- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063871838
作品紹介・あらすじ
あっちゃんは新しい恋をしてるけど、なんだか前へは進めない。
自分から別れを切り出したのに、思いを引きずっているコーへー。
実家に戻った高野さんはそろそろ出産の時期。
離職、妊娠、手術、アレコレ……
心も身体も変化した第三次性徴白書、完結!
あっちゃんは新しい恋をしてるけど、なんだか前へは進めない。自分から別れを切り出したのに、思いを引きずっているコーへー。実家に戻った高野さんはそろそろ出産の時期。離職、妊娠、手術、アレコレ……心も身体も変化した第三次性徴白書、完結!
感想・レビュー・書評
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これだけ男女が並列に扱われるようになってきても、昔からすれば不可能だったことが可能になっても、基本的には生殖の仕組みは変わらない。
ドライというか、どこかクールなあっちゃんだからこの結論になったのかなぁ。
むるたん、どう思う?
人と人の関係は突き詰めれば、出会ってから一緒に居続けるか、離れるかの二択。一人でいるか、誰かといるか。 -
テレビの紹介から読み始めた漫画が、最終巻まで読み続けた。
漫画というより、小説のような繊細な心理描写がうまくされた作品であった。
歳が近い設定で、ノウノウと生きるだけでなく
一つ一つ行動の責任や運・意思・気持ちが大切なんだと
教わった漫画でもあった。
本作のような良品に今後も出会えれたらと思う。 -
恋は意志と気持ちと運。いろいろ上手く行かないことがあったからこそ上手くいくように模索していく、まだまだ成長過程のふたりだけれども、ただ思うのは「幸せになれー!」ってこと。あっちゃん、綺麗になったな。琴ちゃんも……幸福感に溢れたラスト。いろんな問題は山積していてふわっと終わったことに不満を持つ人もいるかもしれないけれど、これでいいのだ。割り切れないことのほうが面白いってことも、ままあるでしょ。
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落ちつくべきとこに落ちついて嬉しい。ただ、最後にこうへいくんが悩む場面が心に残った。こういうところがリアル。
物語は終わったけど、この先が気になる。2人とも幸せになってほしい。 -
「こういう未来も悪くなかったって思えるように、頑張ってみようよ。」
この言葉に僕がどれだけ救われたことか!
人生は選択と後悔の連続だ。
ある選択を絶望的に後悔しそうになったときも、この言葉のおかげでいつも前を向いていられる。 -
自分もこんな風になるのかなぁ、とか
あっちゃんの考え方わかるかもしれない、とか
現実と結び付けられるんだけど、きっと現実だったらあっちゃんとこーへーはお互い別の道を行くんだろうなって思った。でも2人の幸せを願わずにはいられない。2人が一緒に生きる選択をしてくれてよかった。 -
第三次性徴白書と謳っていますが、そのココロは心も体も成長したいい大人の最後の思春期のおはなし。
あらすじを書くと、この話おもしろいの?と言いたくなるような話です。
コーヘーはほんとにヘタレだし、
あっちゃんも高野さんも、同じ女として否定はしないが共感だってしないよ。
この女性二人は、もどかしくも清々しい。男前。
コーヘーはとことん女々しいのに、ほれぼれするほど男前。
内容は実はかなり重い。が、軽いタッチが絶妙で妙に生々しい。
泥沼化しないのが逆に怖い。
最後を読んで、えー、えー、やっぱりそうなるのー?ってなってしまうのは、否めないよねー。 -
ダヴィンチで紹介されてたので大人買い。
これ、実話だったら、もーっともーっと
ドロドロするんじゃ?
とか思いながら、一気に読破です。
最後に二人で選択した答えが正しいのかどうかは分かりませんが、
それだけしんどくても誰かといたいと思うことがすごいな。
つか、この人といたいと思える人に出会えるのがすごいわ。 -
終わっちゃったー!
