特上カバチ!! カバチタレ!2 (31) (モーニングKC)

  • 講談社 (2012年10月1日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784063871470

感想・レビュー・書評

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  • 嫁姑決戦。

  • 今回のテーマは嫁姑問題。
    気が強い同士でお互いに反発しあう嫁姑。
    それに家を購入する話が絡んで、ますます嫁姑の仲は険悪なものに・・・。

    その間に挟まれてしんどい思いをしている夫であり息子が依頼人。
    田村は偶然知り合った依頼人から相談を受け、自分はまだ結婚もしてない・・・どころか女心もろくに分からないのに依頼に取り組む。

    だけど自分が全く経験してない未知の世界だけに、どうしても依頼人の心情を汲むことができない。
    それを依頼人も察知して、「どうもこの行政書士、頼りないな~」と思う。
    けれど、そこは分からないのは分からないなりに専門家、法律のプロとして問題を解決に導くという話です。

    嫁の心情や行動がホント、リアルに描かれていて読んでて「そう、そう~」と思いました。
    人ごとじゃないな・・・ってリアルさ。
    そして、結末も正に「酸いも甘いも噛み分けた人間の書く結末」という感じで良かった。
    これが若い時に読んでたら、どうしても「これでいいの?」と思ってただろうけど・・・。
    やはり人間、経験しないと分からないんだな~。
    でも分からないなりに、真剣に依頼人の立場に立とうとする田村はエライ!

  • 嫁姑問題がテーマ。家を建てるのに親から頭金を出してもらわないと建てられない。しかし、買った家はカミサンの実家に近い。老後の面倒を見ないという意味かと義理の姉も出てきて紛争になる。実家に帰っても食事を作らないといったディテイルが強烈で、嫁姑のスレ違いぶりがこれでもかと描かれる。それに法律が絡んでくるのだが介護の義務など勉強になる。

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著者プロフィール

1972年広島県呉市生まれ。高校を卒業後、設計・製図会社に就職するが「漫画家になる」と社長に宣言し、1年で退職。1996年に、従兄弟・田島隆の紹介により、青木雄二氏と出会い、大阪に出ることを決意。半年間『ナニワ金融道』の作画を手伝う。1998年、処女作『五番街』で「ヤングマガジン」のちばてつや賞入賞。1999年より「モーニング」にて『カバチタレ!』、2005年より同誌にて『特上カバチ!!』、2001年より「イブニング」にて『極悪がんぼ』を連載。2009年9月より『激昂(ブチギレ)がんぼ』を連載。2013年5月より『カバチ!!!』の連載を開始した。大阪府大阪市在住。

「2021年 『カバチ!!!-カバチタレ!3-(39)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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