすごい。血生臭い戦いはひたすら続き、どんどん泥沼にハマっていくように見える帝国と抗帝国軍との抗争。その裏に潜む銀の車輪の政治的暗躍。そろそろテロ編は片がつきそうだが、正直この状況で帝国がどうすべきなのか全くわからない。

  • 童貞鍛冶屋の変態鎧講座

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著者プロフィール

兵庫県出身。2002年より『Pumpkin Scissors』(月刊少年マガジン掲載)を連載中。

「2019年 『Pumpkin Scissors(23)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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