昭和元禄落語心中(8) (KCx)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063807882

作品紹介・あらすじ

八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。

因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは――?





ある者は寄席を守り、

ある者は再び高座を目指す。

昭和落語の最後の灯が
行く末を照らすその日まで――。

八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは――? ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで――。

感想・レビュー・書評

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  • 全10巻読了。八雲の果てない闇の様な落語を生んだ真相が語られる巻。と言うのをよそに信ちゃんの可愛さが果てしなくてヤバイ。もうずっと幼稚園児で良いのでは?とすら思う。信ちゃんが「じいじ」と言うと、あの最後には結局「好きにしな」で〆る面倒くさがり八雲が、とんでもなく素敵な「じいじ」に見えてくるから幼児恐ろしい。

  • 2018/01/20購入・01/27読了。

    師匠倒れて入院生活で落語引退宣言、萬月師匠落語再開、今後の落語はどうなっていくやら。

  • 倒れてからの八雲のしおれ具合。訥々と引退を口にする八雲の本当の胸をうちを洩らす相手はやはり小夏だった。
    みよ吉助六の死の真相を知り、ヨタは小夏を抱きしめる。

    松田さんはこの一家に起きた全てを知りながら問われることが無ければ決して口外しない優秀な秘書振りに改めて感謝を。ずっと近くにいたのが松田さんで良かった。

  • 「来る」なあ、「応える」なあ…。
    この作品を読んでいると、とにかく胸が心が締めつけられます。
    読者として、また「表現」を追いかけようとする者として。
    そしてこの想いは、できれば「自分が感じた」ままにしておきたい。
    だから、「別物」とはわかっていても、
    やはりアニメ版に手を出そうとは思えませんでした。
    続きから目が離せません。

  • “ 八雲が口にした「引退」の二文字。いつか来るその日を覚悟して、樋口の案内で与太郎こと三代目助六が向かった先は、四国の温泉旅館・亀屋。因縁の地で甦った先代助六の「芝浜」があぶりだす、八雲の落語の深淵とは―?
    ある者は寄席を守り、ある者は再び高座を目指す。昭和落語の最後の灯が行く末を照らすその日まで―。”―裏表紙より。

  • 意識を回復した八雲。しかし体の衰えを感じ、引退を口にする。
    与太郎は樋口とともにかつて先代助六と菊比古が落語会をやった旅館へ、先代助六のフィルムを見に行く。
    樋口は道中、若かりし頃の小夏の母・みよ吉と出会ったことがあるという。
    旅館につき、フィルムを見ると、若き日の八雲…菊比古が「明烏」を演じているシーンから始まっていた。
    つづいて先代助六の「芝浜」。
    与太郎はその「芝浜」を見て、先代助六がいかにみよ吉や周りを愛していたかを感じ取る。

    そして、一緒に旅館についてきていた松田の口から、あの落語会の夜に本当は何があったかが語られる。
    本当はみよ吉が先代助六を刃物で刺していた。意識がもうろうとしている助六を介抱する菊比古。そこを小夏が目撃してしまう。
    小夏は「助六を刺した」と告白したみよ吉を窓から突き落とそうとする。
    瀕死だった助六が助けようとして一緒に落下してしまった。
    二人の死に小夏が大きく関わっていたが、小夏本人はショックで記憶があいまいになっていたことから、菊比古が「小夏の両親が死んだのは自分のせいだ」と嘘の記憶を語る。小夏が八雲を恨むのはこの偽の記憶のためだった。

    八雲は相変わらず、「落語は生の芸、その時限りで終わり」と考えている。自分の引退ですべてを終わりにしようと。
    しかし樋口は八雲の落語を映像などにして残して伝えていくべきだと、何度も繰り返して説く。
    八雲は「考えさせてくれ」と言う。

    八雲は身体が衰え、全力が出し切れなくなることを心から恐れていた。
    与太郎はそれでも「いまの師匠の落語が聞きたい」という。
    (衰えた身体でも)やってみたら何かが生まれるかもしれない。もっと楽しんでやってみればいい。
    そして与太郎は「居残り」をまだ聞いてもらっていないから聞いてほしいと言う。

  • 上方落語あんな感じなのか〜

  • 小夏の幼き頃の真実。
    悲しすぎる。

    八雲師匠、どんどん弱気になっているな…
    もう本当に師匠の落語を聞くことはできないのか心配。

  • まさかの真実が予想もしなかったところから語られる。

    つらいなこれは。
    みよ吉ってなんだったんだろう。
    菊比古に未練だったのかな。やっぱり。

    しかし本当にこの漫画上手だなぁ。
    表情がここまで描けてるからこそこのキャラたちの落語が聞いてみたくなるんだよね。

  • 8ミリの中に残った先代助六の映像。
    山ちゃんの名調子が、
    アニメでも復活するのか。
    凄絶な、みよ吉たちの転落事故の真相。
    どんどん背筋が寒くなる。

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著者プロフィール

漫画家。2008年、短編『窓辺の君』でデビュー。2010年より初の長期連載『昭和元禄落語心中』を「ITAN」(講談社)にて執筆開始。2014年第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回講談社漫画賞・一般部門を受賞。2017年手塚治虫文化賞の新生賞を受賞。同作完結後は三浦しをん原作の『舟を編む』をコミカライズ連載中。そのほかBL作品を多数発表。

「2017年 『落語の入り口』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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