昭和元禄落語心中(4) (KCx)

著者 :
  • 講談社
4.16
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本棚登録 : 1676
レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063806311

作品紹介・あらすじ

"ついに助六、破門となった。落語をやめるな、師匠に詫びろ、必死にくどく菊比古に、それでも耳を貸しちゃくれねぇ。あげくに身重のみよ吉と、手に手を取っての道行きだ。独り落語に打ち込む菊比古に、今わの際の七代目、明かした「八雲」と「助六」の巡る因縁話たぁ……!?
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"ついに助六、破門となった。落語をやめるな、師匠に詫びろ、必死にくどく菊比古に、それでも耳を貸しちゃくれねぇ。あげくに身重のみよ吉と、手に手を取っての道行きだ。独り落語に打ち込む菊比古に、今わの際の七代目、明かした「八雲」と「助六」の巡る因縁話たぁ……!?"

感想・レビュー・書評

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  • 全10巻読了。まだまだ続くよ八雲と助六回想、落ちていく助六と持ち上げられる八雲が対照的に描かれる巻。そしてミニ小夏が登場。小夏のためだけの助六と八雲二人の「野ざらし」が素敵。それにしても小夏は子供時代も可愛げ薄味。もう少し素直じゃない故の可愛さみたいなものが出ても良いんじゃないかと思ったり。

  • 菊さん、ますます男の色気を出してきますね。初めは助六さんのものだったのに、逆転してません?二人の絆は強いですね。でも、大名跡を譲りたいとまで言わせるものは何でしょう?BL!?「やっと来てくれた・・・」みよ吉のラストのセリフに胸が熱くなりました。いい物語です。

  • 表紙のみよ吉さんも色っぽいのですが、カバー下の菊比古の艶っぽさに脱帽です。必見!破門され出て行く助六の背中に縋る菊比古の思いに胸が打たれます。同志であり親友でありライバルであり家族でもある。この複雑な感情がラストやっと二人を結びつけたのに、その先には破滅が待っているだけなんて…。七代目の過去の因縁、みよ吉の執着、小夏の存在などクライマックスに向けて見どころいっぱいの四巻です。ただの漫画とは思えない、まるで小説を読んだような満足感に浸れます。それほど雲田さんの絵はこの落語心中の世界観にピッタリ。そして誰もがこれを読んで落語の世界に魅せられるに違いない。

  • 菊さんがっ!!素敵でっ!きゅんきゅんしましたっ!

    相変わらずテンポがよくてたのしい。
    菊さんの死神はほんとに聞いてみたい。

  • 八雲と助六編もいよいよクライマックスへ、という中盤の盛り上がりが見事な四巻です。ある種ストーリー展開の必然でしょうが、みよ吉の造形が、そのまんま艶話に出てくるような男を引きずり込む姿に近づいてきました。

    この巻のクライマックスとして、すべてをなくして得た菊さんの孤高を表現する演目として持ってきた、かの有名な「死神」の下げのシーンは圧巻としか言いようがない表現でした。マンガで落語の神が降りた時の空気感の表現ができるのは素晴らしいですし、人によって好みはあるでしょうが、ここまで色々な演目を扱ってきた当シリーズですが、この「死神」を一番見てみたいと感じました。

    また、前巻までと同様に、コミックスの引きが何とも言えない絶妙なところで終わり、次巻が出る2014年春が待ち遠しいです。

  • 相変わらずゆるゆるとストーリーは展開してゆく…

  • 2019.2.16市立図書館
    破門された助六はみよ吉の故郷へ。七代目八雲と助六の因果。そして菊比古が助六とみよ吉の住む土地へ、小夏との出会い、二人会の開催へ。八雲の「死神」八雲&助六「野ざらし」はテレビドラマで見た語りが脳裏に蘇る。
    巻末は落語における小道具としての手拭いと捺染の手拭いづくりについて。(どうやら特製版では八代目八雲てぬぐいがおまけに付いていた模様)

  • “ ついに助六、破門となった。落語を辞めるな、師匠に詫びろ、必死にくどく菊比古に、それでも耳を貸しちゃくれねぇ。あげくに身重のみよ吉と、手に手を取っての道行きだ。独り落語に打ち込む菊比古に、七代目がついに明かした「八雲」と「助六」の巡る因縁の噺とは……!?
    八雲と助六篇、核心!!―裏表紙より。

  • 引き続き【八雲と助六篇】。
    真打となり飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する菊比古と、破門され、みよ吉の世話になりながら落語を離れて暮らす助六。
    助六とみよ吉の間には新しい命が宿る。都会を離れてゆっくりしようというみよ吉に、助六は口では同意するが、頭の中落語のことばかり。
    子供のこともあり、結局東京を離れる決意をした助六。菊比古に別れを告げに行く。
    助六は「自分と違ってお前は落語家として恵まれている」と菊比古に言う。菊比古は「どこへ行っても落語だけはやめるな」と言うが、それがしばしの別れの言葉となった。

    師匠・7代目八雲と菊比古は親子会を開催する。
    その途中で師匠が倒れ、やがて帰らぬ人となる。
    「正真正銘、独りになった」と感じる菊比古。
    師匠亡き後、「八雲」の名を継ぐように周りから言われるが、菊比古は拒否する。
    菊比古は助六こそが次の八雲にふさわしいと考え、東京を離れている助六のもとへ向かう。

    その田舎町は寄席ひとつなかったが、菊比古はある蕎麦屋の店先で、助六の落語を演じる小さな少女・小夏に出会う。
    小夏の父こそ助六だった。
    助六と再会した菊比古は、街の片隅で落語をやりつつ、助六がまだ落語を捨てきれていないことに気付く。そんな助六に、八雲の名を継げという。
    いっぽう、みよ吉は助六のもとから離れていた。しかし菊比古が来てくれたことを知り、涙を流して喜ぶ。

  • 男をダメにする女は好きになれない。
    八雲を巡る因縁も悲しい話。

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著者プロフィール

漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。

「2017年 『落語の入り口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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