作品紹介・あらすじ
バス内で眠らされ、他の乗客とともに拉致された金田一少年と美雪。連れ込まれたのは廃墟となった古い病院。そこで、覆面の怪人により、ゲームに負けた者は爆死してしまう「殺人ゲーム」が問答無用に開始される!
感想・レビュー・書評
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「ゲームの館殺人事件」収録。
今流行りの脱出ゲームを題材にした事件。これまでとは作風が異なり新鮮でしたが、延々とくだらないクイズをやってる印象。極限状態のはずなのに臨場感が伝わって来ませんでした。物語自体もあっさりしていて物足りなかったです。
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金田一少年の事件簿にしては珍しく(?)、犯行事態の目的(ターゲットは全員殺す)は達成された感じです。まぁ、死者が2名と少ないってのもあるでしょうが。
今回の内容は、友人と遊園地で遊んでいるさなかにはぐれ、帰りのバス代さえ使ってしまった挙句、美雪と徒歩で旅館に向かう途中、大雨に降られ、偶然通りかかったバスに乗せてもらったら催眠ガスが出てきた。感じです。
書いただけですと、悲惨なことこの上ないですね。
犯行の動機はともかく、今回の事件は違和感たくさんあって、狙われてるのはわかるけど誰かはわかんない感じでした。
もうちょっと読み応えは欲しかったですね。薄かったので笑
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何と言うか…。子を想う親の想いがこんな殺人ゲームを作ったのかと思うと…。でも100億ものお金をポーンと寄付してしまう梢さんも、ある意味すごい人なのでは…? 事件の動機がお金っていうのはよくあるけど、「お金そのものが『幸せ』ってわけじゃないしな…」という一ちゃんのセリフは深いですね…。
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最後が納得行かない…。
せめて借金は返せばいいのにってどうしても思ってしまう。
人生やり直すにしたってマイナスからやり直すのは大変なんだから!!
著者プロフィール
1991年、『カーリ!』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。1992年より週刊少年マガジンにて、『金田一少年の事件簿』を連載、大ヒットとなる。ミステリー漫画ブームを巻き起こした本作品は、第19回講談社漫画賞を受賞。その他の作品に『探偵学園Q』『金田一37歳の事件簿』などがある。
「2022年 『小説 金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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