亜人ちゃんは語りたい(4) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063828528

感想・レビュー・書評

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  • モンスター娘好きとしては、やはり、この『亜人ちゃんは語りたい』は、しっかりと押さえておきたい、押さえておくべきだな、と改めて感じた(4)
    学園が舞台で、登場キャラクターらが教師と生徒ってこともあって、ストーリーはコミカルながらも、どこか真面目で、かと言って、固すぎもしないので読みやすい
    亜人ちゃんが実在したら、と言うよりは、私らが他人とどう向き合い、接し合い、分かり合うか、を考えるに足る内容だ
    登場するひかり達は、魔物の特性が「個性」の一つとしてあるだけで、言動や物の考え方は、今時のごくごくJKであり、その漫画的なリアリティが、アニメ化に至るほど人気な理由だろう
    亜人は人間と変わらない、けど、違う所もある。けど、差があるのは普通の人間だって同じだ。個性にズレがあるからこそ、人は諍いも起こすし、仲良くも出来る。自分と違う良さを持っている相手を認め、受け入れ、尊敬できる感性を育てる場所、それが学校だ。生徒のそこを伸ばす努力を怠るどころか、子供を「好き嫌い」でイジメるような教師はクズに他ならない。無垢な子供を、民族性云々を持ち出して、洗脳紛いの事をする輩も下の下だ
    あくまで、個人的な意見だが、そろそろ、ペトス先生は一皮剥ける、もしくは、自分の殻を破る必要が、そろそろ出てくるだろう。アニメを観た事で原作を読みたくなる人も出てくるだろう。そうなると、今まで以上に評価が厳しくなる事は容易に予想できる。アニメになったからこそ、漫画家は褌を締め直すべきかもしれない
    どの回も好印象を抱けるが、個人的にペトス先生の好さを再確認できた、と感じたのは、強烈すぎる新キャラ・相馬さんが登場した第25・26話「デュラハンは時空を越えて」だ。まさか、デュラハンの生態を考えるうえで、ワームホールなんて、SFワードが飛び出てくるとは思わなんだ。デュラハンが登場する漫画は多くないにしろ、確かに彼女らは普通に呼吸、会話、食事を行っている。いざ、冷静に考えると、かなり摩訶不思議な現象である。そこに着目し、真面目に考え、自論をブチかませるペトス先生、さすがだ
    この台詞を引用に選んだのは、高橋先生、生徒に愛されてるなぁ、と感じたので。教師としちゃ、こんな嬉しいことぁ、ないだろうな。頑張る、に過ぎるはない。もし、頑張りすぎて、体や心を壊すようなことがあるのならば、それは「頑張り」じゃあないのだろう。頑張る人間を応援するのは、気を遣うべきにしろ、そんな難しく考える事はない。頑張れる人間はカッコイイ、そう素直に思える人間もまた、カッコイイ。しっかし、高橋先生、モテるのはいいけど、これから、ヒロイン陣は彼を巡って、バトらなきゃいいが・・・まぁ、それもアリっちゃアリか、展開としては

  • 3巻とかはちょっとマンネリ気味だったが、今巻は今までと視点が違う話が多くて素直に楽しめた。新しいキャラもなかなかいい味。

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