イシュタルの娘~小野於通伝~(10) (Be・Loveコミックス)
- 講談社 (2014年11月13日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063804454
作品紹介・あらすじ
天下を二分する大戦へ時代が揺れ動く中、於通は大切な人を守るため立ちあがる!!
豊臣忠義の将・石田三成の蟄居により、権勢を増した徳川家康が、ついに戦端を開く!!
戦によって人々が引き裂かれる中、於通は信尹と共に戦を避ける手立てを模索するが……!?
譲れぬもののため、それぞれが下す決断!!
天下を二分する大戦へ時代が揺れ動く中、於通は大切な人を守るため立ちあがる!! 豊臣忠義の将・石田三成の蟄居により、権勢を増した徳川家康が、ついに戦端を開く!! 戦によって人々が引き裂かれる中、於通は信尹と共に戦を避ける手立てを模索するが……!?
感想・レビュー・書評
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前巻で秀吉が亡くなり、あとを追うように前田利家も没し、邪魔者が去る中で豊臣を滅する気でいる徳川家康が勢力をあげてくる。
石田三成襲撃事件、細川珠の自害、そしてなんといっても関ヶ原の戦いが画かれている10巻は面白く、そこに於通さんが見守るように、うまい具合に登場する。
関ヶ原の戦いに参戦した、於通さんと縁深い真田父子、兄弟の家族愛には涙腺がゆるんでしまった。
戦でみんなが引き裂かれてしまう。
幸せな時間のまま止めることなど無理なのでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょうど大河ドラマとリンクする、関ヶ原の戦い前夜〜戦後までの話。主人公はお通だけど、東軍西軍武将の関係性がすごくわかりやすいし、真田のエピソードも詳しく描かれている。「あさきゆめみし」に続いて、受験生の戦国史バイブルにしていいと思う。
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2018.9.15市立図書館
ひさびさに順番が回ってきた。三成の蟄居、犬伏の別れ、第二次上田合戦、そして関ヶ原へと。このへんは「真田丸」のおかげで人物や背景がわりと頭に入っているので、ひさびさでも苦労なく物語に合流できた。 -
関ヶ原の戦い終了。
なんとサクサク物語が進む事か。次巻は江戸! -
戦国時代のひとつのクライマックスである関ヶ原の戦いにきたけれど、視点が公家に近いところにあるので、地味といえば地味かな…真田とのかかわりで真田の描写が多いけど、せっかく公家視点なんだからそっちももう少し詳しく見てみたかったかも。
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ちょうど大河ドラマ軍師官兵衛でもそろそろ関ヶ原。同時代の違う観点からの描き方。歴史ってどの人に焦点を合わせるかで正義まで違って見えるから恐ろしくもあり、面白い。漫画で歴史を読むと、時代の流れがより容易く頭に入ってくるから有難いわ。
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安土桃山~江戸初期の文人「小野於通(おのの おつう)」の生涯を描く歴史大作もいよいよ関が原。
男たちは激しく戦うが、女たちの戦いも、またある。
細川忠興の室、ガラシャの気高く壮絶なる最期、真田信幸(真田幸村の兄)の妻にして、猛将・本多忠勝の娘・小松の凛々しく清しい覚悟など、懸命に生きる様が鮮やかに描かれている。
歴史好きはもちろんのこと、歴史が苦手という方でも、これさえ読めば、信長~家康までの歴史について、真綿が水を吸い込むが如く修得できる。 -
201411/関ヶ原。それぞれの矜持・思いの決断、悲しく切ない展開。阿国のエピソードがたくましい。そんな中、おつうが家康から江戸行きを命じられたとこで次巻へ…。