- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063803594
作品紹介・あらすじ
高校かるた選手権も終わり、学校に戻った千早たちはそれぞれの戦果を得て一歩前進する。千早も詩暢と戦うためクイーン戦予選へ向けて練習に励むが、予選の日は修学旅行の日程と重なっていてショックを受ける。そんな中、ケガをしていた右手もようやく完治。満を持して臨む吉野会大会にはA級として初参加の太一、福井から新、そしてライバルたちも参戦し大波乱の予感!
感想・レビュー・書評
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でも私の中には たくさんの先人の言葉が
受け取ってきた宝物があるので
それをきみらにパスするために
受け売りをするために教師になったんですよ
「おじさんおばさんで表紙!? どこまで色気を削る気よ?」と
作者が菫ちゃんにおまけの4コマ漫画でつっこませる、この表紙を
力強く後押しし、煌めかせる台詞を中盤で発見して、心が震えました。
ヒロイン千早でもなく、太一やかなちゃんなど、かるた部の仲間でもなく
物語の中心人物とはいえない国語の先生に、こんな珠玉の台詞を呟かせて
千早の迷いに終止符を打たせる、末次さんの思慮深さ。
瑞沢かるた部の快進撃は、千早たち個人個人の一途な努力や
部員たちの固いチームワークのみならず
彼らを静かに見守り、折に触れて誠心誠意の言葉をかけてくれる
先生たちの支えあってこそなのだと
作者の思いが鮮やかに立ちのぼってくる一瞬でした。
私も、〇十年にわたって蓄積された(はずの)先人たちからの宝物を
音楽を通して、素敵に受け売りできるようなレッスンをしなくっちゃ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は物語を支える先生方が表紙です。
私もいつも誰かに助けて欲しくて
引き上げて欲しかったりしますが、
「先生」は戦い方を教えてくれるだけ。
でも一生強くある武器をくれるのは
心に住む「先生」なのだと思います。
・・・という作者のことば。
そして先生たちそれぞれの思いにぐっときました。-
ちはやふるに出てくる先生方、それぞれかなり個性的だけれど、素敵ですよね♪
私も、週に1度、30分~1時間くらいしか顔を合わせられない生徒たち...ちはやふるに出てくる先生方、それぞれかなり個性的だけれど、素敵ですよね♪
私も、週に1度、30分~1時間くらいしか顔を合わせられない生徒たちとの
一回一回のレッスンを大切にしなくてはなぁ、と
doroppoさんのこのレビューを読んでしみじみ思いました。
それにしても、娘よ、早く18巻買ってきて~!2012/09/20
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待ちに待った新刊!
良かった~。
相変わらず、かるたに対して前向きにまっすぐに向き合う、ちはやが好き。
今回は、かなちゃんが良かったなぁ。ちはやが迷ってるときに「積もっていく」っていう考え方を伝えてあげれるかなちゃん。私もこの「積もっていく」考え方が好き。
つくえ君に対するフォローも泣けてくるし・・かなちゃん、なんていい子なの!!
読み終わって再度、表紙を見ると 心にじ~んとくる。
そう、みんな先生たちに支えられてるんだよね・・
早くも次巻が待ち遠しい。-
わあ、noboさんいいなぁ!もう読まれたんですね。
『ちはやふる』は娘のコレクションなので、新刊が出ても
娘が買ってきて、貸してくれるまで...わあ、noboさんいいなぁ!もう読まれたんですね。
『ちはやふる』は娘のコレクションなので、新刊が出ても
娘が買ってきて、貸してくれるまで読めないのです(>_<)
私も気遣いのかなちゃん、大好きなので
早く読みた~い!2012/09/14
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元クイーンに勝っちゃった!A級優勝しちゃった!わーー!Σ੧(❛□❛✿)
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普段、巻数の多い漫画系はある程度まとまってから書いてるのですが、
この一言にただ痺れたので、残したくなりました。
- 私の中には、たくさんの先人の言葉が、
受け取ってきた宝物があるので、
それをきみらにパスするために、
受け売りをするために、
教師になったんですよ
これもまた、形を変えたインフォメーションと、
そしてエクスフォーメーションの流れでしょうか、なんて。 -
ちはやの進路希望表を読んで、思わず涙が浮かびました。
太一の成長が頼もしく、切ない。
白波会の先輩(先生)方が彼にエールを送るシーンが素敵です。
余談。
4コマで中学生編ノベライズの予告にて。
中学生太一に驚くちはやの表情すごい。
高校生になって、再登場したときの様子から、粗方の予想図はありますが、やはりそうなのかな。 -
太一のかるたに対する姿勢がかわりつつあるこの巻。
太一・千早・新の関係よりも、かなえちゃんと机君の関係が気になり始めました。 -
少女漫画なんやけど部活バカの話…
もちろん恋愛要素もあるけどそれよりも
百人一首の魅力の深さに魅せられる! -
この漫画は、キャラクターのひたむきさにグッと来る。
今回は、机くんが成長してきたのを実感して、心迫るものがあった。
巻が進むにつれて、なんだか一線から引いた感のあった彼が、今回とても成長していて嬉しかった。
勿論千早も成長している。
後半部分、顧問の女帝が千早のために涙をするのも、頷ける。
カルタだけじゃなく、人間的に成長して行くキャラ達。
また次巻を楽しみに、しばらく過ごせそうだ。