進撃の巨人(9) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社 (2012年12月7日発売)
4.04
  • (334)
  • (407)
  • (240)
  • (21)
  • (4)
本棚登録 : 5767
感想 : 192
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063847765

作品紹介・あらすじ

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

ついに「女型の巨人」の捕獲に成功したエレン達。だが、時を同じくして壁の中に眠る「新たなる謎」と直面する。そして混乱の中、ウォール・ローゼが破壊されたとの急報が届き‥‥。襲来する巨人の群れ! 新たなる脅威「獣の巨人」! 丸腰の104期兵に危機が迫る!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ミケはリヴァイに継ぐ実力者でありながら、意外と簡単に殺されてしまった。最後に巨人に食べられる際、彼は恐怖を顕にして断末魔を上げるのだが、そのシーンは彼が今までクールな変態で人間味が隠れていただけに、そのギャップが激しく、今までのシリーズ通して一番恐ろしい捕食シーンになっていると思う。こんな死に方はしたくないと心底思った。
    サシャの過去は非常に示唆的だった。このシリーズが現実世界のメタファーであることを露骨に表している象徴的な場面のように感じられた。これまで食い意地の張ったキャラクターでしかなく奇人的でありながらじゃっかんキャラが弱いように思えたサシャも、バックグラウンドが明らかになることでほんとに奥行きが出てきた。104期生それぞれがこの物語で重要な役割を持っているようだが、誰がいつ死んでもおかしくないこの緊迫感がたまらない。
    しかも新たな奇行種が登場したり、コニーの故郷の巨人が母親を取り込んだ?母親が巨人化した?りして、ますます巨人の謎が深まった。
    今一番ページを捲るのがもったいない漫画。

  • 女型の巨人を捕獲したエレンたち。その一方で、104期兵たちが隔離されていた施設に巨人たちが迫り来る!ウォール・ローゼが破壊されたのか?!それを確認し、避難を促すために彼らは奔走する!

    一難去ってまた一難。しかも、104期兵は装備なしでの対応を迫られる。ミケが引きつけている間に部隊は散開できた。だが、新たな巨人の影が彼に迫る。巨大かつ知性を持ち、話すことができる獣の巨人!言葉が通じるだけに、その行動のおぞましさがより際立つ。

    故郷の村へとやってきたサシャが見つけた巨人と子ども。こちらは言葉がないからこそ、残酷さが伝わってくるという対比がえぐい!立体機動はなくても、サシャは巨人へと立ち向かう狩人となる!
    「伝統を捨ててでも一族と共に未来を生きたいと…思うとる 世界が繋がってることを受け入れなければならん」
    故郷の森から出ることに臆病だったサシャ。彼の父は森を出てでも生き抜く決意を語った。この森というテーマは今後も長く紡がれることとなる。丁寧語で接し続けてきたサシャが檄を飛ばしたシーンがカッコいい。

    エレンたちは急報を受けて現地へと向かう!ウォール教のニック司祭と一緒に!雰囲気は気まずい合コン状態!「自分の目で見て…自分に問う(キリッ)」に即座にツッコむエレンが好き。どうしても話せない理由は、人類よりも重いのか?!

    また、自分の故郷が破壊されていたコニー。涙を流すコニーに寄り添うライナーの悔し気な表情と、ベルトルトがその二つの背中を見つめる視線が痛い。手足が小さすぎる巨人の謎などを残しつつ、一行は城跡で夜を過ごす。だが、そこで違和感の点と点が線を結び?!「にしん」って海の魚だよな?という思考を断つように、危機は迫る!

  • この漫画に限らず様々な作品に登場するキャラクターの名前を覚えられない問題が勃発している。

  • 今回はもうヴィーナスの誕生みたいなポーズキメてる巨人にしか興味が行かなくなった。

    ギャグなのか?ギャグでやってるのか?!
    巨人にもユーモアを理解する心があるの??

    稚拙な画力と合間って、何を考えてるかわからない、理解し合えないってのが巨人の不気味さと恐怖の理由としてあると思うのだけど、「もしかして意思疎通できるんじゃ?」って思った途端にその不気味さがちょっと後退するんですよね。不気味は不気味だけどそこに愛嬌とかユーモアを感じ取ってしまう。

    今回はそんな「もしかして?」がいろいろあって今後の展開が楽しみなところ。

  • 名前不詳だった彼女の名前が判明したり、サシャが格好よかったり、表紙の獣の毛に覆われた新しいタイプの巨人が登場するなど、終始目まぐるしかった。
    面白いというよりむしろ、謎が謎を呼ぶから続きが気になって仕方ない方が大きい。コニーの故郷の村にいた巨人と、巨人達が壊した村に血も死体もないというのも気になる。どういうことなの。もしかして考えてることが当たる?そして、じわじわと104期の個々のメンバーの内面が。
    嘘予告のミカサのプロフィールになんだか和んだ。
    リヴァイ兵長の出番少なくて残念。

  • こっちも秘密の核心に近づいてきました。いやいや、気持ち悪くてはらはらします、、、もちろんほめてます

  • 謎ばかり増えてて、ちゃんと全部が解決するのかが心配でならない。
    獣の巨人、ユミルとクリスタ、人間の巨人化(?)・・・
    「知ることができる」というのはユミルかクリスタだけが読める文字で謎の答えが書かれているのだと予想。

    けど今巻おもしろかった。いろんなキャラクターのエピソードが見れた。特にミケ分隊長の死に様。勇気を奮い立たせて決死の覚悟を決めても、一瞬で食いちぎられる様が絶望的すぎる。

    サシャの「走らんかい!!」も震えた。前からわかってはいたけど作者はサシャお気に入りだな。しかしライアーまじでいいやつ。

  • この巻は少し思い出せるところがありました。
    獣の巨人をはじめ、いろいろと伏線が出てきて、これからおもしろくなりそうな予感がします。

  • 獣の巨人が気になる。

  • 11:18.94

全192件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

諫山創(いさやまはじめ)
1986年8月29日生まれ。
『orz』にて読み切りデビュー(マガジンSPECIAL2009年3号)。
2009年10月号より、別冊少年マガジンにて『進撃の巨人』を連載中。

「2014年 『進撃の巨人 悔いなき選択(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

諫山創の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×