- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063823011
作品紹介・あらすじ
死んだはずの剣豪たちが、秘術により次々と甦る‥‥!!
忍法帖シリーズ最高傑作、衝撃的コミカライズ!!
天下泰平の世に出現した怪老・森宗意軒。
その両手の十指より放たれる忍法魔界転生にて、
恐るべき十人の魔人を生み出す‥‥!!
一方、彼らの邪悪なる企みに気づいたのは、
風雲の志を秘めた若き十剣士、そして‥‥!?
始まりは1638年、島原ーーー
かの剣豪・宮本武蔵が、そこで何を目撃するのか‥‥!?
忍法帖シリーズ最高傑作を、鮮烈コミカライズ!! 天草四郎、田宮坊太郎、宮本武蔵‥‥己の人生に強い後悔を抱え絶命した男たちが、驚愕の忍法”魔界転生”によって続々と甦る!! 怪老・森宗意軒によって魔界の力を得た彼らは一体、何を成そうとしているのか? まだまだ終わらない地獄篇‥‥江戸の町に響く剣戟は、新たなる怪異の幕開けだった!!
感想・レビュー・書評
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『魔界転生』のせがわさんによるコミカライズ版、2巻。
ようやく敵の編成が終了、、主人公は回想の1カットのみ。
胤舜から始まり、宗矩、如雲斎まで、総勢で7名揃いました。
黒幕となる南海の竜も登場し、俄然盛り上がってまいりました。
いよいよ次巻より、夢の対決が始まります。
さて次巻で初戦を飾るのは、、というか、そこまで行くのかな(汗詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主役、未だ登場せず。
でもこの序章的な部分をシッカリ描いていることが、後々の気迫に繋がるに違いない。 -
もう、女は完全に道具ですよね。
気持ちいいぐらい。
どれぐらいかというと、多分、宮﨑 駿「風立ちぬ」と同じぐらいの扱いです。
こういうのを読むと、山田 風太郎は鬼だと思います。 -
昔過ぎて記憶はあやふやだけど映画はかなり変更割愛していたのね(当り前だけど)。確かこの作品は祖父の本棚に無かったので珍しく原作未読のままだから、今更だけど読もうかな?
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一人、また一人、魔界転生の剣士が生まれる中、未だ出ることのない十の人。柳生十兵衛の登場を待ち続けるけど、主役不在でここまで物語が引っ張れるというのは凄すぎ。
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女性が好み(,,Ծ‸Ծ,,)
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蘇り爺さん部門の巻。 …主人公登場前の前振りなげぇな、おい。と、次巻予告頁でワロタ。
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山田風太郎の代表作『魔界転生』を、これまた山田風太郎原作の忍法帳をコミック化するのに定評のある、せがわまさきがコミック化した第二巻。
絵は妖艶美麗にして、ストーリーは重厚。だがしかし、話の進みは亀の歩みw
名だたる剣豪のバックグラウンドを丁寧に描いて行ってるから、従来の山田風太郎のスピード感とはちと縁遠くなっている。そこが残念とも言えるし、『あれ?魔界転生ってこんなに剣豪のバックグラウンドを丁寧に描いてたっけ?』とも思える。そういう意味で、山田風太郎原作のものよりキャラの愛憎が際立っていて、深く感じられる。
田宮坊太郎とかこんなにかっこよかったんかい。とか。荒木又右衛門ってこんなに剛毅だったんかい。とか。
転生した剣豪達は強いのは当たり前だけど、ある意味、天草四郎時貞や宮本武蔵の取り巻き化してたのを掘り下げて解釈し、バックグラウンドを広げる試みとしては実に評価できる。
今回は槍の名手、宝蔵院胤舜と柳生但馬守宗矩。そして、尾張柳生の狂犬、柳生兵庫介如雲斎。
それぞれがそれぞれの悔いを抱き、最強を夢見ながら懊悩し、そして朽ちて行こうとする。そんな強きもの共の心に滑り込む魔性。
哀しいよなぁ。やるせねぇよなぁ。などと思いながら、剣豪達の生涯を調べ直してみるのも一興かと。 -
表紙は坊太郎だけど、宗矩巻。魔人宗矩のビジュアルが超良い。
しかし相変わらず、単行本の区切りが悪いなぁw -
圧倒的な面白さ。せがわまさきの山田風太郎サーガの最高傑作間違いなし。人間の未練、妄執が痛いほどページをめくるたびに伝わってくる。これだけボルテージが上がっているのに主人公はまだ登場せず。次巻の刊行が待ちきれない。
著者プロフィール
せがわまさきの作品





