昭和元禄落語心中(2) (KCx)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2933
感想 : 174
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063805543

作品紹介・あらすじ

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎。 
娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。 
昭和最後の大名人・八雲がムショで演った「死神」が
忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。 
弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?
昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!

惚れ抜く八雲師匠の芸だが,オイラにゃできねぇ、気づき始めたこの与太郎。小夏の父ちゃん・亡き助六のすげぇ落語に取りつかれ、迎えた師匠の独演会、やっちゃいけねぇヘマをした。破門と言われた与太郎と、与太をかばう小夏の二人に、師匠が語る約束の噺たぁ……!? 与太郎放浪篇から八雲と助六篇へ。「長ぇ夜になりそうだ――」

感想・レビュー・書評

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  • このコミック、私には、肌があっているようです。引き続きいい雰囲気の展開です。師匠の語りから、場面は変わり、天才肌の助六と努力家の八雲、思春期の出会いから青春期の交遊が知らされます。二人には落語界を盛り上げようという誓いがあったようです。でも、助六が夭折。師匠は与太郎に助六の才能を感じるのですね。

  • 面白かった

  • 読み終えた直後、返し読みしながら、『次はどういう展開なんだろう…こんなかなー…あんなかなー…』なんて妄想してしまうほど、この漫画を欲してしまいました…秀逸極まりない☆

  • うーん、面白い。モデルは圓生と志ん生でしょうねえ。助六には談志も少し入ってるような。もちろんフィクションだから全然同じってわけではないけど。のめり込みます。

  • 与太、自分の落語について考え始めるの段。

    されどメインは、師匠と助六昔語り。

    足が悪いし、菊の母さんに顔向けできねえからおめえは東京に…のところが、ぐぐっときます。
    きゅうっとなるけど、ちょっぴりうれしいような気持ちもあって。
    出会いの最初と比べると、菊も(先代の)八雲やまわりの人々にきちんと言えるようになったのだなあ、とじんわりします。



    坊と初太いちゃつきすぎじゃね? という疑問は隅においておく。うん。

  • 師匠の独演会で、やってはいけないヘマをして、破門を言い渡された与太郎と与太郎をかばう小夏。破門の代わりに交わした三つの約束とは?そして稀代の天才と謳われた今は亡き助六と八雲の約束の噺とは。八雲と助六の物語の、はじまりはじまり。

    「できねぇ時? そん時ゃ諸共心中だよ」
    落語の世界に生きるものの矜持、相変わらず八雲師匠にはシビレます。

    今回は与太郎放浪篇から、八雲と助六篇に。前座・二つ目時代の八雲師匠が初々しいです。そして続きが早く読みたい!

  • 八雲と助六の出会い。
    これは萌える。

    与太と小夏に約束させた「私より先に死なないこと」が心にズシンと重いす、八雲師匠…。

  • こんな風に掘り下げてゆくのか!と、感激しまくる。絵と台詞と舞台と、どれもが絡みあって素晴らしくて。

  • 若き八雲師匠、魅力的
    雲田はるこ先生の描く体の線がいいんだよなー

  • 落語家が子供を引き入れ、弟子を取り、強引なを持ちながら落語をつづける話。落語に興味は出るだろうし、アニメは見せてみたい。

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著者プロフィール

漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。

「2017年 『落語の入り口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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