イシュタルの娘~小野於通伝~(8) (Be・Loveコミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 127
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063804089

作品紹介・あらすじ

老いてもうけた一子・拾を溺愛する秀吉。帝の信頼もあつい信輔への敵意は、ますます大きくなる。そんな中、於通の才を見出し、導いてくれた大御所さまが病に倒れてしまう。大きな喪失感を抱える於通に、衝撃の知らせが。秀吉と三成の画策により、信輔は京を追われ、流人となって薩摩へと流されると……!?

老いてもうけた一子・拾を溺愛する秀吉。帝の信頼もあつい信輔への敵意は、ますます大きくなる。そんな中、於通の才を見出し、導いてくれた大御所さまが病に倒れてしまう。大きな喪失感を抱える於通に、衝撃の知らせが。秀吉と三成の画策により、信輔は京を追われ、流人となって薩摩へと流されると……!?

感想・レビュー・書評

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  • 豊臣秀吉の甥の秀次を高野山に追放し切腹させ、秀次の子や妻妾侍女37名を三条河原で処刑した出来事や、浅井三姉妹の江与が徳川家に嫁入り(再婚)する話などに、主人公の於通さんは、うまい具合に入り込んでいる。

    神託に従事する飯綱の太夫が言うには、於通さんは、よくよく“負け組に心を寄せる”と…。
    自分のことより窮地に追い込まれた人々の支えとなっていた女性であったのだろう。

  • 2018.6.16市立図書館
    29 夜明けの星
    30 配流の途
    31 坊津にて
    32 女子の武具

    大御所さま(九条稙通)の死、近衛信輔の薩摩への配流、そして秀次の失脚、と厳しい時代が続くが於通は確実に強くしたたかになってきている。そんななか、江与が徳川秀忠に嫁ぐことになり…おてんばだったのが豊臣家の政略のためにすでに三度目の結婚となるこの江与像がなかなか魅力的。

  • 取り敢えず8巻まで読みましたのでメモ!←すぐ忘れる。

    いいね!
    読み漁りまくった大好物の戦国時代ですが、公卿側の文化人が紡ぐ物語が斬新!知ってる知ってるのお馴染みの登場人物の群像劇の中に、そうだったのか〜。知らなかったな〜。が散りばめられており、剛で斬!テンポがいい!飽きない!絵画や美術の背景がクッキリと浮かぶため、美術館に行きたくなります。

    ママには馴染み深い大和和紀大先生ですが、美麗なイラストを見慣れたイマドキ中学生の娘にはどうなのかしら?と特に勧めなかったのですが、ガッツリ熱中して読んでおりました。大和和紀大先生が忍者大好き少女だったなんて嬉しい限りであります。やっぱり凄いなー。

  • やはり大和和紀、あの歳で、クオリティが下がらないとは、さすがだ。

  • この時代の高貴な女性達の中、好きに恋愛できるっていうのは、素晴らしいことなんだなって思います。最後の江与様のようにできる人って少ないでしょうが、このあとの展開はどうなるのか、そっちも気になります。

    かなり精神的におかしくなってきた秀吉。淀君の話も聞かないし、早く死んで欲しいって思う人、たくさんいそうです。

    次は5月かぁ。
    先は長いですね。

  • 201311/女性陣のたくましさ!史実と和紀先生ならではの描写がぴったり。そして、伝その29、よかった…!

  • 安土桃山期を代表する女流書家、小野於通(おの の おつう)の伝記之八巻目。

    浅井長政とお市の三女、つまりの信長の姪にあたる「江与(えよ)」が三度目の結婚で徳川秀忠に嫁ぐ前に於通に見得を切る。

    曰く、
    「わたしはすでに結婚三度目…いわば歴戦の強者(つわもの)ぞ。
    徳川のこせがれなどひと呑みにしてくれるわ!」

    頼もしすw

  • 最後の江与様のたくましさに思わず笑ってしまった。この漫画の江与様は、男に生まれていればさぞかし、と思ってしまうお方で愉快。

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著者プロフィール

3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。

「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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