黒白(中) (KCデラックス)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063774481

作品紹介・あらすじ

モーニング『とりぱん』連載中のとりのなん子が初めて挑む本格“物語”連載作品『黒白(こくびゃく)』中巻。 呼ばれるかのように日来ユキへと引き寄せられる千草龍地を優しく迎える大鳥居の村。一方、謎めく村の大地主・神楽刈家の実態を暴くため接近する国税局・角倉に対しては、獰猛な牙を剥く。その正体は果たして…「ゆきおんなさま」のご加護があるというこの村から、あなたは目を離すことはできない。

感想・レビュー・書評

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  • とりぱん作者の始めてのストーリーもの
    1度読めばいいかなぁ。
    好きなひとご免なさい。

  • 上巻で巻かれた種が発芽していく中巻。
    二番目のユキ先生の疑惑が濃くなっていき、若いユキと青年の恋もまたいい感じに。
    無垢な感じのユキちゃんが、さりげなく嫉妬でやってしまったことも、成長というか、変化を感じさせます。
    三度よばれるきっかけのさりげなさと怪異っぷりが見事。
    戦前戦後の昔話の伏線も開花中。
    現実からは目をそらせない二番目のユキ先生の役どころ、長老ユキばあ様の悲哀、少しずつ雪女の形が見えてくるような、まだまだなような。
    呼ばれた青年の運命が気になります。
    下巻の表紙はみゆきちゃん。
    彼女が握る運命の鍵はどの扉を開くのでしょうか。

    上巻は目の見えないユキが見る黒の闇。(しかし唇は誘うように赤い)
    中巻は人の顔がわからない龍地が見るぼやけた白い闇の世界。(即ち名はあるのに内面が見えない記号としての存在。彼は彼岸と此岸の狭間をたゆとう存在)
    下巻はカラフルな現代に生きるみゆき。(赤だけでなく青も持つ)
    表紙が三人を見事に象徴しています。

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著者プロフィール

岩手県出身。9月24日生まれ。2004年、「第17回MANGA OPEN」へ応募し、大賞を受賞。応募作『とりぱん』が2005年4月よりモーニングにて連載化。

「2012年 『とりぱん(13)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

とりのなん子の作品

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