王国の子(4) (KCx)

著者 :
  • 講談社
3.90
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本棚登録 : 257
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063806960

作品紹介・あらすじ

王位継承者の王女・エリザベスの影武者となった少年・ロバート。罠にはまらぬように王宮で暮らすも、王位に着いていたエリザベスの弟である少年王・エドワードが謀殺される。それにあたり、新女王として担ぎ出された少女・ジェインは断罪されることに。エドワードの影武者であり、ジェインの婚約者であったジョンはジェインと王宮を脱出。しかし、代々王家を守り、影武者の監視役でもあるフランシスが二人の行く手を阻み…? 王宮を舞台に虚栄に溺れる人々の憎しみ、愛、裏切りを描いた最新話!!

王位継承者の王女・エリザベスの影武者となった少年・ロバート。エリザベスの弟である少年王・エドワードが謀殺され、新女王として担ぎ出された少女・ジェインは断罪されることに。エドワードの影武者であり、ジェインの婚約者であったジョンはジェインと王宮を脱出。しかし、影武者の監視役でもあるフランシスが二人の行く手を阻み…? 王宮を舞台に憎しみ、愛、裏切りを描いた最新話!!

感想・レビュー・書評

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  • 少年王・エドワードが毒殺され、担ぎ出された新女王・ジェイン。しかし貴族たちの裏切りにより王位を追われる。『これが王族に刃向かった者の末路か?』婚約者で、エドワードの影武者であった少年・ジョンはジェインと王宮を脱出。影武者の監視役でもあるフランシスが二人の行く手を阻むことも知らずに……? そして姉・メアリが王位を取り戻したことで、その妹・エリザベスと影武者・ロバートは王宮へ戻るも待ち受けていたのは……?

    ジェインがひたすらに気の毒。本人の知らない間に政権争いの道具にされて、勝手に担ぎ上げられた挙げ句に放り出されて…おまけに恋人も死んじゃうしね。まさかここまでジェイン擁立が一瞬だとは思わなかった。
    あのメアリ王女がこんなに支持されてるなんて意外だったなぁ。ずっと嫌味だけど存在感はさほどない姫だと思ってたのに。
    しかもエドワードの危惧してた通り、あんまりよろしくない王様になりそうだし。ここまで王位に固執していたとは。というかエリザベスと仲良く無いとは思ってたけどそんなに嫌っていたのか。
    ジョンはジェインの事を本当に大事にしてて、残念な結末だったけど…エドワード殺したのは彼だしなぁ、あんまり素直には同情できない。

  • ロバートのキャラがいい!
    今やエリザベスの一番の理解者として寄り添ってる感じ。エリザベスが初めてロバートを男性として意識したような場面が⁉︎でも、恋愛関係になるのは難しいんだろうなぁ。
    メアリは面倒なキャラクターだけど、神経質で臆病で、プライドが高い割に自信がない。そう考えると、案外共感できるキャラクターなのかも。王様には向かないだろうけど。
    そして、毎回読み終わって思う。諸悪の根源はヘンリー王だなと(笑)

  • メアリ、立つ。
    ジョンの死。
    ジェイン逃亡の手助け。

    お着替えのシーンで初めてエリザベスがロバートを意識ちちゃうところ良かった!距離感もだけど、「先客だぞ!」ってカーテンの影に匿うシチュエーションにもドキッとしたのかもしれない。

  • 女王として突然担ぎ上げられたジェインがあまりにも哀れ…
    彼女はただジョンと一緒になりたかっただけなのに。

    生き馬の目を抜く世界。
    ただ周りに流されていると命の危険もあるという事なのね。

    エリザベスの強さはロバートがいてこそというのが伝わりました。
    最後、エリザベスとロバートのやりとりにはニヤリ。
    二人はどんな関係になっていくのかな~
    今後はフランシス・ウォルシンガムの動向が気になる所。

  • ダドリーの奸計により女王の座に据えられたジェイン。しかしメアリを支持する民の反乱により、早々に王座から引きずりおろされ、ダドリーの策謀は失敗に終わる。ジョンには同情するけど、ダドリーと同じく因果応報な末路だと思う。こんな結果のために命を奪われたエドワードを想うとやりきれないな…。

  • ジョンが、ジェインが、とても切ない・・・。
    フランシスとロバートのやりとりには、なんだかすごくどきどきする!

  • ロバートがかっこいいのは変わらず。でも、どちらかというとロバートよりエリザベスをとりまく事件がストーリーの中心になっている。
    巻の後半にロバートとエリザベスが二人で話すシーンはちょっとニヤニヤしてしまった。

    ただ、一冊を通して絵柄が乱れているかなあという気がした。
    作者は細かい背景やドレスをきっちり書き込むタイプなはずなので、バストアップの人物の絵まで時々違和感を感じるのは気になる。
    口絵のカラーもデッサンがおかしいような印象があるので、絵柄が変わったのか…それとも忙しいのかなあ。
    ストーリーは相変わらず聞かせるので、以前の書き込みが戻ってくることを期待。

  • 06/07/2014 読了。

    めまぐるしく宮廷内の状況が変わっていきますね。
    毎巻、誰か死んでる気がします…。
    続きも気になります。

    ジェーンがかわいい。

  • 史実に基づいたお話なので、15世紀あたりのイギリス史が好きな方にはぜひ読んでいただきたいです。今後のロバートとエリザベスの関係が気になります。

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著者プロフィール

上質感漂う世界観と画風が人気の、注目作家。
代表作は「真空融接」「獏~BAKU~」「あめのちはれ」など。
現在は「ITAN」(講談社)で「王国の子」を、「ウィングス」(新書館)で「極彩の家」を連載中。
「ARIA」では2015年より「ヤギくんとメイさん」を好評連載中。

「2018年 『ヤギくんとメイさん(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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