天才柳沢教授の生活(文庫版) (15) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2014年2月13日発売)
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  • 本 ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063849714

作品紹介・あらすじ

さあ、講義の続きです! 9年振りに刊行再開第2弾!!
柳沢良則の探求に終わりはない。これは、人間についての壮大な研究書である!

感想・レビュー・書評

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  • さまざまな話題を取り上げて、
    何となく試行錯誤的なイメージがあったが、
    この巻は『教育』の原点的な内容が多く、
    路線としてこのまま行って欲しいな感があった。

    第201話:『二つの太陽』は、
    似たような『虚言』に振り回されている大人に、
    ひとつのケースを提示している。

    第202話:『数式の行方』は、
    うーん。現実的にどうなのかなと。
    →お話しお話し。笑

    第203話:『まだまだ子供だ』は、
    柳沢教授の内面の話だけど、
    知りたいような知りたくないような感じがしたのは、
    もっともっと不思議な存在でいて欲しいからかもー。

    第204話:『労働の価値説』は、
    華子大活躍ー!!*\(^o^)/*
    見守る周囲の大人のはあとも温かい。
    こういうのが山下和美の本領発揮な気がするな。
    (*-ω-)*´ω`)*-ω-)*´ω`)ウンウン♪

    第205話『ペンがない』は、
    正子(教授の奥さん♪)の反乱の話。
    世の中の奥様は多かれ少なかれ、
    こういう思いをしているのだろうから、
    共感する読者もいるのでは?
    前髪がピロリンとした、珍しく取り乱した教授の姿。
    恨んだり疑う事のない純粋な教授に、
    読者は安心してページを追う事ができる。
    で、書いた推薦状がで、笑えた。

    しかし、万年筆。もうずっとしまいっぱなしだな~。
    中学の時にシャープペン全盛だったけど、
    敢えて万年筆を持って行った。
    高いのは買えないので当時出始めの、
    シェーファーの『ノン・ナンセンス・ペン』(当時価格¥500円)。
    安いペンはペン先が金素材ではなく、
    ペン先が固いのだが私はなじませるのが上手く、
    教師に『これ、とても書きやすく慣らしたね!』と、
    褒められたことは今でも忘れない。
    40年以上経った今でも大事にしまってあるよ♪(^-^)

    第206話:『母のおもかげ』は、
    教授の子ども時代のこころの内面の話。
    でもなんか現在の教授とのギャップを感じるのはなぜだろう?
    そこの変遷の過程はまだまだ先になるのかな~?

    第207話:『進化する表情』は、
    嫉妬の話、←と言ったら身も蓋も無いか。笑
    もう少し掘り下げたらもっと良かったかもー。

    第208話:『立ち入れない人生』は、
    題名が表すように『立ち入れない』で終わっちゃった感がある。
    一つの問題提起としての話かな。。

    第209話:『わたしのおうじさま』は、
    柳沢教授の妹・則子と華子との戦い。
    いや~、則子さん、もそっとエピソードが見たい。笑

    第210話:『会えないあなたへ』は、
    一瞬『ビリギャル』が脳裏に浮かんだが、
    いろいろな要素を含ませた話。
    結末をつけない辺りが山下和美流なのかも。

    第211話:『みんなの番長』は、
    これ、小学生とかに見せるべきかも。
    しかし柳沢教授の若かりしお姿は美形ですな。
    目も開いてたしー。笑

    第212話:『ずっとあなたが』は、
    夢落ちの話だけど、
    『今の幸せ』の大切さを教えてくれる。
    ううう、それにしても加齢は過酷だな~。

    1巻から15巻まで一気に読んできたけど、
    ややサチって来た感はある。
    キャラクターが作者によってどうとでも動かせる、
    そこらへんがときどき感じる違和感なのだろう。
    『いい漫画』より『売れる漫画』を、
    描かなくてはならないのが辛い所なんだろうね。

    ○市立図書館所蔵

  • 安定の面白さ。柳沢教授はもちろん、登場人物みんな大好き♪

  • 心暖まるなぁ(*´ω`*)柳沢教授も良いけれど、この漫画に出てくる人は皆ステキ!(^^)17巻まで後2冊、どんな話なのか楽しみ♪とりあえず、早く4月(16巻発売)にならないかなぁ(´∇`)

  • 安定の読み応え。
    現実的でコミカルで、ときどきファンタジーで、
    じんわり心に染みます。

    今回も染みました。次は4月かぁ~。

  • いやあ、やっぱり柳沢教授は素敵だなあ。

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著者プロフィール

1980年「週刊マーガレット」からデビュー。主に少女マンガ誌を中心に活躍していたが、『天才 柳沢教授の生活』で「モーニング」に不定期連載を開始。以降、『不思議な少年』など話題作を発表し、女性、男性問わず幅広い人気を得る。現在、「モーニング」にて『ランド』を月イチ連載中。

「2018年 『杉原千畝 命のビザ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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