ライトノベル(1) (KCx(ARIA))

  • 講談社
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本棚登録 : 298
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063805130

感想・レビュー・書評

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  • 大学生ライトノベル作家の元へある日一通の奇妙なメールが届く。
    その日を境にして彼は自著の見立てともとれる連続殺人事件に巻き込まれていくのだが……

    暗躍する謎の少年。胡散臭い刑事。
    自らの作品を模倣するように次々起こる猟奇的な事件が「日常」を浸蝕していく……

    フィクションに触発され犯罪に走るという言説は事実か?はたしてフィクションはそこまで影響力を持つのか?
    フィクションの作り手及びその享受者にとって避けて通れない命題に斬新な切り口で挑んだ実験作にして意欲作。ライトノベルの見立て殺人を行う黒幕は、これを一種の実験と称している。

    いわく、―「我々は創作が人間にもたらす影響を追究します」−

    逆転の発想、認識の倒置。あくまで「追究」であって「追及」ではない。
    事件が起こると犯人が偏愛していた漫画アニメゲームの影響が取り沙汰されるのは昨今の常だが、この犯人の動機は斜め上すぎる。

    「本当かどうかわからないならわざと混ぜてみればいいじゃない?」

    一巻はまだ序章にすぎず、犯人の正体はおぼろげにも掴めない。
    しかし引き込む力は十分にある。
    ライトノベルの愛読者はもちろん書き手志望者なら主人公の創作スタイルにシンパシーを抱くだろうし、問題提起にも興味を示すはず。

    ブログやツイッター・携帯など、すっかり世の中に浸透したツールが頻繁に登場し、事件の進展の鍵を握るのも面白い仕掛け。

  • 電子書籍で無料で読んでいたので油断していたら、
    なかなか面白い!ぐいぐい読んでしまいました。
    そういう目のつけどころ、なるほどね~
    1巻の勢いを失わず、完結してほしいと思います。

  • 創作物が人に与える影響とは…
    プラスに与える影響(スポーツや競技をやってみよう等)があるなら、マイナス影響もやはりあるのかなぁ…、どうだろう?
    気になる伏線が色々と張られているので、続きが気になりますね。

  • ずっと探しててようやく読めた…だけにガッカリ

  • フィクションは犯罪の引き金になりえるか?

    たぶん読者よりも、(考え抜いて作品を世に送り出している)作家さんが一番ドキッとするテーマを、なるしま節で読めたのが何よりよかった。
    なるしま作品では1番好きかもしれない。

    スラム○ンクの引用はちとズルイなーと思ったけど、創作が持つ影響力が一瞬でわかるセリフで、とても印象に残った。

  • なるしまゆりがこういうものを描くとはなぁ。
    少年魔法士とかって完結したんだっけ。

  • 話の導入は結構良い。見立て殺人モノとみせかけてのさらなる仕込みがありそうな。強いていうなら、作家と刑事の見分けがつかない時があったりなかったりのモヤッと感がアレなだけ。

  • なるしまゆりさんのミステリー?オカルト?
    ファンタジーの世界だけではなく、なるしまさんはこういった怖い作品がお上手ですね。
    この作品は怖い。でも続きが読みたくて仕方がない。
    2巻まで読みました。続きを早く買わねば!!

  • シリアスで重いストーリーなのに、独特の言い回しやキャラクターの性格のおかげでテンポよく読めます。
    なるしまさんらしい作品。
    不死者あぎとや少年魔法士、少年怪奇シリーズが好きな人はこの作品も嵌ると思います。
    主人公の左々暗先生と警察官の遣り取りが面白い。

  • なるしまやっぱいいわー。
    遅筆だろうがなんだろうがいいもんはいいわー。

  • そこはかとない怖さを感じます・・・。
    なんでしょうねえ。なるしまさん独特の言い回しや場面展開のせいでしょうか。
    とにかく、がんばれ主人公!と言いたくなります。

  • ライトに重い主題を書く、この人のパターンの一つ。
    好き。

  • やっと読み終わった。小説に書いたことが現実に起きたら、っていう話。ネタ的にはオーソドックス、なのに先が気になりすぎる。1巻だけでは話が掴みづらいところもあるので早く続き読みたい。

  • 自分の書いた小説の通りに殺人事件が起きたら…と言う話。
    まだ導入部だろうと思われますが、展開は早く、ハラハラして面白いです。
    なるしま節全開なのも嬉しいし、何気に主人公が「いい人」なのもいい。
    次巻が楽しみです。

  • うを、なにこれ。面白いですよ。。なんかじわりと嫌な気持ちが。。こわっ!なんか全然言葉にならないですけど、これは...。とりあえず続きが楽しみです。

  • ようやく買えた。<br /><br />少年怪奇シリーズのような、現代舞台のオカルトもの。現実とのメディアミックス」っていいのかそれ?

