CANDY & CIGARETTES (1) (ヤングマガジンKCSP)

  • 講談社 (2017年6月20日発売)
3.76
  • (9)
  • (14)
  • (12)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 205
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063829822

作品紹介・あらすじ

 

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 警視庁を定年退職した元SPの老人と女子小学生のコンビが殺し屋タッグを組んで悪党どもを掃除するハードボイルド。

    「海外のフィルムノワールを意識した」とあとがきで作者が言っていたが、まさにそんな感じのクライムな雰囲気。
    とりあえず「アリスと蔵六」のような堅物の老人とちょっと生意気な少女のコンビが好きなら読んで損はない。

    タイトルのキャンディは美晴、シガレットは雷蔵をさすのだろうか。
    やんちゃでおてんば、ナイフも銃も使いこなす肝が据わった凄腕暗殺者の美晴だが、日曜日は友達と公園の野外ステージでダンスの練習をしてたりと微笑ましい。

    老人と少女の凸凹コンビが腐った悪党どもをぶっ殺していくストーリーだが、雷蔵と美晴の軽妙なかけあいや、徐々に深まっていく信頼関係ににやりとする。

    ポップでキャッチャーな美晴のかわいさと雷蔵のいぶし銀の渋さが、タイトル通り互いの持ち味を引き立てあい、絶妙なコントラストで魅せてくれる。

  • コミック

  • 定年を迎えた平賀雷蔵が再就職した先は、超高給!秘密厳守!!命の保証もなし!!!謎だらけの仕事に向かった彼は、凄惨な殺人現場で一人の少女と出会う。彼女の名前は涼風美晴。政府公認の暗殺組織“SS機構”に所属する11歳の殺し屋である――。『COPPELION』の井上智徳が描く新境地!手を血で染める不道徳クライムアクション、開幕!!!(Amazon紹介より)

  • 作成中

  • 孫の病気を治すため。自分の復讐を果たすため。殺し屋はまず自分を殺すんだよ。簡単に言い放ったその一言の軽さと重みが凄い。11歳も65歳もカッコイイ。こういうハードボイルドも良いもんだ。

  • まあ…よくある…

  • 『作者を語るより作品を語れよ!!』

    ほんこれ

    自分は、作者と作品のギャップを分けて考えられない人間ではあるが、まずは作品第一。それから作者の人間性なり何なり調べる性分である。
    で、かわいい表紙に惹かれて購入したわけだが、
    wikiを見て驚愕した。前作は全26巻の長期連載だったので作者作品共に存じている。
    ただ、作品ページはじっくり読むと30分は掛かるのに対し、作者ページはどんなにじっくり読んでも1分掛からない。
    これは凄い。いかに表舞台に出ずに作品作りに没頭しているかが解る。
    そんな作者ではあるが、運も味方しない。3.11の放射能問題でアニメは回避されるわ、アニメ化されたのに月刊に島流しにされるわ散々である。
    撃たれたのにランドセルの中のノートが弾除けになり、たまたまカッターナイフを持っていて、震えるでも竦むでもなく明確な殺意を持って事を行った美晴タンとは大違いである。
    この作品も連載はヤンマガサード…。言ってみれば漫画読み御用達である。
    果たしてそんな本書が、キャンディのように甘い結果になるか、シガレットのように苦い結果になるか…。
    作者wikiの項目と共に注目しようと思う。

    • dasaitamadmaxさん
      質問ありがとうございます。
      Holonさんのような方に質問されるのが目標だったので嬉しいです。

      そうですね…。作品に興味を持ってから...
      質問ありがとうございます。
      Holonさんのような方に質問されるのが目標だったので嬉しいです。

      そうですね…。作品に興味を持ってからブログなりtwitterなり調べます。

      で、自分の勝手な見解ですが、面白い作品を描く人の多くは作品の事には触れるんですが、自分の事にはそっけないんですよ。

      「作品見れば分かるだろ?」

      みたいな…。
      自信の裏返しかもしれませんね…。

      ちなみに一番ギャップがデカかった漫画家は高橋しん先生です。

      まだtwitterが無く、多少感性が残っていた思春期に【いいひと】を読んだせいもあり、最終巻のあとがきには心底気分が悪くなりました。

      「お前、ドラマのON AIR中何も言わなかったじゃん。そんなん今ならどうにでもなる後付けだろ?」

      ってね…。

      もしかしたら何らかのメッセージが表示されていたかもしれませんが、当時の自分はそれを見つける事が出来ませんでした。

      今となっては自分にとってはどうでもいいことなので、検索すらしていません。
      ただ、作者は【金返さなくても笑っていられるユージ】じゃなったんだな…。って、ただそれだけの事実が残りました。

      同じ日テレドラマ化で同じような経緯を辿ったおせんが有りますけど、
      作者は連載を中断し、あろうことか当て付けにも見られる他社でのグルメ漫画を始めました。

      自分は作品はともかく、人間としてそんなきくち正太先生が大好きです。

      波風立てずに終わった後、自己報告するのも周りに対する優しさかもしれません。

      ただ、自分はそうは受け取れませんでした。

      高橋しん先生の作品はいいひと以降読んでいません。

      長文失礼しました。


      2017/06/23
    • Holonさん
      真摯な返答有難う御座います。
      はぇー高橋しんは最終兵器彼女しか読んでない身なのでそんな経緯があったのは初耳ですね。
      調べたら結構嫌われて...
      真摯な返答有難う御座います。
      はぇー高橋しんは最終兵器彼女しか読んでない身なのでそんな経緯があったのは初耳ですね。
      調べたら結構嫌われていて驚きましたし、ファンや読者の為ならドラマ化のいざこざがあろうと作品を見届けられる様な配慮はするべきだったと詳しくは知らないですが、率直に思いました。
      作品は作者のものですけど、読んでいる方やファンを欠いた姿勢は作品を評価する上では重要ですけど、私の場合だと結局は作者の性分がどうあれ、作品が抜群に面白ければ許せるんですけどね。書いてて思い出したんですけど、誘導発作に対して腹を立てていた事、そして、岡村星が終える作品に対して長いあとがきでどういう見解を述べるのかそれはそれで楽しみなってきましたわ。
      きくち正太は単純に今、知りました。
      2017/06/24
    • dasaitamadmaxさん
      いや、わかりますよ。自分もラブラブエイリアンから入って、誘導発作は2巻までしか読んでいませんが、作品の内容も面白いですが、一番面白く感じたの...
      いや、わかりますよ。自分もラブラブエイリアンから入って、誘導発作は2巻までしか読んでいませんが、作品の内容も面白いですが、一番面白く感じたのはあとがきですもん。時間の無駄ってね。面白いから時間が経つのですら忘れてましたわ…。
      けど、読メのレビュー見ると、巻を重ねるにつれHolonさんのレビューを始め、酷評が多くなってきたので買うのを躊躇してます。本当のファンなら周りの声なんか気にしないで買うべきなんでしょうけどね…。
      2017/06/24
全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

『ヘルシング教授の思い出』で第58回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞。代表作に『COPPELION』『CANDY&CIGARETTES』。

「2023年 『真夏のグレイグー(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上智徳の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×