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Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784063807882
作品紹介・あらすじ
八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。
因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは――?
ある者は寄席を守り、
ある者は再び高座を目指す。
昭和落語の最後の灯が
行く末を照らすその日まで――。
八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは――? ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで――。
感想・レビュー・書評
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ページをめくる手が止められない。真相が分かる第8巻。いつも優しいヨタ。みんなに愛される八雲。愛憎からむアネさん。一巻の中に、盛りだくさんだった。
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倒れてからの八雲のしおれ具合。訥々と引退を口にする八雲の本当の胸をうちを洩らす相手はやはり小夏だった。
みよ吉助六の死の真相を知り、ヨタは小夏を抱きしめる。
松田さんはこの一家に起きた全てを知りながら問われることが無ければ決して口外しない優秀な秘書振りに改めて感謝を。ずっと近くにいたのが松田さんで良かった。 -
やっと小夏の両親の真実まで辿り着けた。
これが気になってたんだよねー。
キクさん、落語と心中しようとしてるけど、これでまた一皮むけるのかな?
後世に残したい「芸」っていっぱいある。
先日、西田敏行が亡くなってかなりショック。
西田さんが残した映像がたくさんあってよかったけど、同世代を生きれたことが良かった。
今も噺家さんたくさんいるけど、生で聴ける喜びを味わいたい。 -
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『昭和元禄落語心中』8巻
著 : 雲田はるこ
◇
過去の因縁と業にケリをつける、
八巻。
八代目有楽亭八雲は積み上げられた
人としての魅力に満ち、
年齢を重ねることの美しさが在ることを
感じさせられます。
彼の生き方、佇まいから醸し出される美しさは
人の美しさは内面より溢れ出るものである事を
思い出させてくれます。
一言で「儚い」等と形容することが、
今、私が肌で感じているこの感覚を表現できず
勿体なく感じてしまうような、
薄絹を摘むような体感の連続でした。
芸事の世界に惚れ込むこと。
懸命に生きること。
心地好い瞬間をきりとる。
嫉妬も情も。
なにより、
「あのほんの一時の為めに
アタシぁ何もかも奪われても惜しくないよ」
胸に刻むように読む一冊でした。
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2020.2.8市立図書館
八雲が倒れ、小屋は立て替えを迫られ、四国で昔の8ミリがみつかり、助六とみよ吉の死の真相が語られ、萬月は上方落語に戻ってきて、樋口栄助センセイが精力的に動き出す。退院したものの落語への意欲や自信を失った八雲の落語を八雲だけのものとして失ってしまう前に…それぞれの立場で動いていく人々。と、書き連ねてあらためて本を手に取ると、カバーがすべてを表現しているかのよう。萬月と樋口栄助センセイは実写ドラマの方ではあまり描かれていない部分なので興味深くじっくり読んだ。 -
「来る」なあ、「応える」なあ…。
この作品を読んでいると、とにかく胸が心が締めつけられます。
読者として、また「表現」を追いかけようとする者として。
そしてこの想いは、できれば「自分が感じた」ままにしておきたい。
だから、「別物」とはわかっていても、
やはりアニメ版に手を出そうとは思えませんでした。
続きから目が離せません。
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“ 八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは―?
ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで―。”―裏表紙より。 -
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上方落語あんな感じなのか〜
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小夏の幼き頃の真実。
悲しすぎる。
八雲師匠、どんどん弱気になっているな…
もう本当に師匠の落語を聞くことはできないのか心配。 -
助六・みよ吉の死亡の真相、八雲が吐露する老いの恐怖と噺家の業。さまよっていたストーリーが持ち直し、面白さが戻りました。この漫画を読み始めるのと同時に聞き始めた江戸前落語ですが、この巻に出てくる噺には知っているのも増え、より味わえる態勢になっています。
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与太郎(助六)の成長譚として読んでいるとこの物語は物足りないのではないだろうか。もちろんその側面もあるけれども、そればかりではない。やはり表題通り、落語の衰退とともに衰えゆく八雲師匠の生き様が主題になっているんだ… 読者は、それを引き止めてくれるのが与太郎あるいは信之助だと思って読んでいる。
でも私は八雲師匠が自分の中の未練を克服して、自分と落語との落とし前をつけてくれることを願ってやまない。 -
芸人の身の処し方。芸人に限らず、引退は等しく訪れる瞬間だけど、そこには各人の美学が付きまとう。昭和きっての名人と謳われた師匠の、その引き際に当たっての苦悩が描かれる。周囲の期待、それに添えないことが怖い自身の葛藤。言ってしまえばありがちな展開ですが、そこはさすがの本作、サブキャラの魅力も手伝って、哀愁漂う良い感じの物語に仕上がっています。これからクライマックスに向け、どういう決断が見られるんでしょうか。期待大です。
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だんだん落語の描写が減ってしまって悲しい
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第8巻。前巻で倒れた八雲師匠を中心としての展開。
ちょっと線の色気が減ったかな。 -
一巻だけ無料お試しで読んだら気になっちゃって。TSUTAYAのレンタルコミックを初めて使ってみました。
8巻まで一気読み。5巻あたりまで主役どこいったー?てな展開ですが^^;やはり八雲師匠がしびれます。
著者プロフィール
雲田はるこの作品
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