作品紹介・あらすじ
ますます圧力を高める秀吉は、小田原討伐に出発。秀吉不在の中、北政所・於ねの計らいで、大坂に集められた諸侯の奥方を招く宴が催される。於通はその手伝いをすることになり――!?
ますます圧力を高める秀吉は、小田原討伐に出発。秀吉不在の中、北政所・於ねの計らいで、大坂に集められた諸侯の奥方を招く宴が催される。於通はその手伝いをすることになり――!?
感想・レビュー・書評
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公家・摂関家の若き当主、近衛信輔と恋愛中の於通さんだが、信輔側の御付の者から、得体のしれない離婚歴のあるおなごは相応しくないと、出入りを禁止されてしまう。
於通さんは、御所に出入りを許されて、天下人にも認められているし、人々からは才女ともてなされ、恥じない生き方を自負している。
今まで、ひとりで筆だけを頼りとしてきた誇りが無残にも砕かれて、辛い心胸に。
カブいちゃうぐらいの信輔はんのことだから家を出て、この恋、成就させてしまえ!
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いきなりあらわれた親戚と許嫁に困惑する於通。秀吉の弟の家臣として押してきて抗えず。なのに大事にもされず飛び出し。思い人左大臣の転変も激しく。出雲お国との出会いと刺激。ひとり立ちして文雅で生きていくと一家をたて。真田信幸、幸村兄弟との、兄弟のちぎり。千利休との交流。石田三成からの警戒。秀吉からの誘いを断り続け、その正妻おねの奥祐筆となり、茶々ら三姉妹ともまじわり。盛り沢山な内容と成り行き。そのひとの将来を見てしまう眼とともに、九条の大御所から腕利きのくノ一もつけてもらい要所で活躍…と。2-5巻、鶴松誕生後しばらくのところまで読み進め。
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女性の目線で描いた戦国。時代は豊臣の世へ。女一人後ろ盾もなく、能力を頼りに身を立てる於通の姿、それもまた女の戦。
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秀吉はじめ武将はみな小田原討伐へ。信輔の体調と利休の立場。大阪に残された女たちのための宴で発揮される茶々のカリスマ、ガラシャとの出会い…続きが気になって困る幕切れ。
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近衛信輔との仲が進展したような進展してないような。
戦国時代の知識は中途半端なので、展開を楽しみ。
甲斐姫が気になったから、のぼうの城あたり読んでみようかな?
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著者プロフィール
3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。
「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」
大和和紀の作品