  • うっわ、おっもしろかった!この話にどういう結末をつけるのか非常に楽しみです。グロさ怖さも控え目だったのでぎりぎり読めた。けどぞわぞわする怖さはやっぱりある。ライトノベル、その作り物が起こす影響。

    ネタバレしますよ。
    昨今話題になりがちな漫画アニメ等の表現規制について、茶化すわけでもなく逆に規制反対!と風刺するわけでもなく、ただ単に題材として淡々と「漫画」を描いてるだけというスタンスが好きです。漫画本来の役割のみをきちんと追求してる感じ?つまりは単純に面白かったって言いたいだけ(笑)
    主人公が書いてるラノベ通りに犯罪が起き始めて、メールが来る。この巻の最後の方で明かされる理由だからネタバレなんだけど。漫画やアニメの見過ぎによる犯行、現実と虚構の区別がつかないって問題になるけど根拠もないしデータもないよね、だからデータ作ろうよ、現実と虚構混ぜたらどうなるかな?小説通り犯罪しますていう。
    犯人と思われる人がそこに至った経緯がまた上手い。こういう、遣る瀬無い負の連鎖というか、誰にもどうにも出来なかったんじゃないかという日常にある理不尽さを描くのやっぱり上手いなと思います。きちんと区別がついた上で、でも好き、と作り物を楽しんでいた11歳の聡明な男の子。区別がつかなかった大人。母親。そして描かれたライトノベル。
    少年は幻覚なのかなぁ。
    この人の独特な言い回し、テンポが生む印象の強さ。面白くて好きです。そしてど真ん中で的を射た言葉ばかりだといつも思う。他人の死の定義とか◯◯の読者が死んだ、優しい先生とかの表され方のおかしさとか。
    世の中にはプラスもあればマイナスもある。作中でなされる世間的に捉えられている作り物についての評価、そしてその影響。それに対してどういう答えをするのか非常に興味があります。かなり難しいと思う。

    読者は作家の都合なんて考えない
    作家もひとりひとりの都合なんて考えない
    つながるのは作品だけ

    というのには凄く同意しました。刑事が不気味にいいキャラしてる。無事完結しますように!

  •  こっえええ。ちょっと不思議(幽霊)要素はあるけれど、なるしまさんの作品でここまでファンタジー(オカルト)よりも現実の事件を中心に据えた話は初めてな気がする。
     今までで一番怖い気がするのはご時世のせいで「現実的にあり得る事件」と感じるからか、そういえばここまでグロいのは不死者あぎと以来だからか。怖い。犯人が「正気100%で狂ってる」感じなのが尚更怖い。
     前の雑誌で1巻収録よりちょっと先の話を拝見したけど、もしかして「弟は現実に帰ってこない」はミスリーディングで、ミカトくん=犯人の片割れでお姉さんとの会話は二重人格の描写だったりしたら怖いなあと妄想。
     怖いけど興味のある題材なので、なるしま先生の描く「答え」に期待。

  • 斜め読みしたら展開についていけないマンガ。ちゃんと読んだら特に分かりにくくはない…けども!虚構と現実混ぜたらどーなんの、なんて使い古されているようで、まだ一度も解決していないような気のする問題を…難儀だ。議論のタネになっても、ずばりでマンガのタネになるとは思わなんだわw
    結末よりも、展開の仕方に注目してます

  • なにがどうなってるの…一気に読みたい系。

  • サスペンス・ホラーというか、なるしまさんの話では
    このテイストが一番好きなので、次巻も楽しみ。
    でも、他のシリーズの続きも読みたいなー。

  • 久々の新シリーズ。
    少年怪奇に近い方向性を持っているかなと思いつつ

    まだ1巻だというのにひきつけ方が半端ない
    2巻が出るのが待ち遠しくてしょうがない。

  • ホラー…?
    少年怪奇シリーズやあぎとと同じ感じ。
    つまりはちょっとグロい部分が。
    でもやっぱり、この方の書く世界が好きだなと思いました。
    今後の展開がすごく気になります。

  • 面白い!!
    大好きなるしまゆりさんの新しい世界観☆
    相変わらずこの方の発想はネ申だと思う.
    血とかサスペンス駄目な人は駄目だと思うけど.
    考えさせられる,今の時代の話.
    この先にも期待☆
    鉄壱智もオススメ!!←

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著者プロフィール

性別を問わず、多くのファンを持つ実力派作家。
代表作は『少年魔法士』『鉄壱智』『ライトノベル』など。

「2014年 『ぼくと美しき弁護士の冒険(3)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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