- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063774306
作品紹介・あらすじ
仕事も恋愛もやり尽くした!? 少女漫画家・御堂アン。仕事も人生もベテランだけど、未だ慣れないことだらけ…。いいかげんな彼氏・川藤や、苦手な編集長・黒月との微妙な関係に揺れたりする中、今宵もアンは漫画を描く、月の光の下で――。
仕事も恋愛もやり尽くした!? 少女漫画家・御堂アン。仕事も人生もベテランだけど、未だ慣れないことだらけ…。いいかげんな彼氏・川藤や、苦手な編集長・黒月との微妙な関係に揺れたりする中、今宵もアンは漫画を描く、月の光の下で――。
感想・レビュー・書評
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なんと、55歳の独身ベテラン少女マンガ家が主人公である(絵はとても55歳に見えないが、いわゆる「美魔女」という設定なのだろう)。
1巻の展開からして、主人公が作品を連載しているマンガ誌の、10歳年下の独身編集長との恋愛がストーリーの軸になっていくようだ。
大人のラブストーリーとしても楽しめるが、それ以上に、マンガ家の暮らしぶり・仕事ぶりのリアルで赤裸々な描写が面白い! かつての『編集王』などよりも、さらにリアルだ。
しかもそれは、マンガ誌もコミックスも売れなくなった「いまどきのマンガ界」の厳しい状況を、そっくりそのまま反映した生々しさなのだ。
たとえば、主人公・御堂アンの、次のようなモノローグ――。
《かつて少女漫画が一番売れていた頃
私の重版と初版の収入はほぼ同じくらいだった
今は重版はほとんど無い…》
うーん、生々しい。
あたりまえだが、マンガ界も出版業界の一部である。ゆえに、出版業界の片隅に身を置く50代フリーライターである私としては、アンのセリフやモノローグにいちいち共感してしまうのだ。
そもそも、この作品に出てくる「マンガ界あるある話」の多くは、そのまま「出版業界あるある話」だし(私も最近、仕事で書いた本の重版はほとんどない)。
読者に夢を売る恋愛マンガを描きながら、まったく「ドリームブレイカー」な少女マンガ家の日常。それを赤裸々に描きながら、なおかつ「大人のラブストーリー」として成立させてしまうあたり、作者の力技がスゴイ。
オッサンの私にはさすがに『Kiss』は恥ずかしくて買えないが、今後コミックスを買いつづけることに決めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
50代ベテラン少女漫画家が主人公。
顔立ちのせいでその歳には見えないっていう人もいるので、特に違和感なく読めてます。
少女漫画脳には共感できるし。
今後の恋愛展開期待してます!
ネームの妖精ジョルジュはメルヘンすぎてちょっと‥と思っていたけれど、この主人公ならこういう存在があってもなんか納得。
稚野先生ご本人もトイプードル飼ってらっしゃるし、たしか名前も一緒かな?というところにどこまでご本人を投影してるのかな‥とその辺は少し興ざめ部分かな。
(せめて犬種を変えるか、名前は別にしてほしかったな)
漫画家のお金の話、具体的な数字を出してくれてるのがリアルで良い。 -
恋愛コミックのkissで、主人公が55歳…
衝撃でした。
社会派コミックではなく、恋愛系…それも、若返るなどのファンタジー要素もない現実設定。
外見は20〜30代ていうのも、今の40代をみていたら、近い将来にやってくる現実なのかな、と。
要チェック漫画かもしれません。 -
55歳には見えないのでちょっと無理のある絵柄かなぁ。可愛い系の絵なので余計にそう感じてしまう。漫画家さんの流れというか、お仕事事情がわかりやすい。編集長、45歳なのか・・・こちらもちょっとなぁ・・・リアリティ(は求めてないけどさw)が感じられないのよね、この絵だと
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『東京アリス』の稚野鳥子先生の最新作。
東京アリスは読んだことないですが、タイトルと絵が素晴らしいので購入しました。
女性漫画家の現実と恋を描いていますが、アン先生が55に
見えなくて可愛らしいです。
個人的に好きなのが黒月。メガネ男子好きなので…。
無表情なのもツボを突いてますね。