TRANSIT(トランジット)5号 ~ヒマラヤ特集 美しきヒマラヤが呼んでいる~ (講談社MOOK)
- 講談社 (2009年6月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063793543
感想・レビュー・書評
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全く持って素晴らしい。
ヒマラヤもそうだが、なんといっても、シッキムやブータンも気になる。
かつてネパールも含む、三つのヒマラヤの王国があった。
とっても勉強になった。
インドの一番東の州、ものすごくものすごく(2回言った)気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009-06-00
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とにかく写真に惹かれるし、本の感じがいい!
とりあえず、行きたい場所のを集めます。 -
ヒマラヤの自然がどんな芸術よりも美しい。この地域を勉強している人にはお勧め。山が好きな人にもお勧め。
こういう写真家になりたいなあ -
この値段でこの内容なのは驚いた。
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ラダックから帰って来てすぐにこの雑誌を本屋で見かけた。
表紙の「特集 美しきヒマラヤが呼んでいる」
という文字のすぐ下には
「ネパール/ブータン インド:シッキム/ダージリン」
と書かれている。
手を伸ばさずにはいられなかった。
このTRANJITという雑誌は初めて観たのだが、美しい写真もさることながら、内容も豊富でなかなか楽しい。
パラパラと捲るだけでもいいし、文章を読み込むにも興味深い。
登山家が見たヒマラヤから、写真家がレンズを通して見た人々の生活まで取り上げられている。
懐かしいシッキムやダージリンの風景にも出会えた。
ブータンに関する記事の中で印象深い文章があった。
「旅の途中、日本や欧米の多くの団体客とすれ違ったが、まるで理想郷を発見したように、彼らが口々にブータンを絶賛しているのを目にした。
(中略)
しかしブータンは本当に「持たざる者」の道を選択することができるのだろうか。僕が覗いたカメラのファインダーの先に、そこには確かに、いくつもの「幸せそうな顔」があった。しかし時折感じる彼らの熱い視線の先に、僕が持つカメラやパソコンがなかったとは、僕には断言することはできない」
有名な「国民総幸福量」の思想で知られ、緩やかな鎖国状態ともいえるブータン。
世界最後の理想郷として有名となったが、これから先、目まぐるしいスピードで変化していく外の世界の中で、どういった道を進んでいくのだろうか。
民族衣装を着た人々に、伝統的な暮らしを守りながら、慎ましく生きていってほしい、美しい風景の中に近代的な建物は似会わない、純粋な人々にはインターネットに潜む悪には触れてほしくない、利便性を追求した暮らしをしてほしくない、このまま何も変わらないで牧歌的なままでいてほしい、
というのは、理想郷を失ってしまった人間のエゴなのだろう。 -
猛烈にヒマラヤに行きたくなった。
こんな魅力的な場所だったとは!
大自然をめぐるトレッキングも楽しそうだし、ネパール、ブータン、シッキム(インド)といった国々も非常に魅力的だ。シッキムという土地を、私ははじめて知った。
これらの国を単純に未開の神秘的な観光地として紹介するのではなく、急速にグローバル化が進み、古いものと新しいものがせめぎ合い、古いものが価値のないものとして失われつつある過渡期である、ということも隠さずに記事になっているのが興味深かった。
普段いかに自分たちが利便性の高い生活をするかに腐心しているくせに、旅先には、素朴で昔ながらの生活を守ることを傲慢に求めてしまう。現地の人間は、決して朴訥な聖人ではない。旅先は生活の場であり、アミューズメントパークではない。
そのことを「観光」に溺れるあまり、自分が忘れがちだということにはっとさせられた。 -
with beautiful photo.