明治緋色綺譚(2) (BE LOVE KC)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063803358

作品紹介・あらすじ

”明治中期、少女鈴は吉原の廓に売られていたが、縁あって呉服屋の御曹司・津軽に身請けされる。自分を救ってくれた津軽に感謝していたが、彼がなんの為に大金をはらって自分を救ってくれたのか解らない鈴。何も話さない津軽の本心を探ろうとするけれど!? 少女から大人になる時間を一緒に過ごすことになった鈴と津軽。ふたりの運命の恋が緩やかに動き出す、明治の恋物語。

時は明治、青年津軽に遊郭から身請けされた鈴は、自分を救ってくれた津軽に対し幼いながらも恋心を抱くように。そんな折、身請け金を津軽に貸した彼の親が鈴を訪ねてきてーー!? 明治時代に華開く、少女と青年の恋物語を、ティーンズラブで人気No.1作家のリカチが描く、歳の差必見LOVE!

感想・レビュー・書評

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  • 舶来のレースに心奪われる鈴ちゃん。

    明治の時代に初めて舶来の品々を目にした
    日本の人たちはどれほどの感動があったんだろうと
    想いを馳せながら胸が高鳴ったワンシーン♡

    「鈴には魔を払う意味もある」。
    綺麗な音に魔は居心地を悪くしてしまうのかな。
    私もお守りを作ってるので鈴をぜひぜひつけよう!

    「恋ぞつもりて 淵となりぬる」

    鈴ちゃんの恋の淵は優しい想いに象られた
    幸せの詰まった淵になるといいな。

  • 鈴と津軽が出会った時期、あんなに悲しいことがあって、そして大好きな津軽のお父さんと出会えたと思ったら、お父さんには煙たがられていて…子どもが経験するには辛すぎる事ばかりなのに鈴は強くて…でも環境が鈴を強くせざるを得なかったのかなと思うと切ないです…

    今まで辛い思い出ばかりだった分、津軽には鈴と楽しくて忘れられない思い出を作っていってほしいと思いました。そう、夕陽を一緒に見たように…鈴は津軽と居られるだけで幸せだと思うから。

    鈴は両親が居なくてお姉さんも…そしてお兄さんの行方は…?ここが気にかかります。

  • 津軽の両親登場。生真面目な商人気質の父親にとって、廓から来た鈴は受け入れ難いのかもしれない。そして常に斜め上の言動をする母親。鈴もタジタジだ。前巻の時も書いたが、鈴の恩知らずな言動は少し控えられてきたが、特別収録の「出会い」での言動は折檻の対象だろう。そもそも禿は売られてきた後、客相手の徹底した躾が整うまで外に出されないし、あんな言動を吉原内で客相手にしていれば、すぐさま店に報告されて壮絶な折檻が待っている。ましてや店の中では論外だ。マンガだから多めに見よう。河内が武術もマスターしているのは驚いた。

  • 【あらすじ】
    時は明治、青年津軽に遊郭から身請けされた鈴は、自分を救ってくれた津軽に対し幼いながらも恋心を抱くように。そんな折、身請け金を津軽に貸した彼の親が鈴を訪ねてきてーー!? 明治時代に華開く、少女と青年の恋物語を、ティーンズラブで人気No.1作家のリカチが描く、歳の差必見LOVE!

    【感想】

  • 無料アプリ。前巻の終わりに津軽への恋心を自覚した鈴。この2人が何歳差なのかすごく気になるところ。津軽の方は現段階では特に恋心は感じてなさそうだけど。津軽のお父さんとお母さん登場。鈴はお父さんにはあまり歓迎されてないみたい。お母さんは受け入れてくれてるみたいだけど。鈴には一緒に遊廓に売られたお姉さんの他に家族がいた様子。これから少しずつ明らかになっていくのかな。後半には鈴と津軽の出逢いが。鈴のお姉さんもずいぶん心が病んでたんだなぁ。鈴もこんな小さいのにすごい経験をしてしまってるなーと思う。さがしものとか恋愛メインではなく、人情モノっぽい感じで進んでいくのかな?

  • 推理より、人間関係の描写に力が入ってきている印象。
    鈴のお兄さんの存在が示唆され、今後、大きく物語に関わりそう。どの段階で登場するのかが少し気になるところ。

  • 二巻目です。鈴ちゃんの過去、悲しいですね。津軽もこのころから掴みどころのない性格をしているんですね。悲しくて、切なくて、この漫画が好きです。

  • 二人の出逢いのエピソードも収録。
    お姉さん、切ないねえ。

    この二人、何歳差くらいなのかなあ。
    当時、このくらいの年齢差は珍しくなかったというけど。

  • 吉原から身請けされた鈴子の過去が少しずつ動き出す。
    大人びていても、心に傷を負っている鈴ちゃんのけなげさがかわいい。優しく見守る男性陣と主のお母さんの理想的なことといったらもう!見ていて気持ちいいです。

  • 歳の差ラブっていうわりに恋愛要素が薄い。津軽にもう少し執着する心があれば萌えるんだけども…

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著者プロフィール

BE・LOVE2011年6号で「明治緋色綺譚」の読み切りを掲載。主な作品に「明治緋色綺譚」(全13巻)、続編「明治メランコリア」(全11巻)、「昭和ファンファーレ」(全7巻)がある(すべて講談社)。

「2023年 『星降る王国のニナ(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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