- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063806540
作品紹介・あらすじ
王位継承権を持つ王女・エリザベス。
そのほのかな初恋の相手は義母の愛人・トマス。
しかし少女の淡い恋心さえ権力をめぐる宮廷の毒牙の餌食とされてしまう。
『エリザベスに邪心がなければ その証明にトマスの処刑に立ちあえ』
非情な命令に対して、エリザベスの影武者・ロバートは?
一方、現王のエドワードにも死の影が覆いかぶさり…!?
謀略、驕り、犠牲。
王位を争う者たちの疑心を炙り出す、渾身の第3巻。
王位継承権を持つ王女・エリザベス。そのほのかな初恋の相手は義母の愛人・トマス。しかし少女の淡い恋心さえ権力をめぐる宮廷の毒牙の餌食となる。『エリザベスに邪心がなければ その証明にトマスの処刑に立ちあえ』非情な命令に、エリザベスの影武者・ロバートは?一方、現王のエドワードにも死の影が覆いかぶさり…!?謀略、驕り、犠牲。王位を争う者たちの疑心を炙り出す、渾身の第3巻。
感想・レビュー・書評
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ジョンの計画の全容が明らかに。
だけどジョンの今後のことを考えると切なくなる・・・。
ジュンク堂池袋にてサイン会参加。 -
とかく「少年王女」と設定が似ていると言われてきたこの作品ですが、
やはりびっけさんの描く世界観は、唯一無二であると思います。
私自身「少年王女」も大好きですが、二つの作品の方向性が全然違う。
この「王国の子」の持つ毒、ブラックな部分がたまらなく好きです!
宮中での様々な駆け引き、陰謀、死と隣り合わせの毎日。
この巻では、お話が大きく進みます。
ロバートを襲う悲劇と決断。エリザベスの誠実さと優しさ。
影武者を監視するウォルシンガムの心境の変化。
それぞれの登場人物の心中も掘り下げて、益々面白くなってきました。
ウォルシンガムが好き~非情なようで、最終的には情にほだされそう(笑)
次巻が待ち遠しいです^^ -
皆それぞれに自分の使命を全うしようとする姿がかっこいい。
この巻では、結局ジョンの策略を誰も止められないまま…。でも、最期まで国のことを想っていたエドワードは素晴らしい王だったのでは。
可愛い弟を亡くしてしまっても、気丈に振る舞うエリザベスとロバート。自分の感情と役目の間で揺れるフランシス。
子供が子供らしくいられないってなんて不幸なんだろう。
きっとこの時代は、今より死がずっと身近で寿命も短かったんだろうし、その分若いうちから強くならざるを得なかったんだろうな。 -
本物よりも本物らしく
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ロバートは強いな。ほんの少しの仕草で場を掴んでしまった。
そしていつかはそうなるんだろうと思ってましたが、弟。これで話が完全に宮廷のみに。報われたんだと慟哭する場面は胸に刺さりました。戻る事に疑いはなかったけど、それって他に戻る場所もないからなぁと。
監視役はほんの少しかもしれないけどロバートに情が湧いてる感じだけど、それが今後にどういう形で影響してくるんでしょうね。とりあえずは悼む時間を邪魔しないでくれて良かったです。
エドワードは誰にも気づかれないまま終わってしまうとは思いませんでした。監視役が気づくと思ってた。間に合わなかったか。ようやく画策には気づいただろうけど、もう後手ですよね。どうなるんだろ。ジョンはきっちり始末されるのかしら。