惡の華 (8) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 812
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063848724

作品紹介・あらすじ

ボードレールを愛する少年、春日高男。ある日、彼は、放課後の教室に落ちていた、大好きな佐伯奈々子の体操着を、思わず盗ってしまう。それを、嫌われ者の少女・仲村佐和に見られていたことが発覚!! 盗んだことをバラされたくない春日に、彼女が求めた“契約”とは‥‥!?

常磐の部屋で、彼女の書いた小説のプロットノートを発見した春日。読みたい衝動に駆られ、ノートを手にするが、そこへ常磐の彼氏・晃司が現れ、春日は現実に引き戻される。晃司に誘われるがまま、常磐と共に彼らの溜まり場へと向かう春日。そこで二人の仲を疑う晃司に、常磐と昔好きだった子を重ねているんじゃないかと問われた春日は‥‥!?

感想・レビュー・書評

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  • 常盤さんの小説を通じていい感じなのに、佐伯さんが持ち出すのは仲村さんのこと。
    3人目の美少女が「悪の華」にロックオンされたような気が…。
    何もないのに、ドロドロでつらい。いっそ早く何か起きてくれ。

  • 私は、中身が空っぽだった上に、(カバー裏の言葉を借りると)思春期に苛まされた口だ。

    個人的に、孤独とそれを重ね合わせる春日の姿が印象的な巻。
    是非、常磐の言葉とその次にくる春日の表情から彼の気持ちを想像してもらいたい。

    高校生らしく楽しむ人とは一線を引く春日が細かい描写で描かれている。
    7巻から見られるその表情は彼の壁を感じさせるばかりで、切なくなる。

    そこに遠慮なく踏み込んでくる存在、上かあら見下ろすその視線には、嫉妬からくる悪意しか感じない。
    それでも春日と常磐から感じたのは、その人達に対する優越感でもなく嫉妬でもなく「違う」という気持ちを強くさせる
    孤独。これに尽きた。

    高校生時代にありがちだった、周囲の目を気にするあまり表にだせない物・・・
    その孤独に感じる領域に手を差し伸べられると、人は掴まずにはいられないのだろう。
    表紙の春日の腕は差し伸べているのではなく、常磐という共感できる人に引っ張って欲しいという願望の現われだろうか。

    そこまで想像させといて119Pの、それまでとは全く異なるあの表情にはやられたなーという思わずには居られなかった。
    レストランで向かい合う2人、昔好きだった人を今好きな人に重ね合わせているという両者の共通点と、
    一方で「そうなるよ」と断言する彼女は自分と常磐を重ね合わせ、同じ末路を辿ると述べているように感じた。
    それでも彼女は前に進み満足している、しかし、春日には断言している。
    そして彼の気持ちを自分のことのように理解しながらも、前に進めず幸せになれない姿に失望とリアルを突きつける終盤のシーンもまた印象的。

  • 佐伯さんの言葉や行動が、理解できてしまうあたりが。。この漫画を読むと、心がざわざわする。
    男性が書いてるのに、このように女の私の心をざわつかせてしまうのは、驚きます。
    うわーって言って落ち込んで、本を閉じる。でも、また読むの繰り返しです。

  • 思春期の少年の暴走と葛藤を描いた青春劇。

    中学編での奇行といい、高校編での周囲に馴染めない孤独感といい、
    つくづくこの主人公には共感を禁じ得ません。
    「どうしてそう恥ずかし気もなく楽しそうに生きられるのか?」
    僕も幾度も考えたことです。(今でも考えることがありますw)
    そんな孤独を抱える主人公ですが、見た目ほど不幸ではないようにも思えます。
    何故なら、短い人生で二人も理解者を得ているから。
    同じく、新ヒロインの常盤さんも幸せでしょう。
    隠した趣味を共有できる相手(主人公)を見つけたのだから。

    ただ、この二人の蜜月も決して安寧なものではないのかもしれません。
    まず、常盤さんの彼氏のコージ君。非常に分かり易い下品さを携えて
    本巻より登場した彼ですが、その類い稀なる品性を持ってして
    間違いなく二人の関係を複雑なものにしてくれることでしょう。
    (第一印象が悪すぎるので、彼には早々にご退場願いたいものですw)
    次に、元彼女の佐伯さん。笑顔で毒を吐く彼女の姿には、
    主人公以上の混沌を感じました。
    彼女との再会は、主人公の新たな葛藤を呼び起こすことでしょう。
    そして、未だ登場せぬ仲村さん。。。。などなど。
    まだまだ、予断を許せませんねw
    今一番、続きが気になる漫画です。早く次巻が読みたいっw



    以下、どうでもいいことですが、
    高校時代、就職のための面接練習では「趣味は読書」が禁じられてました。
    理由は、「読書=内向的」だから、とかだったかと思います。
    成程、あの頃の高校教諭達は、上っ面だけで人を選ぶ現代社会を
    暗に示してくれていたわけだ。
    主人公が暴走するのも理解できる気がします。
    本作に対する社会の反響も気になるところですね。

  • 凹む落ち込むとわかっていても読んでしまう。
    そして凹む。

  • 読了

  • 莉イ譚大セ?■?√??莉イ譚代r蠕?■繧上?縺ヲ縲ゆサイ譚代&繧薙?∵掠縺乗擂縺ヲ縺上l繝シ?

  • -

  • 常盤さんとのやりとりで、少しずつ春日も変わっていけるのかなぁと思った矢先に佐伯さんとの再会。

    絵が少し変わったからか、話の内容的になのか、私にとっては高校生編の方が落ち着いて読める。

  • 佐伯さんがこわいよー。

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著者プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を連載。

「2014年 『惡の華(11)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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