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Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ) / ISBN・EAN: 9784063822236
作品紹介・あらすじ
戦国史上、最も失敗し挽回した男の物語!!
織田信長の新政権が起こった天正年間の頃。織田家中、羽柴秀吉の下、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は22歳にして千石の土地を治める武将となり、来るべき武田家との合戦に備え、力を蓄えていた。信長、秀吉ら、時代の英雄たちのすぐそばで、激しい合戦に明け暮れた権兵衛が、肌で感じる”戦国時代のリアル”。それは、驚きと興奮に満ちている!!
合戦の勝利を重ねる織田信長は、ついに武田勝頼の本拠である甲斐国への侵攻を宣言した!!急速に巨大化する織田家は、もはや誰にも止められないのか‥‥。長篠の激戦より六年半の時を経て、織田・武田の決戦が始まる!!
感想・レビュー・書評
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今までと違う目線で戦国時代を知れた。
武田家滅亡まで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国成長物語第二部最終第十五巻。最後を飾るのは甲州武田攻め。
長篠合戦のあとも衰退することなく強力に新しい国造りを推し進めていく武田勝頼。だが、それは旧来の家臣たちに動揺をもたらすものでもあった。織田・徳川の調略にほころびを見せていく家中。そして武田家の最期。
織田家はついに戦国の世を終わらせようとしている。。。
勝頼と信長の互いへあてた想いを押し流すように時代のうねりは増してゆく。 -
全巻読了
信長つえぇとなる -
全15巻 一統記に続く
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2017/9/12~20京・奈・名・神・阪、関西の旅に入手した物!
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本作、へうげもの、信長協奏曲など、最近の作品でこの時代を描いた良作が多い。
勉強になり、視点が変わり、発想に驚く、なんとも贅沢な楽しみ方である。 -
作者も書いているように、一人の武将の力というより、それより大きな政治力の強さを感じます。激動の時代なのだなぁと。勝頼も、決して凡将ではなかったのね。
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「さらばだ 同朋よ」武田勝頼の最後に涙・・・。
この”天正記”をもってセンゴク買うのは止めようと思ってたんだが
同時に続編”一統記”も出てたんでついつい・・・。 -
何故三部作に分割したのか、その作者の考えがこの第二部完結巻である天正記15巻あとがきに述べられているのだけれど、実はそれがまさにこの作品を読み始めて以来疑問に感じていた事への回答になっていて「あぁ…やっぱりか。」と膝を打った次第。
三部作は時代も登場人物も間断なく繋がっているけれども、敢えて区切ったのは描き方の切り口を変えるためとのこと。
なるほど、確かにこれは意味のある、そして実験的な手法だなと感心しました。
尤も、その切り口の違いが自己満足に終わり、読者に伝わってなければ無意味なわけですが、それがはっきりわかるレベルの差があり、その差が疑問に感じていた事であります。
あれ?この作品って初期はもっと破天荒で、戦国版蒼天航路だと思ってたのに天正記になってから妙に高尚に考証になってない?
そう思わせるのも狙い通りだったのか!
というわけでシリーズ感想というか、あとがきに対する感想になってしまいましたが、この巻自体は前巻のドラマチックな「鳥取飢え殺し」と打って変わって武田家が有耶無耶に崩壊していった様を淡々と描きつつ、そこに戦国大名という概念についての作者の持論を投影させる実に地味な幕切れでした。
これから幕を開ける最終部、センゴク一統編はまた描き方を変えるようだし、連載当初から散々タタキで煽ってきた「戦国史上最も失敗をして挽回した男」のクライマックスエピソードも控えていることで、これまた楽しみですな。 -
取りまくすべての摘み取懊悩をこの身に請け負い天を恨まず人を咎めず沈むことこそが大名職の全うと捉える
武田大膳大夫勝頼 討死
(´;ω;`)
翻弄されつつも自分の有り様を全うした四郎勝頼、センゴクの登場人物の中でも好きな一人です。 -
武田家の崩壊。 長篠の戦いからすぐに武田滅亡のような気がしていたが、実は6年もの猶予がありすぐに衰弱した訳じゃ無かった。
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第2部完。
ゴンベの出世に合わせたわけではないだろうけど、無印が兵卒の目線だったとすれば、天正記は将の目線、政治の目線での戦国描写だった。登場人物の生き様死に様は相変わらずいちいち格好いい。
連載で死に様が省かれた小山田さんが加筆でわざわざ定番台詞を言ってくれてます。 -
勝頼は愚将ではない。家督相続からして困難を極めた彼を愚将と呼ぶのは余りにも酷だ。織田中将がそれを上回った訳がない。
著者プロフィール
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