PACT(5)<完> (ヤングマガジンコミックス)

久慈進之介

• 講談社 (2015年4月6日発売)

作品紹介・あらすじ

西暦20XX年、全世界を震撼させる戦慄の爆弾テロが発生。
この未曾有の危機に、ある大事な"やくそく"をした日本の精鋭達が立ち向かう!!
ちばてつや賞大賞を受賞した規格外の新人が放つ爆発物処理班SFバトル、始動―――。

３基目の窒素爆弾に突入したネコ達一行。途中、敵のホーミング爆弾の攻撃を受け、岬が重傷を負ってしまった。戦争屋のハルは見捨てて先を急ごうとしたが、岬を誰よりも大事に思うネコが激しく抵抗したため、なんとか岬は一命を取り留めたのだった。３基目の信管、そして最後の戦いはもう目前に迫っている―――。

感想・レビュー・書評

[kurodamaさんの感想 · 2016年1月31日]

　テロによって人類が吹っ飛ぶ窒素爆弾が仕掛けられた。解除には特殊に訓練された少年少女と護衛の大人達。世界をきれいにしようという約束だけを支えに、天才少年少女が戦いを挑むというストーリー。
　大人も子供も容赦なく死んでいく、不気味なうさぎの仮面をかぶったテロリスト達、となんとも暗めの設定だが、ふと見せる人間味みたいなものと、残虐な現実のギャップで見せる感じは面白い。5巻で一旦完結。最初設定に入り込むのは大変だが、キレイな絵と世界観はなかなか見応えあり。

[麻箒（あさほうき）ここさんの感想 · 2015年8月5日]

巻末の読み切りも是非ご覧あれ。1000年後の世界に泣く…。