彼岸島 48日後...(11) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 講談社 (2017年4月6日発売)
3.10
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  • 本 ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063829471

作品紹介・あらすじ

 

感想・レビュー・書評

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  • 漫画喫茶で読みました。

    なんとかエテ公をやり過ごして、
    少し離れた場所にある家で休憩。
    家の前で捕えた吸血鬼から金剛の居場所が箱根湯本の明治屋ホテルであることを聞き出す。
    明治屋ホテルに向かう途中でケーブルカーで吸血鬼を一掃し、
    関所で捕えた吸血鬼から金剛の秘密を聞き出し、
    橋を渡って明治屋ホテルの入り口まで。

    たまに貼られる、ケーブルカーに丸太をくくりつけて吸血鬼を轢き殺してるシーンは、この巻。

    一家心中してた家族は最近死んだんだろうか。
    ぶら下がったままってことは、まだ腐ってないってことだよね。
    あと、首吊りって全身の力が抜けて糞尿垂れ流し状態になるらしい。
    普段は無駄にブリブリ描いてるくせに、ちょっと描写が甘い。

    一階は綺麗なのに二階はなんであんなに荒れてるんだ。
    トイレへ行ってたハズの明が、なんで二階の死体を見てるんだ?
    いちおう吸血鬼が隠れていないか確認したんだろうか?
    それともトイレが二階にある(一階にない)、ちょっと不思議な家なんだろうか。
    また、夜で電気が通って無く、蝋燭なども灯していない屋内が、なんであんなに明るいんだ。

    と、ちょっと隠れているだけの描写でもたくさん想像が膨らむスゴい漫画だ。

    ケーブルカーの駅で吸血鬼どもは祭りでもしてたんだろうか?
    わざわざ提灯まで用意して。
    で、明が「そんな時間(迂回している時間)はない」と言っていたけど、なんで?
    ・・・と思ったんだけど、時間が経つほど精二の命がヤバくなるからかな。
    ちょっと分かりにくい描写ではある。
    わりと休憩を挟んでるから急いでいる様子がないしね。
    そして都合よく現れる“いい感じの丸太”。
    相変らずである。

    明って金剛が混血種吸血鬼であること知らなかったんだろうか?
    仮に話に出たことがなくても、もう片腕の斧神が混血種吸血鬼なんだから、そりゃ金剛も混血種吸血鬼だろうに。

    ---

    立ちションの吸血鬼:
    ストライプのシャツを着た吸血鬼。
    立ちションしているときにロープウェイのケーブル上の明たちとエテ公を目撃している。
    明たちが隠れた家の前で捕まり、金剛の居場所を吐いて殺される。
    怪我をしてたので、いちおうエテ公の暴走に巻き込まれたっぽい。

    エテ公:
    女体エビ尻尾頭股顔邪鬼。
    明たち(勝次の母親)を追ってロープウェイまで来たが、そこにいた女吸血鬼に目移りして明たちを放置する。

    関所の吸血鬼:
    彼岸島出身の吸血鬼(笠を被っている)。
    金剛が混血種吸血鬼にる瞬間に遭遇しており、それ以来、付き従っている。
    金剛誕生の秘密を吐いて殺される。
    なんで勝次は彼岸島が吸血鬼発祥の地だって知ってるんだろう?
    雑談で明にでも聞いたのかな?

    金剛:
    雅の片腕。
    興福寺の金剛力士像の姿をしている混血種吸血鬼。
    他の吸血鬼の血を体内に入れて斧神以上の化け物になるも、肉を削ぎ落して無理矢理体型を人型に抑える。
    更に、雅に仕えるのに相応しい姿となるために彫刻刀で金剛力士像の姿に整える。
    一定の食事(吸血鬼)を摂ると脱皮してひと回り大きくなる。
    その際、金剛力士像の姿は維持される。
    脱皮した皮は超臭いが、何故か部下に祀らせている。
    勝次の母親が抱けるってことは、肉を削ぎ落すときにチンコは残したんだろうか。
    あと、なんで雑魚吸血鬼が襲ってきたのかは不明。
    コレ、混血種吸血鬼化成功の光明になるんじゃなかろうか?

    サカナの邪鬼:
    いつもの痩身型邪鬼。
    あじさいばしを守っている邪鬼。
    明にとっては「後半に雑魚として登場する序盤の小ボス」くらいの印象かと思ったけど、いちおう苦戦はする。
    邪鬼使いが殺されて暴走し、明たちを放置して吸血鬼に向かう。
    っていうか暴走前に1本しか残っていない橋を壊してるんだけど良いのか?

    邪鬼使い:
    サカナの邪鬼の邪鬼使い。
    茂みに隠れていたのにサカナの邪鬼がチラチラと見るせいで場所がバレて火炎瓶を投げられる。
    全く見えていないのに隠れていた邪鬼使いに火炎瓶がヒットするのが如何にも『彼岸島』っぽい。
    更に鉈を投げつけられて首が落ちて死ぬ。

    明治屋ホテル:
    箱根湯本駅の前にある有名ホテル。
    この最上階に金剛がいる。
    実際には、あじさい橋周辺に明治屋ホテルという名前のホテルはなさそう。
    ちなみに浜松にホテル明治屋というホテルがある。

    あじさいばし:
    箱根湯本駅前の早川に架かる朱色の橋。
    観光名所。
    劇中では大阪のときと同じように「さ」の字が潰されている。
    もう1本の橋が落されているため、明治屋ホテルに行くにはこの橋を渡る必要がある。
    当然のことながら吸血鬼が守っている。

    角材:
    流石に丸太ばかりでは芸がないと思ったのか、唐突に出てきた武器。

    火炎瓶:
    空き瓶にガソリンを入れた投擲武器。
    実際、作りやすい上に、かなり有効な困った武器。
    暴動とかで使われる。
    劇中では篝火に投げ込んでいたけど、実際は栓を兼ねている紙に火をつけて投げ、割ることで燃やす。
    ガソリンは壊れている車から抜いたんだろうか?

  • とりあえず表紙がいつもより気持ち悪いw
    内容も相変わらずのアキラさんトンデモ冒険記ですよ。今回も丸太大活躍ですよ。

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著者プロフィール

1974年6月4日生まれ。デビュー作は第39回ちばてつや賞<ヤング部門>大賞を受賞した『彼女は笑う』。代表作に『サオリ』、『クーデタークラブ』などがある。

「2015年 『彼岸島 48日後…(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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