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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784063805154
感想・レビュー・書評
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「今だからこそ読みたい、近しい世界の物語」
少し不安を誘うような赤い表紙をめくると、そこには4つの短編が収められています。「とある戦争がもたらしたもの」が共通の題材となっていますが陰惨ではなく、じわりと胸にしみてくる作品ばかりです。「鳩の世界」に出てくる鳩たちの愛らしさや、「朗読時間」のヒロインの感情の揺れ動きは見どころ。最後は希望が残る終わり方になっているので、あらゆる世代の人におすすめしたいです。日々の生活で忘れがちな、大切なことの再確認にぜひ。(kuu)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
重いけど、切ない・・・。
とっても大切な一冊です。 -
初めて読む漫画家さんだったけれど、久しぶりにこの漫画家さんのまんが、いろいろ読みたい!と思いました。
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前の話と繋がっていく連作短編。最後まで綺麗に終わっていて気持ちいい。
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戦争が遺したものたちのお話。リデアとテオに泣いた。
関係ないけどレグルスがポッター時代のびっけさん思い出した -
第二次大戦中ヨーロッパと似た世界観で描かれた連作短編集。短編どうしがゆるやかに伏線でつながっている。萩尾望都のようなドライな描き方ではない。
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赤!
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戦争が遺した美しい負の遺産を皮切りに紡がれる短編集。
少年・サマーキャンプ・図鑑・謎の花…と来たので初期の長野まゆみ作品を想像して読み始めたらまるで違う。
ストーリーの細部にまで張り巡らされた諸々が素晴らしい。
世界観や空気、絵柄も背景や小道具の書き込みも凄くツボでした。
読んで良かった。 -
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久々に表紙買いをしましたが大当たり。
絵がとても綺麗で何度でも読み返したくなる感じ。
全体的にリンクしている話私は好きです。シリーズの続きがもっとあればいいのになあと思う。 -
ありそうな話ではあるんだけど、不思議でぞっとさせられるのに最後には感動させられた。戦争なんて嫌だよね…。
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“「それ 最後のほうなんでページ破かれてんの?」
「ああ これは……」
『ここから先のページの花はもう存在しない草花なんだよ』
『どこにも?』
『そうだな どこにもないはずだ
そして 咲いていてはいけない花なんだよ』”[P.25]
裏を考えると暗いけど。
一応ハッピーエンド。
繋がってるの好き。
カバー下にちょっとぞくり。
“「……この本 どこまで読んだか覚えてる?」
「!!」
「最初から読んだほうがいいかしら?」
「……ああ ありがとう」
「ちゃんと朗読するのは10年ぶりよ
……うまく読めるかしら
ごめんなさいね
声が震えるわ ごめんなさい」
「僕こそすまなかった
君の声が好きだからまた聞けてうれしいよ」”[P.86] -
戦争によって奪われた自由や、今までの何気ない幸福が戦争によって不自由・不幸に変わってしまう。それを乗り越えた人々が最後につながっていく。
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それぞれがつながり合う短編集。
過去の戦争を通じてたくさんの人達の想いがあって、中には不幸もあるけれど、それでも最後のページをめくったときにほっと幸せな気持ちになった。
良い意味で同人誌っぽい本。嫌いじゃないなあ。 -
一回目読んだ時は普通に良い話だなあって思ったくらいだったんですが、2回目よんだら、なんだかぶわっときました。
こういう、繋がってる話好きです。
切ないです。
絵も綺麗で好みです。 -
サイドストーリー的なお話を集めて大きな流れを見せてもらった感じ。
バックにある戦争をメインとしたお話とかも少し見てみたい気がしないでもない。 -
2011/08/25購入・10/24読了
リンクしたお話は、なかなかにして面白い。
不思議なお話3話、普通のお話1話。
鳩の子が可愛くて癒された。 -
一つの戦争にまつわる、様々な時代や人の短編集。やっぱり、この作者さんの描く表情や人物はいい。綺麗な絵なのに(だからこそ? )、心をえぐり取られる感じがいい。一通り読み終えて表紙を見直すと、ぞっとくるものがある。
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切なくて優しい物語。その中に確かに戦争という事実を織り込む。
びっけさんのお話は、それでもハッピーエンドだから好き。
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