あひるの空 BEST SELECTION+ (少年マガジンコミックス)
- 講談社 (2012年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063846515
作品紹介・あらすじ
どんな時も、歩みを止めなかった自分の強さを信じて‥‥!! 空をはじめ、数々の試練を乗り越えてきたクズ高バスケ部メンバー。それぞれのエピソードを日向武史自らがセレクトし、渾身の描き下ろしを加えた「あひるの空」!!
感想・レビュー・書評
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出た当初に購入。
てっきり描き下ろしなのかと思っていたが、収録されているのはほぼ本編から集められたお話。最初は正直がっかりしてしまいました。だって全巻持ってるからどのお話も読んだことある…。
でも、唯一の描き下ろし短編が震災に関するお話で、私はその震災の影響をほどんど受けてないけど、でもやりたい事をやれなくなって、諦めて。…でも、やっぱり諦めきれなくて…そういう葛藤をしていた人たちがいるんだというのを知って、ちゃらんぽらんに生きている自分がちょっと申し訳なくなりました。
まるまる一冊、あひるの空という漫画の良さが凝縮されていると思います。描き下ろしも、本編も。こういう人の葛藤があひるの良さだと私は思っています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「土を踏む」という話の最後の言葉が好きです。
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『あひるの空』は初期の頃の部員集めがかっこよくて好きでした。特に千秋の丸高戦参戦シーンは鳥肌もの。頼もしい仲間が増えるたびに強くなる九頭高バスケ部にワクワクしたものです。
最近は高校運動部の現実を描くようになり、退部者が出てしまったり、あっさり負けてしまったりで暗い展開になりがち。私はそれが残念でならない側なのですが、『あひるの空』で時々差し挟まれる1話完結話には、心のもろい所に刺さります。この『BEST SELECTION+』にも、以前読んだ時から気になっていたものがいくつか収録されてました。
1話完結ではなく、読み切りだと考えても十分楽しめる話なので、シリーズ未読の人でも読んでみてほしいです。生きる力がもらえるはずです。
表紙カバーにイラストが全くなく、真っ白無地にタイトルと著者名だけ書いてあるのが気に入ってます。派手なジャケットが多い本屋の漫画棚では逆に浮いていて、思わず手に取っちゃいました。 -
人はみんな誰しも自分は特別な存在だと思いたい。自分がその他大勢、平凡な存在だと認められない。何をやってもダメ、才能が無い上に努力も報われない。頑張れば頑張るほど空回り、虚しくなり、自己嫌悪のループ。
それが自分だと認めるのはとても勇気の要ること。
このBSを読んでから、26巻を読み直してみた。
ナベさんのことがもっと好きになった。
日向さんの描く人物はみんなあたたかくて表情豊かで人間らしい。 -
ほとんどが過去掲載された話ですが、一番最初に載っている新作の話は、忘れてはいけないことを描いています。
いろんな人がいる分、いろんな視点があり、自分が気づかなかった視点を教えてくれました。
有難かったです。 -
アーティストで言うベストアルバムみたいなものとのこと。
連載中のマンガなのにこのように出るのは珍しいよね。
まぁ全巻持っているから買う必要もないんだけど、あえて買ったのは震災のためと言う作者の考えに惹かれたから。
震災後すぐに本編とは別に地震のことを取り上げた漫画だし、この単行本には描き下ろしも含まれております。
尊敬しますな、この活動には。 -
◎。こういうのもありだと思った。漫画のベスト盤みたいなの。ここに載ってる話が好きな人は本編も好きになると思う。
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購入前→うわぁ、再録集かよ、ハズレだよなぁ(でも買うんかい!)
読了前→や、やっぱ、ハズレ??
読了後→後悔は無い。お気楽に生きていて、ごめんなさい!(一話読了後の感想)