- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063773958
作品紹介・あらすじ
競技かるたを新から教えてもらった、千早と太一。ある日、新が東京を離れて福井へ行ってしまうことになり、「かるたを続けていれば、また会える」と誓い合って、小学生の3人は別々の道を進んでいく。
高校生になった千早は、都立瑞沢高校で競技かるた部を作ろうと奮闘する。千早と学校で再会したのは、私立の進学校へ進んでいたはずの太一だった。部活として認められるように部員をかき集め、部長にもなり、千早のペースに巻き込まれていく。
団体戦となる東京予選で勝利し、全国大会への切符を掴んだ、千早たち。喜びを分かち合おうと新に電話したのだが、聞こえてきたのは「俺はもう、かるたはやらん」という言葉だった。
かるたに青春を懸ける高校生たちの物語。情熱、恋、夢ぎっしりの熱いストーリー、後編!
感想・レビュー・書評
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爽やかに読み終えました。
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新の気持ちなどが複雑に書かれていた
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実写版後編『下の句』のノベライズです。
ノベライズ版に期待している、
映画では描き切れなかったエピソードは、
本作でも、特に見られませんでしたが…、
映画では、なかなか表現しきれなかった、
各キャラの心情は、よく出ていましたね。
前作『上の句』は、
かるた部を創設するまでの「序」、
都大会に向けて特訓を行う「破」、
都大会を戦う「急」の3部構成でしたが、
本作『下の句』は、
千早が孤立する「前半」、
全国大会を戦う「後半」の2部構成で…、
前作『上の句』は、
青春スポ根ドラマとしては王道のお話で、
単独でも、十分に楽しめましたが…、
本作『下の句』は、
前作との合わせ技一本!?、って感じで、
やはり、前後編の通し読みはmustですね。
でも…、とても面白かったですよ!!
まずは、若宮詩暢ですね…。
青春スポ根ドラマに必須の、
主人公を圧倒する最強クイーンですが…、
時折見せるコミカルなシーンも効果的で、
ツンデレ加減は、まだ控えめでしたが、
本作のストロングポイントでしたね!
新は…、高校1年編では、
かるたに復帰するまでですからね…。
作品の、最重要キャラクターとは言え、
物足りなぃ面は否めなかったでそぅか…。
でも…、
もろもろ、安易な決着はつけずに、
1年の夏の全国大会の敗退までを、
二部作に分けて、しっかり描いていて、
ボクは、とても好印象、高評価でした!
恋愛パートは…、
最初に、二部作で完結を謳ったためか?、
若干ね、ピッチが速かったですが…、
こちらも、安易な決着はなかったので…。
総じて、映画も、ノベライズも、ともに、
よかったと思います。面白かったです!!