あっちゃん、そういう選択をしたんだね。
最後、過程は分からなかったけれど幸せそうで良かった。
たんたんと、自分に正直に静かに生きていきたい。 -
重たい人間関係が描かれ続けた「にこたま」ついに最終巻。それぞれの求めるものとそれに答えることが描かれていました。
足し算引き算ではない相手。良い条件を足していけばデカイ数字になってしまうプラスな相手とダメな条件を挙げればキリがないマイナスな男どちらが良いか。まぁ普通に考えれば良い条件だと思いますが自分のパーツと相手のパーツが合ってないと意味もないんですかね。好きといった感情を考えれば考える程味気なくなってしまうとむるたんは言いましたが、なんとなくで付き合うのが一番ラクちゃラクなのかなぁと考えてしまう自分はまだ玉ねぎ剥いてる途中みたいです。女子の切り替えの良さにはリアルでもフィクションでもすごいと思ってしまいます。
広げられる男とは。遺伝子を繋ぐことが男の本懐、だけど生活を広げるのもパートナーとして務めと言われてしまうと自分はコウヘイと一緒でグルグル考えてしまうんですが作中でむるたんがステキなことを言ってくれています。「うまくいくかどうかは関わる人たちの意思と気持ちとあとは運じゃない?」この言葉は最後に運が入っていてくれるのが救いです。自分の気持ちにしたがってそれが失敗か成功だろうとあとは運次第といわれると少し荷が軽くなりますね。なんだかんだやってみないとわからないんでしょうが、準備としてこういう作品見れたのもいい機会だと思いました。
最後は収まるところに収まった形ですが完全な答えがでないからこその終わりでした。あー結婚してー
※ブクログの感想みたあとの追記
やっぱり女性の方たちの感想を見ているといかに自分が男性目線でしかモノが見えないんだなぁと思い知らされた作品でした。あっちゃんの出した答えがそういった捉え方もあるのかぁと納得させられました。はい女心全然わからないです。あっちゃんの1つの答えをハッピーに捉えてしまうのが自分の頭お花畑な部分なのかなとも思いました。
だけど、男としてはパートナーの女性が決めた答えを自分なりに考えたいんだよなぁそれが見当違いでもさ。うむ女心全然わかんない!助けてむるたん! -
交際9年、同棲5年の仲良しカップル、
お弁当屋さんのあっちゃんと、弁理士のコーヘー。
ある日コーヘーから他の女と浮気して子供が出来た、
と告げられるあっちゃん。事実だけだと酷過ぎる話。
一度のみ浮気相手の、会社の上司の高野さんは、
一人で産んで責任持って育てるので、
一切関与しなくて大丈夫、とのこと。
戸惑いながらも、あっちゃんを大好きなコーヘーは
これからもあっちゃんと一緒にいるべく奮闘。。。
どこかコーヘーを一方的に責める気になれないのは、
ペコ先生があっちゃんはもちろんコーヘーも、
そして高野さんの心情や状況の描写がとても丁寧で
誰しもが共感出来るような描き方をされてるからで。
それでもあっちゃんの苦悩は半端ないわけで、
一旦家を出て、結果やはり別れてしまう二人。
でもあっちゃんだってコーヘーを大好きなわけで、
わ、わかるわあ、、、、!!!!と超共感しました。
私は事実や現象のみでそこで脳がシャットアウトして
全てを否定出来る思考の持ち主ではないので、
(でも絶対そっちのが生きるの楽だろと思う)
浮気されても子供出来ても居心地の良さが勝る!好き!
