大砲とスタンプ (1) (モーニングKC)

速水螺旋人

• 講談社 (2011年12月22日発売)

作品紹介・あらすじ

銃の代わりにペンを持て！

戦争の裏方、兵站（へいたん）軍所属の、熱血官僚主義っ娘マルチナ・M・マヤコフスカヤ。彼女の主な任務は物資の輸送や補給。前線兵士に馬鹿にされようが振り回されようが、私は信念貫きます！
「私たちは書類で戦争してるんです！」


銃の代わりにペンを持て！戦争の裏方、兵站（へいたん）軍所属の、熱血官僚主義っ娘マルチナ・M・マヤコフスカヤ。彼女の主な任務は物資の輸送や補給。前線兵士に馬鹿にされようが振り回されようが、私は信念貫きます！「私たちは書類で戦争してるんです！」

感想・レビュー・書評

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2023年1月15日]

【岡山大学】文学部プロジェクト研究「マンガから見るロシアの戦争」（2/9,木 岡山大学津島キャンパス）｜国立大学法人岡山大学のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001173.000072793.html

『大砲とスタンプ（１）』（速水　螺旋人）｜講談社コミックプラス
https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000018278

[knkt09222さんの感想 · 2022年2月1日]

「靴ずれ戦線」を読んで駿っぽいなーと思っていたら、
本作１４５ｐに、押井守が用いた、道路の向こうから戦車が来る構図（「天使のたまご」「劇パト２」）があった。
兵站軍＝「紙の兵隊」たちの、あれやこれや。
２０１１から２０２０年連載、全９巻とのこと。
ぼちぼち読んでいきたい。

[see_you_cowboyさんの感想 · 2013年12月27日]

お……女の子だったのか！
ミリタリ全然詳しくないのですが、そんな自分にもとっつきやすくて面白い。あと速水螺旋人さんの絵の描線がすごく好きです。美味しそうな線。

[あさひさんの感想 · 2013年10月11日]

戦争は長期化。開戦当初の高揚はなく、倦怠感が漂い、兵士の士気もモラルも低下気味。
そんな戦争が日常化した架空の国の兵站軍の物語です。
後方支援とはいっても、兵士の生活を支える重要なお仕事。
物資の横領があったり、戦費が無くなったり、マルチナの苦労は絶えません。
物騒でもユーモラスなところが良いですね。
実際、下らなくて馬鹿馬鹿しいことで死んでる人は大勢いると思います。
戦争は不条理なので。
可愛いけどポンコツそうな兵器たちも大好きです。

[aktioさんの感想 · 2013年6月4日]

兵站業務漫画。とりあえず袁世凱で笑った。

作者得意のロシア革命後位の時代設定にファンタジックな兵器を出したもの。メカメカしてなく話主体で初めての方でも読みやすいかと。キャラクターも融通の効かない主人公とかバカにされると泣いちゃう女の子とかかなりかわいいです。

ロジスティクスな所もちゃんとしてるので、ミリタリー裏話的内容もお勉強になります。

[natsume15さんの感想 · 2013年3月11日]

お笑い比率やや高めか・・・？
「兵站」をメインにしたところがめずらしい。

[dannerさんの感想 · 2013年3月3日]

兵站、融通の利かない軍人、きわめてユニークな設定。
作者はメカが好きらしく、あまり兵站自体については設定以上に入り込んで来ないが、それがドラマとしてかえって読みやすくなっているかもしれない。

[じろさんの感想 · 2021年2月21日]

戦争を「兵站」視点で描いた漫画。
「兵站」って言葉を初めて知ったけど
現代の企業の総務的な部署とやってることは同じで
兵站兵は実際はこんな日常を過ごしていたのだろうと想像する。
そして、戦争で兵站を疎かにしてはいけないし
企業は総務を疎かにしてはいけない！！

情報量の多さ！！下調べや(物語におそらく影響しない）設定がすごい。
絵がかわいいからするする読めるけど、人は死んでいく。

・いちばん有能な軍隊より いちばん無能でない軍隊が勝つ　これが戦争だ(p.99)

[arajin88さんの感想 · 2018年11月20日]

× 在庫なし

[bukuroguidkodamaさんの感想 · 2018年10月26日]

戦争中の国の兵站軍が職場という題材が面白い
登場人物たちがあっけからんとバタバタ退場するようすを上手く表現できていて
マンガとしての出来栄えのなかなか達者
各話の間に作中で出た兵器の拡大図が乗っているのは
さすが冒険企画局だけあって相変わらずとても不快

著者プロフィール

1971年11月30日生まれ、京都府出身。
漫画家＆イラストレーター。
既刊は『靴ずれ戦線』（徳間書店）『オープンダイス・キングダム』（冒険企画局）、『螺旋人リアリズム』（イカロス出版）など。
今作『大砲とスタンプ』が「モーニング・ツー」初登場となる。

「2014年 『大砲とスタンプ（4）限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」