17歳の塔(2)<完> (KCx ハツキス)

著者 :
  • 講談社
4.33
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063808971

作品紹介・あらすじ

舞台は中高一貫の女子高・2年3組。
華やかな高瀬理亜はクラスのリーダーだったが、冴えない取り巻き・小田嶋美優との衝突により、その地位は失墜した。
クラスが文化祭の準備で盛り上がる中、それぞれの思惑が交錯する……。
話題沸騰の学園群像劇、衝撃の完結巻!

舞台は中高一貫の女子高・2年3組。華やかな高瀬理亜はクラスのリーダーだったが、冴えない取り巻き・小田嶋美優との衝突により、その地位は失墜した。クラスが文化祭の準備で盛り上がる中、それぞれの思惑が交錯する……。話題沸騰の学園群像劇、衝撃の完結巻!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ※全2巻の感想をまとめてこちらに。

    とある女子校の、学級内カースト(=塔)を描いた作品。
    私も中高一貫女子校の高校編入組出身なので、こりゃ女子校あるあるだわーと思って読みましたw

    よく、女子校にスクールカーストは存在しない~という人もいるけれど、いえいえ決してそんなことはなく。笑
    というのは、私が塔の最下層に属していたからなんだろうか?頂点にいる子は塔の存在を感じないものなのかも??
    結局のところ、これが私!って言える“自分を持ってる子”が最強なんじゃないかなって思う。美醜や頭の良し悪しよりもさ。

    理亜と小田嶋の、思い出に対する考え方の違いがとても印象的だった。私はこのどちらでもないなあと思って。
    それはたぶん、私が二人のようには戦ってこなかったからだと思う。だけど過ぎ去ったからって、何年経とうがあの頃の悩みや痛みを笑い話になんて出来ないし…。
    だったらわざわざ振り返って傷つきにいく必要はないな!ってことで、今はとくに思い出さないようにしてる。笑

    あの時は教室で孤立することが何より恐ろしくて。でもどこかで、この関係はどうせ今だけのもの,今一人にならないためのものでしかない~って冷めた気持ちもあったと思う。
    すごく限定的というか、閉鎖的というか…教室での人間関係や空気は、単純に良い/悪いで判断できるものではなかったんだなと改めて思う。
    誰もが必ず通う場所,通る道でありながら、やっぱり学校は特殊な所だ!

  • 女子高のスクールカーストの目まぐるしい変遷を生々しく描いたマンガの第2巻。最後は少しだけ救われる形で完結した。とはいえ、女子の世界はやっぱり怖い…。

  • 全2巻読了。
    それぞれの目線でみるとみんな不器用で一生懸命で、本当はいい子たちなんだろうなと思った。
    リアと小田嶋の会話のモノローグで、誰よりもお互いを意識してきたはずなのに、本音で話し合ったことはなかった、という部分が好き。
    桃原さんの大人っぽさが心配なまま終わってしまった…。
    作者の次回作もあれば読みたい。

全3件中 1 - 3件を表示

藤沢もやしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×