リア充になれない俺は革命家の同志になりました1 (講談社ラノベ文庫)

  • 講談社 (2016年3月2日発売)
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本 ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784063815177

作品紹介・あらすじ

“スクールカースト”とは、誰が作るわけでもなく気がついたときには自然と構築されている不思議な階級。その最下層に値する白根与一は図書部に入るよう命じられる。図書部の廃部をハンストで抵抗する問題児がいるため、それを止めるための人数合わせ(と監視役)とのこと。どんなおかしな奴が待っているのかと部室にいって白根を待っていたのは純真可憐な黒羽瑞穂と名乗る美少女。しかし口を開けば過激思想発言が止まらない危険人物でもあった。その中に掲げられたスクールカースト粉砕計画に白根は心を動かされ、気がつけば彼女の理解者に? カースト一軍のリア充で黒羽の幼馴染み中禅寺さくらを交え、おかしな図書部の活動が始まる……。

感想・レビュー・書評

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  • いや、なんと言うか、いろいろツッコミどころ満点なんだけど、思ってたよりも面白かった。

    スクールカーストに革命を起こそうとするマルクス主義のヒロインと下層民(笑)の主人公の話。
    ゲバラやマルクス主義やら言葉のチョイスは確かに活動家のヤバイ感じなんだけど、やってることは特に普通だよなあ(笑)。
    ヒロインのヤバさよりもむしろ主人公の妄想の方がいろいろやばい気がする。
    そう言う意味でのハイライトはヒロインが爆弾テロを引き起こすと妄想して主人公がヒロインを抱き倒す場面。
    いや、笑わせてもらった。
    いろいろ恥ずかしいけど、でも青春だよなあ(笑)

    物語の構成的にはちょっと『俺ガイル』を思いだしてしまうのだけど、まあそれほど気にはならない。
    むしろ主人公がラノベお約束の鈍感さなのが、もうちょっと頑張れとしか(笑)
    なんにしても読んで愉しかった。

    あと、余談だけど、後書きでこんなに笑ったのは初めてかも(爆)

  • 降臨した女神は革命家!?という話。物語構造的には俺ガイルと似た作風ですが,主人公もヒロインに負けず劣らず●翼用語よく知ってるなあ,とくすり。それにしても21世紀のラノベでオルグだの,シンパだのが出てくるとは(笑)。いまどきの高校生が読んでわかるのかしら?とまれ,俺ガイルがタイトル通り間違った方向に青春しているの対し,こちらは出てくる用語こそレフトがかってますが,健全な青春小説となっております。

  • 久々にラノベを読んだ

    大まかに、登場人物の関係性だけを見ると、
    完全に「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」に一致する

    細かな内容としては面白く読めた
    たまに分からない世界史の用語が出てくるけど雰囲気で笑えた
    ラブコメロマンスになりかけな部分をあちこちに置いてあるのは、全く王道で、良い

    ラノベの特徴なのだろうけど、
    最近のアニメ作品やラノベ作品のタイトルや用語(「ソウルジェム」だとか)がしつこく出てくるのが嫌い
    読者にサブカルチャーへの教養を試してるのか、面白いつもりなんだろうけど、面白くはない。所詮ラノベだと感じた

    こういうのって大体、続編が出ようがなんだろうが、一巻ごとに話を一回ずつまとめるものだろうし、本作品もそうなんだろうけど、終わり方が潔くない

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