- Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063805154
感想・レビュー・書評
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「今だからこそ読みたい、近しい世界の物語」
少し不安を誘うような赤い表紙をめくると、そこには4つの短編が収められています。「とある戦争がもたらしたもの」が共通の題材となっていますが陰惨ではなく、じわりと胸にしみてくる作品ばかりです。「鳩の世界」に出てくる鳩たちの愛らしさや、「朗読時間」のヒロインの感情の揺れ動きは見どころ。最後は希望が残る終わり方になっているので、あらゆる世代の人におすすめしたいです。日々の生活で忘れがちな、大切なことの再確認にぜひ。(kuu)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
重いけど、切ない・・・。
とっても大切な一冊です。 -
初めて読む漫画家さんだったけれど、久しぶりにこの漫画家さんのまんが、いろいろ読みたい!と思いました。
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前の話と繋がっていく連作短編。最後まで綺麗に終わっていて気持ちいい。
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戦争が遺したものたちのお話。リデアとテオに泣いた。
関係ないけどレグルスがポッター時代のびっけさん思い出した -
第二次大戦中ヨーロッパと似た世界観で描かれた連作短編集。短編どうしがゆるやかに伏線でつながっている。萩尾望都のようなドライな描き方ではない。
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赤!
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戦争が遺した美しい負の遺産を皮切りに紡がれる短編集。
少年・サマーキャンプ・図鑑・謎の花…と来たので初期の長野まゆみ作品を想像して読み始めたらまるで違う。
ストーリーの細部にまで張り巡らされた諸々が素晴らしい。
世界観や空気、絵柄も背景や小道具の書き込みも凄くツボでした。
読んで良かった。