- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063870220
作品紹介・あらすじ
森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!
ショパン・コンクールも大詰め。ファイナルでの出番が刻一刻と迫る中、カイと阿字野の二人で行う最後のレッスンがはじまった。その頃、自らの甘さと過ちに気付いた雨宮は、カイのために自分ができることを探し始める──。9月に発売された20巻も発売即重版、連載開始から10年を越えてもなお絶好調の一色まことの大人気シリーズ最新刊です!
感想・レビュー・書評
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いよいよ大詰ですね!
やっとここまで来た!
カイがスキャンダルに負けるとは思えないけど、でも頑張って欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みんないいこなんだよなー。ほんとに。あ、デジャヴュ。
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雨宮とカイの友情戻って良かった。阿字野との別れが近づいているようで寂しい
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2020.10.17市立図書館
187 君の”1番”のために
188 阿字野バージョン
189 「忘れろ」
190 一人の練習室
191 グッドフェローズ
192 ミュージシャン・ハンド・ドクター
193 ピアノ協奏曲第2番
194 ”パン・ウェイの真実”
195 ゴシップと闘志
コンクールもファイナルが始まり大詰めだが、海と雨宮の関係のクライマックスはこの巻か(カバー画も二人の姿なのが象徴的)。師から離れて独り立ちする瞬間に寄り添い支えられる存在というのはやはり尊くかけがえがない。
「ちはやふる」千早と新のかるたさえ続けていればいつかまたあえる、という関係を思い出す。それぞれとの出会いがそれぞれをここまで連れてきてくれたという気づき(雨宮だけでなく、海の方でも…)が感慨深い。
音楽ではなくゴシップでゆさぶりをかけてくる連中とのたたかい、そして着々とすすんでいた海のひそかな企ての成否は…
この巻では阿字野の言葉があれこれ印象に残った。
「辛いことは心を強くする 楽しいことは心を豊かにする きっとその両方が人を成長させていくんだと思う」
「カイの記憶力はとにかくすごいんですよ/でもカイがもっとすごいのは…一つ言えばそこから十は学ぶ所です/私はこの6年…カイの質問攻めにいつでも答えられるように…多分生涯で一番勉強しました/でも実はカイは楽なコです/学ぶのに受け身ではないから…」 -
雨宮くんと仲直り。しかし、パンウェイのゴシップ記事が出て、次はカイくん?
どうなるのかなぁ。カイくんの指も心配。 -
カイと阿字野、ファイナル前の最後のレッスン。そして雨宮は・・・。「辛いことは心を強くする。楽しいことは心を豊かにする。その両方が人を成長させる」という言葉に胸が熱くなった。
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雨宮(あまみや)は俺の初めての同志だった。――コンクールはついに佳境。ファイナルでの出番が迫る中、カイと阿字野(あじの)の最後のレッスンが始まる。「俺から、大切な人が次々と離れていってしまう……」阿字野の最後のレクチャーは、カイにとって意外なもので……。その頃、自らの甘さに気がついた雨宮は、自分のなすべきことを考え、行動を起こす!(Amazon紹介より)
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痺れる展開…カイほど感情豊かに育った男の子はいないだろう。阿字野に出会い、学ぶことに忙しく、全てにおいて意欲的で、哀しいや寂しいと言う気持ちに蓋をして来たんじゃないだろうか。忙しくしてれば嫌な事は忘れる、と言うあの原理で。
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カイと雨宮の練習シーンも名場面でした。でも、これからコンクールの最終戦が進むなかで、スキャンダルが起こり、指の障害も出てくるのでしょうか?なんだか嫌な感じの伏線が張られましたね。