となってしまうのは分かり過ぎます。ダメ女ですかね。
その後卵巣腫瘍手術で子供が産めない身体になり、
その事実でまたも葛藤するあっちゃんは辛過ぎる。
別れた後新しい恋をしてみるものの結局結果破局。
そしてもはや恋愛関係のみではない繋がりを、
コーヘーとの絆を実感していたあっちゃんは
コーヘーにプロポーズ、そして結婚後、養子を迎え、
家族三人の絵で物語完結。うーん、良かった。
多分見る人が見れば「え!?こんなのアリ?」
「コーヘー許せない許さない!」て人もいると思う。
なので人によっては好き嫌い?ある作品なのかも。 -
それぞれの家族の形が示されて、これはこれで良かったと思う。
あっちゃんが初めて大泣きした時は、少し安心した。冷めた様に見える人でも、心の中はいろいろな思いで渦巻いていると思うから。
この後、彼らにはまた問題が起きて離れたりくっついたりするかもしれないけど、それも仕方ない…と思わせる話だった。 -
傍から見たら新しい恋の予感のあっちゃん、
でもコーヘーとの10年間ってのは重い……。
コーヘーも新しい人生を!!と思っても、
やっぱりあっちゃんがチラついてしまう。
コーヘーは高野さんに
『流され巻き込まれながら前に進んでる』と指摘され、
あっちゃんはあっちゃんで誰かと生きてゆくことを切望。
あっちゃんが一緒に生きたいと願った人は………。
この話、着地点はどうなるんだろう?って思いながら読んだけど
取り敢えず3人とも気持ちが固まって
前に進んでコレはこれで良かった。
久々女性として重い漫画を読んだ(~ヘ~;)ウーン -
30手前の男女の恋愛
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読み進めたくないよー!こわいよー!って思ったけれど、読んでよかった。あっちゃんもこうへいくんも、みんな幸せになる方法があるなんて…!
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意外と前向きと言いますか、後味の悪い感じにならなくてよかったです!!
ヽ(・ω・)/ズコー
最近、暗いラストを迎える作品…映画でも小説でも何でもいいんですけれども、ともかくそういうのが苦手になってきていて…年のせいでしょうか? まあ、何にせよハッピーなエンドの方が読む方としましても、ほっとするものですね…。
ヽ(・ω・)/ズコー
なんつーか、男が描く漫画にはない大切なこと…と言ってはこっ恥ずかしいですけれども、そういうものを教えられたような気がします…と言うと少々大げさでしょうか?
けれども自分としましてはいたって真面目に上記したようなことを思った次第であります。さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
いろんな場面で胸がキシキシと痛んだ。
あっちゃんとコーヘーくんが別れた場面がつらくて切なかったけど、あの場面が一番印象的で話的にもよかった。
私としては、コーへー君より、石田さんと一緒になったほうがいいと今でも思ってる。
だけど、あっちゃん、自分が子供生める体でないけど、家族がほしい、養子縁組を考えたとき、父親になってほしいのはコーヘーくんということでこの二人は一緒になったんだろうけど、
コーヘーには、高橋さんとの間に血のつながる子供がいるわけで、
コーヘーくんはそれでもあっちゃんと一緒に養子を迎えてでも一緒にいることを選んだことは
いいんだろうけど、私としてはスッキリしない。
本当に今でも石田くんのほうが・・・って思っちゃうんだよね。
まぁ人それぞれなんだろうし、各々の人生だからこんな人生もありなんだろう。
でも、私にはいまいちすっきりとした完結とは言えなかった。
この二人は波瀾万丈な人生をおくりそうです。
この瞬間の「晃平」の不在こそが、晃平のしたことに対する答えなのだ。
自分...
この瞬間の「晃平」の不在こそが、晃平のしたことに対する答えなのだ。
自分もラスト読んで「おや?」と違和感あったのですが、
↑のように書かれていたのを見て、ぞわっとしてしまいました。
ほんと、その通りですね。
あっちゃんが、晃平を選んだもう一つの理由は、あっちゃんは子供か産めないと言う負い目があるけど、晃平は浮気して外で子...
あっちゃんが、晃平を選んだもう一つの理由は、あっちゃんは子供か産めないと言う負い目があるけど、晃平は浮気して外で子供がいるって負い目があるからですよね。
石田さんの「自分の子供を抱く機会」を奪うことには躊躇して身を引いたのに、晃平には「養子を取るための父親役をやってくれ」と言う話を持っていけてしまう。それは、やっぱり「まあ、君の子供はもういるしね」という晃平の弱みをついて、なりふり構わず家族を作ろうとするあっちゃんの強い意思を感じます。
女の人は赦したりしないということがガッツリ書かれている話だなぁと思いました。
それであれどうであれ、幸せにはなれる、ということも。